震える指で押した「投稿ボタン」が、YouTube6万再生と54の物語に変わるまで
はじめに
2020年、震える指でYouTubeに最初の動画を投稿しました。
顔を出すこと。 動画を撮ること。 それだけで、心理的ハードルが果てしなく高く感じていました。
カメラの前で話す自分の声。 画面に映る自分の顔。
動画の撮影もYouTubeでの公開も、やらなくてもいいことでした。
誰も期待していないし、求められてもいないこと。
それに、動画の自分があまりにもぎこちなくて、「本当にこれを公開していいのだろうか」と何度も自問自答しました。
それでも、公開ボタンをクリックできたのは、その時の僕に撮っては奇跡でした。
あの一歩から始まった54の物語
そして、あの動画から、YouTubeインタビュー企画『転機・支え・幸せ』シリーズが始まりました。
54人の方々に、人生の転機、心の支え、幸せについて語っていただきました。当初のインタビュいーは、僕が関わる日本語教育の先生方、そして、この人のお話をぜひ伺いたいと思う方々に広がっていきました。
それぞれの人生には、それぞれの物語があります。
ある人の「転機」は、予期せぬ出会い。
ある人の「支え」は、言葉ではなく誰かの存在。
ある人の「幸せ」は、大きな成功ではなく、日常の小さな瞬間でした。
インタビューを重ねるたびに、気づかされました。
転機も、支えも幸せも人それぞれ。
でも、一歩踏み出した人にだけ見える景色があることに。
63,178回再生
動画は、30分から、長いものは2時間。「短くないと見てもらえない」と言われる時代に、無名の僕がインタビュアー。それでも、ありがたいことに63,178回再生。登録者数は900人を超えました。
数字は気にしていませんが、こんなにたくさんの誰かが、いのちの時間を使って、この動画の人生の物語に耳を傾けてくれた。 感動と感激と感謝の気持ちでいっぱいです。
「かろやかに始める」
今は「かろやかに始める」ことを意識していますが、あの日の一歩は、本当に重く感じました。
完璧じゃなくていい。 準備万端じゃなくていい。
そう思えるようになったのは、震えながらも投稿したあの日の自分がいたからだと感じています。
あのときの自分の手の、心の重さを知っているから、「かろやかさ」の価値がわかるようになりました。
当時の自分へ
2020年の自分には、こう伝えたいと思います。
「重くても、かろやかでも、とにかく始めてみて」
大事なのは、踏み出すかどうか。
震えながら投稿したあの動画が、 54人の物語につながるなんて、想像もしてなかったでしょう? 6万回以上も再生されるなんて、思ってもみなかったでしょう? 公開ボタンの上で迷いに迷っていたあの指が、こんな未来を作るなんて。
行動したときにだけ、未来につながる。
想像もしなかった景色が、きっと待ってる。
今、何かを始めようとしている人へ。
「最初の一歩」はとてつもなく重く感じるかもしれません。
でも、重いなら、その重さを感じながら、始めてみることが大切だと思います。
その先に、どんな景色が待っているかは、 始めてみたあなたにしかわからないから。
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