#バックナンバー【“コスト・パフォーマンス”実は負債の先送りかも…】
【珈琲のオトモのマメ知識 vol.370】
『コスト・パフォーマンス』
参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/コストパフォーマンス
『あるものが持つコスト(費用)とパフォーマンス(効果)を対比させた度合い』
費用対効果やコスパとも言われます
未だ日本では、デフレの印象が強く、
メディア等では、この文言が多く見受けられる
当然、多くの方は、これを気にするようになる
『安くて上手い店』『激安スーパー』
なんて、特集が組まれ易いのが、このご時世…

ただ、企業において、この概念は、
非常に重要なファクターであります
なので、コスパは、
コンサル用語だそうです
ただし、和製英語なので悪しからず…
英語では…
『reasonable』:合理的
『cost-effectiveness』:費用対効果
『good value for money』:購入価値
これらが似たような意味だそう
意味が細分化されてますね
本来の意味合いとしては、
正に“費用対効果”で、文字通りです
100円の費用を使ったら、
伴った売上が、いくら上がるか?
100円使って…
A ⇒ 120円の売上ができた!
120円-100円=+20円(利益)
B ⇒ 70円に割り引いて売ってしまった…
70円-100円=△30円(損失)
C ⇒ 100円で何とか売れた
100円-100円=±0円
△30円 < ±0円 < +20円
これが費用対効果の評価ですかね!
この場合、Aは金額は小さいですが、
利益は算出できてますね!
“額面”ではなく“率”にしてみると…
20円÷100円=20% 利益率は“20%”
ってことは、売上が…
100万円なら…
100万円×20%=20万円
1,000万円なら…
1,000万円×20%=200万円
1億円なら…
1億円×20%=2,000万円
どうですか?
やっていけそうじゃないですか?
これが資力のある大手の行う手法
『薄利多売』ってやつですね!
じゃ、これをやろう!じゃないですよ
これは“資力”これがあって成立します
資金体力、つまりお金のことです
なければ、更なる値引きで、資金を削られ、
何時しか底を突き、倒れていく…
中小零細企業は、ここには向きません
と、閑話休題、残りのBとC
これらはどうなのか?
Bは論外です…
そもそも、この連続だったとすると、
永遠に損失を出すばかり
当然に倒産です…
では、Cはどうなのか?
数字だけ見ると利益は出ないものの、
やってはいけるんじゃない?
って感じですかね?
これ、答えは“NO”です
考えられる要因は…
・物価の上昇
・人的コスト
それぞれ確認すると、
・物価の上昇
現代ではこれが問題視され、
国も四苦八苦といった様相
この場合では、仮にですが、
物価が1割上昇したとしましょう
すると、100円だったものは、
100円×(1+10%)=110円
つまり、次は110円ないと、
そもそも、費用が足りません
ってことは、仮に、110円で売れたとしても、
そもそもの仕入ができないわけですから、
これもゲームオーバーですよね?
現代でも、これが起こってますよね
物価が上昇し、仕入等が実質的に縮小
伴って価格転嫁できるとのかというと、
これもパワーバランスなどから、
そう交渉が上手くいくこともない
結果として、売上も利益も縮小
人件費等の固定費は絶対的に必要
これで事業が回らなくなる
という悲しき寸法でございます…
2023年10月からのインボイスも
実質的に強制的な物価上昇です
消費税はそのまま価格に転嫁ですからね
さて、この値上げ、交渉できるでしょうか?
今回は、公正取引委員会が動きまして、
値上げ拒否は、通報案件となりましたが、
そもそも、安い業者に切り替えられたら?
話になりませんよね?
結局、割を喰うのは、中小零細です
今後は、同様な事象は多々あるはず
何か、対策が必要だと思うのですが、
みなさん、なぜ動かないのでしょうか?
・人的コスト
人的コストは、いわゆる“給料”
人は社会で生きるためには、
コストがかかります
食費に家賃、税金や社保料もある
つまり、継続するためには、
最低限、これを売上に乗せる必要がある
ってことは、そのままの価格での販売
これはあり得ないですよね…
これでは、日本で言うボランティア
私的には、これを“趣味”と呼びます
さて、なぜこれらの確認をしてきたか?
ここからが本題だからです!
これらを素直に確認していくと、
あることに気付かれれる方もあるかと、
“給料”のことです
これって誰の給料なのでしょうか?
必ずしも他人なのでしょうか?
いや、あなたかもしれませんよね?
しかも、その給料があるってことは、
継続的に、その雇用母体が存在しているってこと
つまり、
・企業の継続は必須
・給料の支払いも必須
そんな中、買い手側が「コスパだっ!」
と言って、モノの価値を見い出さず、
値段ばかり低額購買を繰り返したとしたら…
企業は必ずどこかで繫がって経済活動をします
そうなれば、社会全体でそんな動きをしようもんなら、
企業の存続はできるのでしょうか?
さらに、存続を辛うじてしたとして、
給料まで支払えるでしょうか?
支払えたとして、きっと減りませんかね?
だって、顧客がお金を支払いたくないのですから…
あなたの経済活動の姿勢が、
経済を壊してはいませんかね?
自らの首を絞めていませんかね?
それとも、痛い目を見てからでないと、
わかりませんか?動きませんか?
それって、もう遅くないですかね?
企業での“コスパ”これは重要です!
では、対して個人における“コスパ”
果たして、執着すべきものなのでしょうか?
価値を見い出し、適切な対価を支払う
だから、あなたの“給料”が上がるのではないですか?
自分は何もしないどころか、
自分ばかり財布を絞めて、
誰かが勝手に給料を上げてくれるのでしょうか?
あなたが資産家だったとしたら、
そんな施しなんてしますか?
政治家が悪い事して稼いでる
経営者がひとりで溜め込んでる
そんなことあると思いますか?
あるにせよ、ないにせよ
価値を見い出すのは“あなた”です
卵が先か?鶏が先か?
今回なら“まず出す!”が先です
それを『投資』と言います
まとめると、今の“コスパ”
これって、言い換えると
『ただの負債の先送り』
ってことなんですよね

本来、そこで支払わなければいけなかったものを、
コスパだと言って、将来に“先送り”して、
その負債の清算を『自らの給料から天引き』でされる
こういった構図になってますよね
じゃ、どうするのか?
賢く立ち回るには“スキル”が必須だと思いますよ
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