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紙魚



豆大福画く

 しん  音  部屋。ボス 書物庫 空気は、湿 紙と古 の匂 。ここ 書物 は、人間よりず 長く をしてい 。私──白鼠 式神、豆大福は 音を てず、影の中に らに浮かぶ棚 影をぴょ  渡 。今日は非番、特  もなく暇を持て余 、こ 雰囲気ある深夜 書物庫を冒険と洒落込 のだ。

 その時、  音がし よ 気がし 。耳をピクピクと震 。灯も人 気配 。けれど向こ 、何かが擦れ  音が 。

 ──カサ…… リ、カサ。

 棚の影から覗  うに様子を伺 と、巻物 隙間で さ 影が動 。鈍 光る胴 。鱗の な節。三叉尾が るりと震 。
(虫?)
 虫なら運動後 ちょっと スナックに──と いかけ、私は息をの 。それは紙の色に溶  にして、文字を喰 でい 。食べられた跡が透け 、 子模様に わってい 。透けているの 、向こう側が見 。そこだけ、まるで紙が「この世 底」まで剥がれてい ように見 。

 カサカサ、  匹が巻物 端から顔を出 。巻物から立ち上が 、私の方を見 指を指 ているように見 。目が合 た気が 。そ 瞬間、巻物の表面が一瞬、水面 ように揺れ 気が 。そ 影たちは胴をしなやかにくね ながら紙の中に沈 、跡形もな 消え 。残 のは噛み跡だけ──小 、透け 穴。

 あの夜から書物庫 棚 下で紙粉が増 。誰もいないのに、文 が少しずつ消え いく。多分、あれは虫で  。食べているのも紙で  。 れ 外 「何か」 食べてい のだ。紙 奥に 何か 。

 次に消えるのは──ど 頁  うか。

 ──あれ? 何の しをして   っけ?



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