5話 「見たら思い出す記憶、見なければ忘れる記憶

今日の出来事。

出張先でLANケーブルを繋ぎたかったのに、カバンに見当たらなかった。
いつもケーブル関係は袋にまとめているのに、出向から帰った際、全てを持って事務所に行くのは重たくて嫌だった。
だから、必要なケーブルだけを袋に入れてカバンへ。
残りは別の袋に分けて、出張のときに忘れないようにスーツケースに入れておいた。

先々週出張に行く前に、このことを確認したが、出張先ではLANケーブルを使わなかった。

そして、今日。
先週、先々週とは違うホテルでLANを使おうとしたとき、ケーブル袋のことをすっかり忘れ、
「LANケーブルがない!」と思い込んで、買いに行こうとした。
他の用事をしていて、結局LANケーブルを買いには行かなかった。

その後、食材の買い物にでかけ、ホテルに戻り、片付けをしていたとき、LANケーブルの袋を見つけた。

「あ、そうや!これに入れてたんやった!」

袋を見なければ、経緯ごと全部忘れていたが、見たら一気に記憶がよみがえった。



もうひとつ。
今日行った温泉は、Google Mapに♡がついていて「前に家族で来たやつやな」と思ったけれど、道中の景色はまったく思い出せなかった。

でも門をくぐって建物を見た瞬間、
「あ、ここや!」
玄関、ロビーでも「来た来た!」と懐かしさがこみ上げた。

なのに温泉に浸かっているときは、不思議と記憶は出てこず、新鮮で、初めて来たみたいにむちゃくちゃ気持ちよかった(笑)。



病気のせい?

最近、こういう体験が増えた。
若い時から忘れんぼだったし、不安はなかったんだけど、
「覚えてないこと」と「きっかけがあると急に全部よみがえること」の差が、自分の中でくっきりしてきた。

つまり、記憶そのものは残っているけれど、自分から引き出すのが難しい。
けれど袋や建物みたいな「きっかけ」を目にすると、そこから一気に思い出がつながっていく。



だからこそ

「見なければ思い出さない」って不便に感じるときもある。
でも、逆に言えば「見れば思い出せる」ってこと。
まだ思い出す力は残っている。

だから僕は、
• 持ち物は“見える袋”に入れる
• 写真を撮る
• 小さな工夫を生活に混ぜていく
      • Googleマップに旅行で行ったところにピンを立てる
 ・日記をつける
そうやって「思い出せるきっかけ」を増やしていこうと思う。



今日はLANケーブルと温泉で、それを改めて感じた一日だった。
病気のせいで忘れることは増えた。
やばいなあ。。。

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