家事支援に国家資格が誕生!? 介護現場への影響と、私たちがいま知っておくべきこと
ご訪問ありがとうございます。今日も「介護のお医者さん」を読んでくださってうれしいです。今回のテーマは——
家事支援に国家資格が誕生!? 介護現場への影響と、私たちがいま知っておくべきことです。
「ヘルパーさんに掃除や買い物をお願いしたいのに、介護保険じゃ使えないって言われた……」
こんな声、現場でよく耳にしませんか?
実は今、訪問介護の「生活援助」は介護保険の対象から外れる方向で議論が進んでいます。
じゃあ、お掃除や料理の手伝いは誰がやるの?
そこに登場したのが、今回の話題です。
2026年4月22日、政府の成長戦略会議で高市首相が「家事支援サービスに携わる人の国家資格を新設する」と発表しました。
正式には職業能力開発促進法に基づく「技能検定」という位置づけで、2027年秋に第1回試験が予定されています。
(国家資格……ついに掃除と料理にも国のお墨付きがつく時代になりましたね。なんだか少し感慨深い。)
では、この資格、具体的にどんな意味があるのか? 3つのポイントに整理しますね。
① 保険外サービスに「信頼の証」ができる
これまで保険外の家事支援サービスは玉石混交で、利用者側も「どこに頼めばいいの?」と不安を感じることが多かったはずです。
国家資格ができることで「この人はちゃんと学んでいる」という基準が生まれます。
家族が安心して仕事を続けながら親の生活を支えられる、そういう社会を目指しているわけです。
② 税制優遇が使えるようになる可能性がある
政府は、国家資格を持つ家事支援サービスを利用した場合に税制で優遇する方向を検討しています。
利用者側のお財布にも直接関係してくるポイントですので、今後の続報をぜひチェックしてみてください。
③ 介護離職・育児離職を防ぐ「経済戦略」でもある
この政策の背景にあるのは「離職防止」です。
年間約11万人が介護を理由に仕事を辞めている、というデータがあります。
家事支援のプロが家庭に入ることで、働き盛りの家族が仕事を続けられる——そういう社会設計が狙いです。
【今すぐできること】
・介護保険の「生活援助」の見直しの動向を引き続きチェックする
・お住まいの地域の保険外サービス事業者の情報を今から把握しておく
・ご利用者様のご家族に「新しい資格制度が生まれますよ」と情報提供してみる
こんな方に特におすすめの情報です
訪問介護事業所に勤めていて「生活援助はどうなるの?」と不安を感じている方。ケアマネさんで、保険外サービスの紹介に悩んでいる方。そして、現場で「もっと家事の部分をカバーしてあげたいのに……」と歯がゆい思いをしてきた方にこそ、注目してほしいニュースです。
行動喚起:まず「知っている人」になる
制度ができても、知らなければ使えません。
「家事支援の国家資格ができるらしいよ」と、職場の仲間やご利用者のご家族に一言伝えるだけで、あなたは頼れる存在になれます。
情報を持っている人が、現場を動かしていく時代です。
2027年秋の試験開始に向けて、続報を一緒にウォッチしていきましょう。
次に取り上げてほしいテーマや、現場で気になっていることがあれば、ぜひ教えてくださいね。また次回も「介護のお医者さん」でお会いしましょう😊
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