がん治療とアップデートの狭間で
約1年前、僕は「バリアフリー探求所」の配信で、40回目のがん治療(悪性黒色腫の肺転移に対するオプジーボ投与)と、iPhoneのOSアップデートが重なった日のことを話しました。
あれから1年。治療の回数は50回を超え、今も続いています。視覚障害者として、そして、がんサバイバーとして。テクノロジーの恩恵を受けながら、同時に自らの身体とも向き合い続ける日々です。
当時の僕は、治療とOSアップデートの間に「類似性」を見出していました。
この記事について
僕の音声配信「バリアフリー探求所 〜心の壁を考える〜」の過去エピソードをもとに、AIで拡張した実験的記事です。
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1.完璧な「修正」は存在しない
当時の配信で、僕はこんな話をしていました。
がん治療は、僕の身体というシステムにおける「不具合=がん」を修正するためのアップデートのようなものだ、と。オプジーボという薬は、幸いにも僕のがんを抑え込むという点では、非常に有効な「パッチ(修正プログラム)」として機能してくれています。
一方で、「外耳炎」という副作用に悩まされています。耳が詰まって話しにくい、とボヤいてもいます。それはまるで、OSをアップデートしたら、メインの不具合は治ったけれど、別の細かな不具合が残ったり、新たに出現したりする現象によく似ている、と感じたのです。
テクノロジーの世界でも、医療の世界でも、「完璧なアップデート」は存在しないのかもしれません。何かを良くしようとすれば、別の何かに歪みが出る。1年経った今も、その感覚は変わりません。
2.アップデートのリスクと、「何もしない」リスク
アップデートにはリスクが伴います。
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