平成のシール戦士、令和の推し活に完敗する。
ドンキのシール売り場で、私は遠い目をしていました。
目の前には、30分待ちの大行列。
娘は今、ボンボンドロップシールに夢中なんです。
台紙をめくる瞬間の、あの高揚感。
わかります。
私もよく知っています。
だって私は、平成のシールブームを駆け抜けた「元・シール戦士」ですから。
けれど、時代は変わりました。
私は「集める側」から、行列に戸惑う「化石」のような親へ。
今日は、そんな新旧シール世代の「埋められない溝」のお話です。

「ボンボンドロップシール買って〜!」
その一言に、軽い気持ちで「いいよ😊」と言ったのが運の尽き。
売り場の熱気は、まるでテーマパークのアトラクション待ち。
「シール一枚に……さ、30分待ち……?!」
無理。(即答😇)
早々に撤退を決めた私は、帰り道に「平成の知恵」を発動させました。
数と量で勝負する、あの大人の作戦です。
向かったのは駄菓子屋。
うまい棒、ラムネ、グミ。
カゴいっぱいに詰め込んで、自信満々に提案しました。
「見て! シールのかわりに、お菓子交換会しよ! こっちの方が楽しいよ〜🍭✨」

「平成のコスパ作戦」で勝ちにいった母。 対する娘の反応は……
「……シールの方がよかった」
1ミリも揺るがない、令和の娘。
母は静かに、白目を剥きました😇

ああ、完敗です🏳️
私の時代の「質より量」という謎理論は、娘には全く通用しませんでした。
数じゃない。
量でもない。
彼女たちが求めているのは、空腹を満たすお菓子じゃない。
「これが私の大好きなもの!」と胸を張れる、たった一つの宝物。
これはもう遊びじゃない。
「令和の推し活」なんです。
帰宅後、娘はシール帳を広げました。
大人から見れば、どれも同じに見えるキラキラした粒。 でも、娘はそれを愛おしそうに撫でながら教えてくれます。
「これはレアシールで、これはあそこで出会ったやつで……」
その姿は、まるで“推し”の尊さを語るベテランファンのよう。
私はふと、口を閉じました。
あ、これ。 平成の私も、きっとこうだった。
親には理解できない熱量を。
誰に何を言われても譲れない「本気」を。
子どもはいつの時代も、ちゃんと持っている。
シールが石になろうが、カードになろうが、「推し」を愛でる本質は変わらないのかもしれません。

……とはいえ。
やっぱり30分並ぶのはしんどいし、シール一枚の値段にお財布は悲鳴をあげます💸
令和の親。
思った以上に(令和語で「まじでエグい」?!)、ハードモードな「推し活サポーター」です。
かつてシールを集めていた私が、今は娘の推し活に振り回されている。
時代は巡っても、この構図だけは変わらないのかもしれません。
令和の育児。
たまにはこうして、駄菓子でも食べて休憩しないとやってられませんよね☕

スキは、シール帳の隅に貼る「ご褒美シール」のような、軽い気持ちで置いていってください🐾

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