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獅子座皆既日食。「自分の価値」を、まっさらのところから思い出す

 2026年8月13日、獅子座で皆既日食が起こります。皆既日食は「特別な新月」。新月が持つ「スタート」の意味合いがさらに強調され「脱皮」「再起動」といった、ゼロからのリスタートを思わせるような星回りで、影響は半年ほど続いていきます。
さらに今は「知性とコミュニケーションの星」と呼ばれる水星、「幸運と拡大の星」と呼ばれる木星が同じ獅子座にあります。

これから、この皆既日食の物語を読んでまいります。
ご覧になって、何か「新たにやってみよう」と感じることがあれば、できるだけ「言葉にする」「書く」「発信する」ことを目指してみてください。そうすることで、水星&木星コンビの追い風を味方につけることができます。
では、解説です! 

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「自分の価値」を、まっさらのところから思い出す

この日食が向こう半年間にクローズアップするテーマは、「自分の価値」です。
私たちは普段、さまざまなところで価値をはかられています。どんな知識を持っているのか。どんな経験があり、何が得意なのか。肩書、資格、フィジカル、資産、若さ。もっとカジュアルなものでいえば「忘年会の店選びが神」「どんな相手からも笑いを取る」「目上の人にかわいがられる」なんてのも価値になったりするでしょうか。
努力で身につけられるものもあれば、何をどうしたって無理なものもあります。転職や婚活でのシビアさは、思い当たる部分もあるのではないでしょうか。
 そうした「自分の価値」について刷新の動きが起こるのが、今回の皆既日食です。

皆既日食は、太陽がいったん完全に隠された段階から新たなスタートを切るというイベントです。太陽はアイデンティティであり、意識して目指していく目標であり、その原動力です。転職なり婚活なり、日々の生活なりでこれまでにあれこれ考えてきた「自分にはこういう価値がある」という観念をリセットする。新たな価値をいたずらに足すのではなく、自分にあるものを思い出す──それが、今回の皆既日食のカギとなります。

自分に価値などあるのか、迷えるときほど

価値をアピールするのって、勇気がいります。
比較の土俵に、みずから上がることだからです。
認めてもらえたら嬉しいですが、皆が一番になれるわけではありません。上を見たらきりがなくって、下を見ればそんな自分がいやになって。
いくら自信を持とうと思っても、選ばれなければ心はしぼんでいきます。

私などは、しょんぼりすることが多いのです。
他人と自分を比べても意味はないというのは、よくわかっているつもりです。比較したって私の価値は上がりません。それに、キラキラして見える人たちもそれぞれが、それぞれの地獄を抱えて生きています。
自分で選んだ道なのだから、落ち込んでいる暇があるなら努力すれば良いのです。
それでも成果が出せないと感じるときは、自分が黒くくさった虫のように思えてきます。

元気なときは「自分も悪くないじゃない」「かけがえのない存在!」などと思えていても、黒くくさった虫モードのときは、凡庸でとりえのひとつもない自分などと思ってしま(きりがないので略)。

もしもあなたが自分の価値を信じにくくなっていたり、「もっと何かを身に着けなければ」「より多くのことができるようにならなければ」と焦っていたりするのであれば、この皆既日食は大きなターニングポイントです。

リブートをかけるというのは、別人になることではありません。
自分がここまでに身に着けたもの、感じてきたことを揺らぐことのない価値として、「自分の人生のために使い始める」のが、この皆既日食です。

すでに持っているものをちゃんと思い出して、アウトプットして、使い倒す。
「自分なんか」と過小評価している場合ではないのです。誰かが認めてくれるのを、待っているばかりではもったいないです。獅子座は誇りと自己表現の星。自分として「在る」ために、自分が持っているものを思い出していきましょう。 

「SALE」のシールは捨てていい

自分を安売りするクセがある人は──いえ、こんな厳しい言い方をするのはよくないですね。安売りしたくてする人なんていないのです。本当は大切に扱いたい、頑張って培ってきたものなのだから正当に評価してほしい──そんな気持ちはありつつも、相手に合わせて値引きしてしまう。それが“安売り”の構造です。

「宣伝になりますから」と強引に言われて専門知識や経験をタダ同然で提供してしまう。
「予算がないので……」と押し切られる。
納得のいかない金額なのに「これも経験になる」と自分を納得させる。
手間賃や材料代を支払ってほしいと言い出せない。 

ビジネス面で有利だと判断したり、これ以上の損害を出さないために敢えて条件を飲んだりすることもあるでしょう。「この人のためなら」と、情も絡んだりしますね。でも、モヤっとした気持ちが残っていることについては、この皆既日食で「今後やらないことリスト」に入れておきましょう。
リピートアフターミー、\セコい奴は永遠にセコい!/\お前の予算はお前の都合!/そこに、こちらの価値を合わせてあげるばかりが「道」ではありません。

自分の価値を「自分の人生のために使い始める」ために、まずは自分が大切に扱ってあげたいですね。

プロとして仕事をしたのに「誰でもできることです」と言ったり、「選んでもらえるだけありたがい」と思ってみたりすることは、かつては美徳と思われていたかもしれません。でも、昭和から平成にかけて、そうした人に払われる敬意はだんだん薄くなり、優しさや誠意を搾取するような構造が生まれさえしました。
令和の今、堂々と胸をはって自分の価値を打ち出せることのほうがよっぽど美しいですし、それを評価する人が信頼を築いていける時代になっていると思います。

日食の影響は半年くらい続きます。向こう半年をかけて、ひとつひとつ「これは、自分の価値を安売りすることになっていないか?」と問い直してみたいですね。

生成AI時代と「自分の価値」

自分が得意としてきた職能が、AIにとって変わられるといったことが今、まさに起こっている方も多いかと思います。文章を書く、図版を起こす、デザインする、リサーチをする──自分の価値を支えていた柱が、急に心もとないものになってしまった人も多いのかもしれません。

今回の皆既日食における「脱皮」「リブート」を「古い能力を捨て、新しい能力を身に着けよう」と読むのは、いささか単純で乱暴なように思えます。
「『これができる私だから価値がある』という自己価値の構造そのものを、いったんリブートする」と、読んでみるといいでしょう。 

皆既日食が起こる獅子座は、創造性の星座です。「脱皮」「リブート」を突き動かすのが創造性なのです。
AIは文章を生成できますが、「このことについて書きたい」「届けたい」と思うのはニンゲンです。
AIは一瞬でリサーチしてくれますが、「何を調べるか」を決めるのはニンゲンです。

話を聞く力、人の気持ちを想像する力、選ぶ力、伝える力、人間関係の構築。そうした自分の価値を今一度振り返ってみるのも「自分にあるものを思い出す」という、今回の皆既日食を味方につけるアクションかなと思います。

「AIにはできないこと」を探せばいつまでもしんどい

生成AIがどんどん賢くなる世界で、私たちは何を目指せばいいのでしょうか。
「AIにできないことを探そう」と思ってしまうと、ニンゲンよりもよほど優秀なAIとの競争から降りられず、いずれしんどくなります。 

これは私見ですが、いくらAIがなんでもできるようになったとはいえ、生成されたものが正しいか、瑕疵がないかを最終的に判断するのはニンゲンです。生成されたイラストにある文字が正しいか。リサーチ内容は過不足なく、妥当なのか。詰め込みすぎで視認性が低いデザインになっていないか。生成された文章は、読み手の期待に応えうるものになっているのか。もっと良くできる可能性はないか。

生成AIで作ったものは今、街中に溢れかえっています。広告にイラスト、街角のポスターまであらゆるところで見かけます。ただ、いったん広まったあと、アウトプットの精度を上げていくために「敢えてプロフェッショナルの手を入れる」という動きは今後、いっそう求められていくように思います。
自分の足で取材する、モノを生み出してみるなどリアルな方向に行くのもいいですよね。

現実は、こんなにシンプルでイージーなことばかりではないでしょう。人によって、やりたいことも違うはず。キーワードは「創造性」と「自分が持っているものを思い出す」です。じっくり模索していきましょう。 

誇りに思ってきたものを、敢えていったん暗くする

皆既日食は、太陽がいったん隠される現象です。
先程も書いた通り、太陽はアイデンティティであり、意識して目指していく目標であり、その原動力です。それらが隠されてしまう。「自分はこれで食っていく!」と信念をもってやってきたことが隠されてしまうのは、不安がないといえば嘘になるでしょう。

でも、皆既日食が起きても、太陽が消滅するわけではありません。
あなたの存在価値はなくなるわけではなく、「照らす場所が変わる」のです。
それが、皆既日食の「リブート」です。

 思えば、身につけたスキルはいつまでも通用するわけではありません。若さはなくなるし、フィジカルは衰えます。肩書なんて退職すればなくなるし、資産が目減りする可能性はいつだってあります。自分の価値って、実はとっても不安定なもの。それを前提として、これまで誇りに思ってきた「自分の価値」を、敢えて“いったん暗くしてみる”ことも、この時期においては有意義な時間となるでしょう。あなたが持って生まれた価値を、誰かにジャッジされるばかりでなく、フルに使って生ききるために。

どなたも、良い皆既日食にしていかれますように。 

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近況

ジョギング中、スーツケースを引いた女性に呼び止められました。海外からいらしたそうで、ホテルにたどり着けず困っているとのこと。夜遅く人通りも少ない時間で日本語もわからず、さぞかしご不安であったかと思います。しかし申し訳ないことに完全な人選ミスで、私は会社員時代に「神出鬼没」というあだ名をつけられるほどには方向音痴なのでありました……!!!
地図を見てもさっぱりわからず、ようやく到着したと思ったらその入口が工事中。ともに迷いともに途方に暮れ、最終的には私からフロントに電話して迎えに来ていただきました。また同じことがあったら最初からそうします……。私のせいで初っ端から大変なことになってしまいましたが、東京の旅が彼女にとって、楽しいものになりますように。

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真木あかり お読みいただきありがとうございます。私は、私の記事を読んでくださった方の幸福を願ってすべての記事を書いています。もしもお役に立てた際は、応援いただけますと幸いです。頂戴したチップで活動の幅を広げ、納税で世の中に還元できるよう頑張ってまいります。