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「対象者を軸に考える」という立場について

医療と福祉の連携が大切だと言われて久しくなりました。

それでも現場では、判断が噛み合わず、調整が難航する場面が繰り返し起きています。

私はこの背景に、能力や熱意の差ではなく、

「対象者をどう見るか」という前提の違いがあると感じています。

医療は、いま起きているリスクや安全性を重視します。

福祉は、これからの生活がどう続いていくかを見ます。

どちらも対象者を思っての判断であり、間違いではありません。

ただ、問題になるのは、

「対象者を軸に考えているつもりで、

実は自分の専門職としての正しさを軸にしてしまうこと」です。

このnoteでいう「対象者を軸に考える」とは、

医療か福祉のどちらかに寄ることではありません。

対象者の現在・未来・生活を同時に見ながら、

「いま何を優先するのか」を考え続ける姿勢のことです。

現場では、正解が一つに定まらない場面がほとんどです。

だからこそ私は、

答えを示すのではなく、

判断の前提や考え方を整理することに意味があると考えています。

このnoteでは、

連携がうまくいかなかった場面、

判断が揺れた場面を振り返りながら、

対象者を軸に考え続けるための視点や思考の整理を言葉にしていきます。

また、実務の中で助けになった書籍やツール、サービスについても、

「なぜそれが必要だったのか」という文脈とともに紹介します。

対象者を置き去りにしないための“補助輪”として、

参考になるものがあれば共有したいと考えています。

医療と福祉のあいだで迷い続けること自体が、

対象者と向き合っている証拠だと思っています。

このnoteが、その思考を整理する場になれば幸いです。

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紹介している書籍は、実務の中での使用経験を踏まえて掲載しています。

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