タイ料理図鑑 47 不思議な味がしたゲーン・オム・プラー
この料理も、近所のお店のおばちゃんに特別に作ってもらった料理。
すでに何度か登場してるけど、
食品成分表に出ているのに、どうやっても近所の食堂やフードコートで見つけられなかった料理の1つ。
日本人には、
どうやっても「草」にしか見えないような葉っぱと小魚が
黒っぽいスープと共に皿に入ってて、煮物状態。
見たことない感が満載。
食べてみると、不思議な味。
色々ハーブが混ざり合ってるからだろうけど、
ちょっと漢方薬みたいな味と香りがして、
うーん、これは何なんだろう?と思わされる。
「昔は食べられてたけど」って料理なのかな?
タイのゲーンは、ターメリックの香りが強いものが多いけど、
これは、ターメリックが入ってないからなのか、
よくあるゲーンとはちょっと違う。
それに、全然辛くない。
ってところが、「昔の料理感」を強める。
当時は、食品成分表に出ている料理を画像を集めて食べてみることだけに終始してたので、全く注目してなかった料理の1つだ。
当然と言えば当然なんだけど、
いまいち好みではなかったから調べてないわけで。。。
ということで、今回は調べてみる。
と。。。
検索かけたら、けっこう情報あるじゃないですか。
タイ料理って、どんどんメジャーになってるんだねー。
さて。
まずわかったことは、この料理は東北地方(イサーン)では、
今でも食べられてるってこと。
どうりで、南部では見かけない料理だった。
そういうことか。
そして、
ネット検索では「ゲーン・オム」だと検索に引っかかるHPはあるけど、
「ゲーン・オム・プラー」では出てこない。
たぶん、今では肉類を使って作られることの方が多いんだろうなぁ。
なんせ、食品成分表を作るために全国の料理をチョイスしたのは30年くらい昔のことだから。
紹介されていたHPの1つは「ゲーン・オム・ムー」。
東北部生まれの料理らしい。
なるほどねぇ。
プラー・ラーを使ってるから、ちょっと臭みがあるのか。
そして、チェンライの日本人会が作っているHPには、もっと詳しい解説が。
さすがに、北部地方在住の方が作っているHPだけあって詳しい。
そうか、北部でも食べられているんだ。
読んでみると、デフォルトで豚や牛の内臓が使われるって書いてあるんだけど、さっき書いたように食品成分表には魚で作ったゲーンしか紹介されていない。
この違いは、時代の流れなのか? 東北部生まれで北部育ちという料理に変化したからなのか?
そして、ゲーン・オムのもう1つの特徴として、共通で書かれていること。
使われているハーブの種類がめっちゃ多い、ってこと。
両方のHPからピックアップしてみると、
パクチー・ラオ、カウキアオ、タクライ、バイ・マックルー、カー、グラチャイ、メーンラック(私、これ知らない)。
これだけ入るんだから、漢方薬みたいな臭いがしてもおかしくない。
食べてみた時には、古臭い、なんてことない料理だと思ってたんだけど、
なかなか奥の深い料理だったんだねー。
たぶん、滅多に見かけない料理だと思うけど、
もし、出会ったら「あまり期待しすぎない」程度の好奇心でチャレンジしてみてください。
たぶん、新しいタイ料理の世界が開けるかと思われます。
