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日記(5/29-5/31) | 夏の始まりと灯火

5/29(金) 今日好きで哲学
 在宅勤務。昼休みに「今日好き」のYouTubeを観た。これまで微塵も興味なかったのに、なぜか今年に入ってからたまに観てしまう。自分が絶対に苦手なことをやってる人たちを観て、自分を相対的に捉えたい気持ちが少しあるのかもしれない。
 3日間で恋人を作るという状況がまず私には無理すぎる。私は人と仲良くなるスピードがゆっくりなのだ。少なくも5回以上いろんな角度で会話してからでないと心を開けない。急に距離を詰めてくる人には違和感を感じやすく、無意識に距離を調整してしまう。
 今日好きの子たちを観ていると、「第一印象に入ってる?」とか恋愛トークしかしていなくて、この会話で相手の何がわかるんだろうと思ってしまう。恋愛の価値観なんて、こうでありたいという理想が投影されているから、相手の語ることが事実かどうかなんてわからない。他愛ない日常会話とか、人との関わり方のなかでしか相手の本質なんてわからないと思うから。
 ……こんなふうに偉そうに「あの子達と私とは違う」みたいなことを言ったけど、はたから見れば私も、相手のことをわかったようなふりをしながらあの子達と同じようなくだらない恋愛をしているのかもしれない。そもそもあらゆる恋愛はくだらなくて、高尚な愛なんてどこにもないのかもしれないな。
 なんか考えさせられた。転職してから、自分とは絶対に行動基準が違う人たちに触れると、自分の輪郭や考えが浮き彫りになることがわかって、面白い。

5/30(土) 夏始め
 暑すぎてチョコミントハイボールを作った。
大好きな漫画、「凪のお暇」で知ってから、毎夏作っている。ハイボールは、角ハイボール濃いめを選ぶのがおすすめ。ほろ苦いハイボールが爽やかで甘いチョコミントと合わさって絶妙な味わいなのだ。
 昼ごはんを作ろうかと思いながらのんびりして買い物行ったら、もう16時。早めの晩御飯にすることにした。晩御飯を作って食べ終わっても18時でまだ外が明るい。1日が伸びたようで嬉しかった。
 何をしようか…と考えたところ、さっきスーパーで買い物した時に見かけた梅酒をつくる材料が気になってしまった。ずっと梅仕事に憧れていたから。調べてみたら結構簡単にできるらしく、今年ついに挑戦してみようか、と再び買い出しに出かけた。こういう季節を感じられる手仕事を日常に取り入れていきたい。

映えない写真🍨


5/31(日) 暖かな灯火
 80代夫婦が営む洋食屋さんへ。ステンドグラス職人も兼ねているお父さんが、お店で個展を開くとのことで、作品を見に伺ったのだ。ここ数ヶ月、個展のためにお店を閉めてから夜中の1時2時くらいまで作業をしていたというから恐ろしい。しかも、全然大変そうじゃなくて、むしろ好きなことに打ち込めてイキイキ若返っている。お父さんを見ていると、まだまだ何にでも挑戦できそうな気がしてくる。
 綺麗なランプや小物たちはお店に所狭しと並んでいて、どれも違った魅力を放っていた。見る角度によって光の透け方やガラスの色の印象も変わる。見ていて飽きなかった。

ランプたち

 美しいランプに憧れて、一つ欲しいなと思ったけれど、自分の家に置いてあるイメージはなかなか湧いてこない。そんな時にふと端に置いてあったキャンドルスタンドが目に止まった。柔らかい黄色に、形の違う図形が寄り添うような抽象的な模様。これだ、と思った。決して主張が激しくないんだけど、柔らかい光で部屋を満たしてくれそうな予感がする。以前、鎌倉で「ちょうちょさん」という陶芸作品を買ったという日記を書いたけれど、まさにその時と同じような感覚で決めた。部屋に置いた時にどんな気持ちになりそうか、どんな空間になりそうか。これは私の買い物の基準としてこれからも機能してくれそう。
 大好きなお父さんの作った暖かい光が、私の家にやってきてくれてとても嬉しい。良い買い物ができた日だった。

我が家へようこそ

《おわり》

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