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台風の予定変更は何日前に決めるかをAIが変えそうです

実は、台風の日に決めることは避難だけじゃないです。

来週の予定をどうするか。出社にするか。遠くの家族に、今のうちに連絡しておくか。私はこのあたりを、いつも直前まで保留にしていました。予報は変わるから、早く動いて空振りしたくない。そう思っていたんです。

でも今朝、台風の進路だけでなく「強さ」も平均で約24時間早く読めるというAI予測の話を見て、保留のしかたを変えたくなりました。

Google DeepMindが8月6日に発表したWeatherNextは、熱帯低気圧の進路・強さ・風の広がりを予測するモデルです。従来の最良水準と比べ、3日先の予測が従来モデルの2日先と同じくらいの精度になる、としています。1日ぶん早く見通せる、ということです。研究用としてモデルも公開されました。


「天気予報が当たるようになった」というだけだと、少し遠い話に聞こえます。でも、予定を動かす側からすると24時間はかなり大きいです。新幹線や飛行機を使う帰省、子どもの行事、訪問の約束。前日の夜に慌てて選択肢を探すのと、二日前の昼に連絡するのでは、取れる手が違います。

Q. そのAI予報を見れば、早く決めていいの?

ここは逆で、AIの予報だけで決めないほうがいいです。

WeatherNextは、気象の専門家や機関が判断するための予測技術です。私たちがスマホで見て「土曜は危ない」と断定する道具ではありません。台風は進路が少しずれるだけで、雨や風の影響がまるで変わります。

それでも早い予測には使い道があります。私は「行動を確定する合図」ではなく、「選べるうちに下調べを始める合図」にすることにしました。

気象庁には、3日先から5日先までの警報級の現象の可能性を[高][中]で出す「早期注意情報」があります。[中]でも、すぐ避難する情報ではありません。これからの台風情報を見て、慌てないために心構えを高める段階です。


朝の電車でこの説明を読んで、「あ、私はここを飛ばしていた」と思いました。雨雲レーダーは何度も見るのに、3日後や5日後の見通しは、予定表と並べて見たことがなかったんです……。

予報の精度が上がると聞くと、「では、AIが正解を教えてくれるのかな」と考えがちです。私はむしろ、迷う時間の置き方が変わる話だと受け取りました。

たとえば金曜に県外へ行く予定があるなら、月曜か火曜に早期注意情報を一度見る。[中]なら、ホテルや交通の変更条件を確認して、同行者には「天気次第で少し早めに相談するかも」とだけ伝える。ここまでです。荷造りを全部やり直したり、予定を勝手に取り消したりはしません。

水曜以降に台風情報や気象解説情報の地域・時間帯を見て、影響が具体的になったら、オンラインへ切り替えるかを決める。当日になったら交通機関や自治体の案内を優先する。私はこの順番なら、予報が外れても「あわてて損した」感じが残りにくいと思いました。

ちょっとしたことですが、駅で買うペットボトルをいつもより一本多くするのも、この段階にすると忘れません。非常時の準備というより、帰り道が長くなっても困らないための一本です。

Q. 早めに見ると、何が変わる?

私なら、決めることを二種類に分けます。

ひとつは、今すぐ取り消さなくてもできること。出張ならキャンセル規定を開く。オンライン参加に切り替えられるかを確認する。実家なら、週末に薬や食べ物で困らないかだけ聞く。会社の予定なら、対面でないと進まない作業を前倒しできるか見ておく。

もうひとつは、直前の公式情報で決めること。移動をやめるか、在宅勤務にするか、避難が必要か。ここは気象庁や自治体、交通機関の案内を見て決めます。AIが早く読めても、最終判断まで前倒しする必要はありません。

この二段にすると、「まだ確定じゃないのに大げさかな」という気持ちが少し消えました。確認だけなら、相手にも自分にも負担が少ないからです。

前に、日曜の集まりが雨で流れそうだったとき、私は土曜の夕方まで連絡を待ちました。結局中止になって、買っておいたお菓子を平日に職場へ持っていくことに。悪いことではないのですが、紙袋がロッカーでしわしわになりました。あれ以来、予定が崩れるときに困るのは天気そのものより、連絡の遅さかもと思っています。

これ、地味に助かりました。

Q. AIが進むと、天気アプリは何を見ればいい?

画面に予報が増えても、見るものを増やしすぎないほうがよさそうです。私が覚えておきたいのは次の三つだけです。

  1. 5日以内に大雨・風・高潮の警報級の可能性が出ていないか

  2. 台風情報や気象解説情報で、影響する地域と時間帯がどう変わったか

  3. 当日の移動や避難は、自治体・交通機関の最新案内がどうなっているか

AIが得意なのは、過去の大量の気象データから「早めのサイン」を拾うこと。人が必要なのは、そのサインを見て、予定や連絡先を動かすことだと思います。役割が違います。

だから、予報アプリを何個も増やすより、見る時刻を決めるほうが私には向いていました。朝の支度中に5分だけ。台風の話題が出た週は、気象庁の早期注意情報と交通機関のお知らせを同じ画面で開く。そのくらいなら続きます。

以前の私は、警報が出てから予定を見直していました。これからは、早期注意情報が出たら、まずカレンダーを開きます。中止を決めるためではなく、代わりの方法があるかを探すために。

台風の予報が1日早く役立つなら、その1日は不安を1日長く抱える時間ではなく、選択肢を残す時間にしたいです。あなたは台風が近づくとき、最初に誰へ連絡しますか?


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