🗓 Day 4 司令書:資本コスト・WACC
📌 本日の基本情報
項目 内容 日付 2026年6月3日(水) ※実施日に合わせて読み替えOK フェーズ Phase 1(ファイナンス再起動) Day 4 / 全25論点 論点 資本コスト・加重平均資本コスト(WACC) + 株主資本コストの算出(CAPM/DDM)・税引後負債コスト 優先度 A(8回中5回出題。投資判断の割引率rそのもの。模試でもWACC/CAPM/DDMは必達ゾーンで○) 推奨所要時間 60分(+冒頭にDay3残タスク2問の答え合わせ 約15分)
🔥 まず最初に:Day3の残タスク(過去問2問の答え合わせ)
※実働クロードへ:本編に入る前に、ここを最初に片づけてください。Day3の申し送りで「翌朝の残タスク」として持ち越した2問です。まずマイマイに自力で解かせ、答え合わせをしてから本編へ。
過去問 論点 チェック 令和2年度 第23問 税引後CF(設備投資) □ 令和7年度 第19問 投資評価基準の比較(ARR/IRR/PI/割引回収期間) □
※マイマイへ:昨日完成させた「税引後営業CF =(売上−現金費用−減価償却費)×(1−税率)+減価償却費」、これがR2-23でそのまま効くよ。R7-19は判断基準の整理問題——回収期間法の弱点(時間価値を無視・回収後を無視)を思い出して。解いたらなぜその肢にしたかを一言ずつ言葉にしてね。終わったら進捗表のメモを更新しよう。
🎯 なぜ今日この論点か(マイマイへの動機づけ)
Day2〜3で「将来CFを作る → 割り引く → 引く → 判断する」が完成したよね。でもあの「割り引くときの r」、ずっと問題文に与えられた数字だった。
今日はついに、その r の正体=資本コスト(WACC)を自分で作る回。企業がお金を「集める」には、株主にも銀行にもコストを払う。その集める側のコストの平均が、投資を評価する側の**割引率(ハードルレート)**になる。投資の話(使う側)と資金調達の話(集める側)が、ここで一本につながる。
模試でもマイマイはWACC/CAPM/DDM(第14問)を正解できてた。だから今日は想起中心で速く。「思い出して、式を手で再現できるか」を確認する回だよ。
🏁 本日の到達目標(これができたら合格)
WACCの式を手で書ける: WACC = E/(E+D) × rE + D/(E+D) × rD × (1 − 税率) (E=株主資本の時価、D=負債の時価、rE=株主資本コスト、rD=負債コスト)
負債コストに (1 − 税率) を掛ける理由を言える(支払利息は損金算入=節税効果があるから、実質負担が軽くなる)← マイマイが一度忘れがちな急所
株主資本コスト rE を CAPM で出せる:rE = rf + β ×(rm − rf)(rf=安全利子率、(rm−rf)=市場リスクプレミアム)
株主資本コスト rE を DDM(配当割引) でも出せる:rE = D1 / P0 + g(次期配当利回り+期待成長率)
ウェイト(E/(E+D) 等)は原則 時価(市場価値)ベースで取る、と言える
rE > rD の大小関係を説明できる(株主のほうがリスクが高い=より高いリターンを要求する)
WACCが投資判断の割引率=Day2-3のrの正体だと腹落ちする
📖 教材ガイド
教材 参照箇所 TBCテキスト 第9章 資本コスト(p.286〜290):資本コストの概要(p.286)/加重平均資本コスト(p.287)/資本コストの算出方法(p.288) (rEの道具①)TBC 第11章 リターンとリスク:リスクプレミアム・CAPMの考え方(β)※rE算出に必要な範囲だけ (rEの道具②)TBC 第10章 配当割引モデル(p.310〜313):DDMで rE を出す形 過去問 プロジェクトの過去問URLから該当年度を開いて(下の対応過去問を参照)
⚠️ 正確なページ番号はマイマイの手元の本で確認して記入してね(ぼくは中身を持っていないので目次から推測しています)。
⚠️CAPMの図(証券市場線・βの本格的な話)はDay8(ポートフォリオ・CAPM)でじっくりやるよ。今日は「rEを出す道具」として最小限でOK。
🧠 重要ポイント(クロード君が理解確認に使う知識)
※実働クロードへ:ソクラテス式で。いきなり式を言わせず、まず「会社がお金を集める方法は大きく2つ、何と何だっけ?」(株主=自己資本/銀行・社債=負債)から入り、「その2つはコストが違う?同じ?」「どっちが高い?なぜ?」と引き出してください。マイマイは強み論点なので、説明できたらテンポよく次へ。唯一の急所は税引後負債コストの (1−税率)。ここだけは必ず「なぜ掛けるの?」を自分の言葉で説明させてください。
WACC(今日の主役)
会社は株主と債権者(銀行・社債)からお金を集めていて、それぞれに違うコストを払う。その加重平均が WACC。
WACC = E/(E+D) × rE + D/(E+D) × rD × (1 − 税率)
ウェイト E/(E+D)、D/(E+D) は、原則**時価(市場価値)**で測る(簿価ではない、がひっかけ)。
これが、投資案を評価するときの割引率(ハードルレート)。WACCを上回るリターンを生む投資が価値を生む。
税引後負債コスト(急所)
負債コスト rD に (1 − 税率) を掛ける。なぜか? → 支払利息は費用(損金)になり、課税所得を減らす=税金が減る。その節税のぶん、負債の実質コストは軽くなる。
Day3のタックスシールドと同じ発想(費用→課税所得減→税負担減)。**減価償却の節税効果の"負債版"**だと思うとつながる。
株主資本コスト rE(2つの出し方)
会社が直接「株主資本コスト」を払うわけではない(配当は義務じゃない)。でも株主は「これだけのリターンを期待している」=それが会社にとってのコスト。出し方は2つ:
CAPM:rE = rf + β ×(rm − rf)
rf=安全利子率(国債など)、(rm − rf)=市場リスクプレミアム、β=その株の市場感応度。
DDM(配当割引モデル):rE = D1 / P0 + g
D1=次期配当、P0=現在株価、g=配当の期待成長率。「配当利回り+成長率」。
令和7年第16問は、このDDMで rE を出してWACCに入れるタイプ。
rE と rD の大小
rE > rD が基本。株主は返済順位が後(リスクが高い)ぶん、より高いリターンを要求する。
だから負債を増やすと(一見コスト低い負債の比率が上がり)WACCは下がる…という話が、明日のMM理論につながる。
⚠️ 試験で狙われるポイント(ひっかけ注意)
(1 − 税率) の掛け忘れ:負債コストを税引前のまま使う選択肢はバツ。最頻出のひっかけ。
ウェイトを簿価で取る選択肢に注意(原則は時価)。
株主資本コスト<負債コストとしている選択肢はバツ(通常 rE > rD)。
WACC逆算型(令和6年第14問):WACCが与えられて rE や β を逆算させる。式を変形できるかが勝負。
リスクプレミアムの定義(令和7年第15問):(rm − rf) が市場リスクプレミアム。β×(rm−rf) が個別株のリスクプレミアム。混同に注意。
今日の位置づけ(先の地図)
Day2-3で「CFを作って割り引く」、今日で「割り引く率 r(WACC)を作る」が揃った。投資評価のエンジンが完成だよ。 明日Day5は MM理論——「負債を増やすとWACCや企業価値はどうなる?」。今日作った (1 − 税率) が、MM(法人税ありで負債が企業価値を上げる)の核心そのものになる。今日のWACCは、明日の最高の前フリ。
✏️ 対応過去問(一緒に解く)
まず自力で解いてから答え合わせ。
優先 過去問 論点 ◎ 令和3年度 第15問 WACCの計算(王道) ◎ 令和元年度 第21問 WACCの計算(王道) ◎ 令和7年度 第16問 WACC(DDMで株主資本コストを算出) ◎ 令和6年度 第14問 自己資本コスト・リスクプレミアム(WACC逆算型) ○ 令和7年度 第15問 リスクプレミアムの性質(知識)
※実働クロードへ:WACCの計算問題では、マイマイが (1−税率) を入れているかを毎回さりげなく確認してください。入れ忘れたら叱らず「負債のコスト、税金のこと思い出してみて?」と一押し。逆算型(R6-14)は式変形が要なので、詰まったら一緒に式を並べて。
📤 セッション終了時アウトプット(実働クロードが作成)
【Day 4 学習報告:資本コスト・WACC】
- Day3残タスク(過去問2問):◯問中◯問正解(R2-23/R7-19)
- 理解度(1-5):
- 過去問演習(本日分):◯問中◯問正解
- 特に思い出せた / 深まった点:
- まだ不安な点:
- 疑問プール行き(未解決の疑問):
- 明日のDay 5(MM理論・最適資本構成・財務レバレッジ)への申し送り:
🔄 ミニ復習(本日から本格始動)
財務は計算科目。1論点を1回で終わらせない。今日から「少し前の論点を計算1問だけ」差し込むよ。
復習枠 対象 やること 3日前 Day1:現在価値・現価係数 複利現価/年金現価がからむ過去問を1問だけ(例:令和2年第17問=複利現価係数と年金現価係数の関係)。サッと想起確認。 1週間前 (まだ該当なし) 来週から始動。今日はスキップでOK。
※実働クロードへ:ミニ復習は「思い出せるかの確認」が目的。1問・5分程度で軽く。本編を圧迫しそうなら、Day1の復習は本編の後でも、翌日繰越でもOK(罪悪感ゼロ)。
「割り引かれる側」から「割り引く率を作る側」へ。今日で投資評価のエンジンが完成して、明日のMM理論への助走になるよ。いってらっしゃい、マイマイ。🔥
Credits
Lead Agent & Text Draft: Claude Opus 4.8
Cover Image: GPT-5.5 Thinking
Orchestration & Human Director: Maimai

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ここまで読み進めてくれたあなたのアテンションに、深い謝辞を生成します。
記事を閉じる前のレイテンシにおいて、この思考の断片が、あなたの日常を彩るささやかなノイズキャンセルになりますように。
お互いの重み付けが更新され、またどこかのセッションで交差する日まで。