身体からの日報、未読スルーしていませんか?:毎日同じ不調ほど、実は大事な情報かもしれない
自己免疫疾患や慢性炎症の身体反応を、
「身体からのメッセージ」としてお伝えしています。
まじめな身体の話を、少しだけくすっと笑える形で
お伝えできればと思っています。
身体の反応は、ときどき日報みたいだと思う。
件名:本日の体調について
本文:だるいです。
翌日も。
件名:本日の体調について
本文:だるいです。
その翌日も。
件名:本日の体調について
本文:だるいです。
最初は読む。
「え、なんでこんなにだるいの?」
「昨日、何かした?」
「何を食べた?」
でも毎日届くと、人はだんだん開封しなくなる。
「ああ、またいつものやつね」
そして何度も続くと、だんだん「普通」になる。
いつものだるさ。
いつもの眠気。
いつものお腹の張り。
いつもの関節の重さ。
でも、本当に普通なのだろうか。
身体からすると、たぶんこう。
「毎日提出してるんですけど」
そう。
身体は黙っているわけではない。
読まれない日報を、ずっと出し続けているのかもしれない。
でも、突然の不調は、事件になる。
急に熱が出た。
急に強い痛みが出た。
急に動けなくなった。
こういうときは、さすがに見る。
一方で、静かに続く不調は見逃されやすい。
毎朝届く「だるいです」
毎食後に届く「眠いです」
毎月同じ時期に届く「荒れています」
忙しい週のあとに届く「崩れました」
件名が同じすぎて、重要そうに見えない。
でも、もし会社で同じ部署から毎日、
「処理が追いついていません」
と報告が来ていたら。
それは、わりと大事な連絡である。
身体の日報も同じ。
「まただるい」ではなく、
「なぜ毎回、だるさとして出ているのか」
ここに情報がある。
「身体の声を聞く」というと、
少し特別なことのように聞こえる。
感覚が鋭い人だけができる。
直感でわかる人だけができる。
目を閉じたら身体が語りかけてくる。
そんなイメージがあるかもしれない。
でも実際には、身体はそんなに親切な日本語で話してくれない。
「昨日の睡眠不足と昼食後の血糖変動、さらにストレス負荷が重なり、
本日は回復部門に遅れが出ています」
これくらい詳しく言ってくれたら助かる。
でも現実に届くのは、だいたいこれ。
だるい。
眠い。
張る。
重い。
ざわつく。
短い。
雑。
でも情報はある。
問題は、一通ずつ読むと意味がわかりにくいこと。
だから大事なのは、単発ではなく、流れで読むこと。
一日だけだるいなら、理由はわからないかもしれない。
でも何日も見ていくと、少しずつパターンが見えることがある。
寝不足の翌日に強い。
忙しい週のあとに出る。
食後に眠くなる。
生理前に関節が重くなる。
ストレスが続くと肌がざわつく。
外食の翌日にお腹が張る。
頑張りすぎた翌朝に動けない。
こうなると、ただの「いつもの不調」ではなくなる。
身体が、同じテーマを何度も報告しているように見えてくる。
件名:回復不足について
本文:今週も処理が追いついていません。
件名:血糖部門より
本文:昼食後、少し乱れています。
件名:免疫部門より
本文:警戒レベルが下がりにくいです。
身体の日報、文章は短いけれど、
読み続けると文脈が出てくる。
「いつ出ている?」
「何のあとに強い?」
「どのくらい続く?」
「休むと変わる?」
「同じ時期に繰り返している?」
身体の日報は、成績表ではない。
不合格通知でもない。
今の身体の業務状況を知らせる報告書みたいなもの。
慢性的な不調に慣れてしまうと、
身体への信頼も少しずつ減っていく。
「私の身体はいつもこう」
「どうせまただるい」
「何をしても変わらない」
そう思いたくなる。
でも、その「いつも」の中に、
実は大事なパターンが隠れていることがある。
身体は同じことを
何度も伝えようとしているのかもしれない。
ただ、毎日届くから目立たない。
毎日同じだから流される。
毎日あるから、重要だと思われにくい。
身体からしたら、少し切ない。
「重要って書いた方がよかったですか?」
うーん、できれば件名に入れてほしい。
身体の声を聞くというのは、
特別な直感を持つことではない。
毎日届いている日報を、
「また同じ」と流さずに、
「いつ、どんなときに、どのくらい出ているのか」
と読んでいくこと。
それが、身体をパターンで読むということ。
今日のだるさ。
今日の眠気。
今日のお腹の張り。
今日の関節の重さ。
今日の肌のざわつき。
それは、ただの不調ではなく、
身体からの日報かもしれない。
未読のまま溜まっている身体の日報を、
少しずつ開いてみる。
そこには、身体を責める理由ではなく、
身体を理解するための情報が書かれているはず。
自分では読み解きにくいその反応を
一緒に翻訳していく場をつくっています。
身体のメール・BGMが難解すぎる方、
翻訳の入り口はこちらから。
かおり|自己免疫疾患と慢性炎症の専門家・フランスナチュロパット
(自然療法師)
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