フリースタイル 67|江口寿史がしたこと|特集以外の感想です|中条省平と私の好きなフランス文学ガイド
空き時間は読書に全振りしたい、まほろです。
今回は、特集「江口寿史がしたこと」を中心に最後まで読んだ『フリースタイル 67』の感想を書きたいと思います。
が、書いているうちに、特集にいたるまでの感想が長大になってしまったため、第一弾として、特集以外の部分の感想だけでまとめました。
江口寿史さんと友利昴さんの対談および、江口寿史さんのコラムの感想は次の記事で書きます。
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フリースタイル編集部『フリースタイル67 江口寿史がしたこと』2026/03
重版決定したそうです…!
それだけ注目度の高い特集ということですね。
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さて、フリースタイルは創刊号から最新号までひととおりの表紙と特集をチェックし、一覧にまとめた記事を作成したのが記憶に新しいです。
が、しっかりと熟読するのは今号が初めて。
読むならこの号から読みたいと思って、バックナンバーは、あえておあずけにしていました。
全部の企画に目を通したわけではないのですが、心に留まった記事の感想を書きました。
特集の感想はこちらです。
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まずは、山上たつひこさんのコラム「スイート・バナナピザ それから」
御年78歳の山上さんは、去年の7月に膵臓癌の手術をされたそうで、実体験をそのまま書き下ろしたコラム。
機関銃の弾送りとホッチキスの針の送り方が同じという、そんな話題から知ることができるなんて想像もできない知識を得ました。
気持ちはお元気そうで安心ですが、お体は心配。私なんかに言えることはないのですが、なるべく無理をされずに過ごしてほしいなと思いました。
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「ONE, TWO, THREE!」のコーナーの、表紙とは別バージョンのイラストが格好いい。
薄暗い夜になり、男性も不在の屋上。
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そして、バックナンバーを漁っている時からチラチラ気になっていた、中条省平さんのお名前。
その肩書きには「フランス文学者」の文字。
やっぱり、あの中条さんだ…!!
2年前『悪魔はいつもそこに』巻末の滝本誠さんの解説で、ジョルジュ・バタイユとフラナリー・オコナーの名前が挙がっていて、手に取ったのが、中条省平さん訳の『マダム・エドワルダ/目玉の話』。そこから中条さんの翻訳と解説に魅入られてしまい、アンドレ・ジッド『狭き門』、ラディゲ『肉体の悪魔』を中条訳で再読したのです。
コクトー『恐るべき子供たち』、ルナール『にんじん』も、中条訳で再読しなければ…と思っていたのを、思い出しました。
こんな形で再会できるとは!と衝撃だったのと、翻訳者って、私の中ではテレビの中の人みたいなイメージなので、雑誌に寄稿されてリアルタイムで動いているお姿(文章)を読めるんだ!?という二重の衝撃を受けました。ありがたいです。
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ドナルド・レイ・ポロック『悪魔はいつもそこに (新潮文庫 ホ 24-1)』
★紙の本のみ、Kindle版なし。
とても好きです。
フランス的な空気を感じますが、調べてみたらアメリカの作家さんでした。わお。
私の中で、ヘミングウェイもフランスみを感じるのに、まさかのアメリカの作家だった人です。
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この流れでいくと、中条さんの翻訳作品も紹介せねばなりません。さらに長くなりますけど。笑
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バタイユ、中条省平『マダム・エドワルダ/目玉の話 (光文社古典新訳文庫)』2006/09
全然意味がわからないのに魅入られる世界。まじで意味がわからないから、中条さんの解説がとてもありがたかったのです。
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ジッド、中条省平『狭き門 (光文社古典新訳文庫)』2015/02
★Kindle Unlimited対象★
途中で休憩しながらも、8時間で読了した、最速記録かもしれないと、読書メモに書いてました。笑
この作品は、何回読んでもストーリーが覚えられないんだけど、無性に好きなので、何回か読んでます。深い信仰を持つ少女との恋の回想。
好きなのに忘れてしまうから、また読むしかないってなるのもある。また読みたいです。
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ラディゲ、中条省平『肉体の悪魔 (光文社古典新訳文庫)』2008/01
★Kindle Unlimited対象★
この本も何回読んでも、ストーリーを覚えてない系の本です。フランス文学って割とそんな感じ。
バタイユのわけわからなさにも通じますが、話が面白いとかいう次元ではなく、雰囲気を楽しむために読むみたいなところがあります。
しかも読書メモにも、筋立てに関する内容は一切書いてないんですよ…!笑
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コクトー、中条省平『恐るべき子供たち 光文社古典新訳文庫』2007/02
★紙の本のみ、Kindle版なし。
なんで私は中条訳で読んでなかったのか、今理由がわかりました。Kindle化されてなかった…!!
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ジャン・コクトー、東郷青児『恐るべき子供たち (角川文庫)』2020/07
中条訳は諦めて、東郷青児訳を読みました。
ジャン・コクトーは一番好きな作家かもしれません。でもやっぱりストーリーは覚えられない。
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ジャン・コクトー、佐藤朔『恐るべき子供たち グーテンベルク21』2012/12
★Kindle Unlimited対象★
たった2年前に、2回続けて別訳で同じ作品を読んだのに(狂気)、ストーリー覚えてないのは流石にやばい気もします。
とりあえず最後がカオスすぎて、なんやねんこいつらはってなったような気はします。
変な嘘つくなやーみたいな。
違ってたらすみません。
とにかく退廃的で、なにを読まされてんねん(なにを見せられてんねん)というのが、フランス文学やフランス映画の魅力だと思っています。
理解することとか、楽しみとかを求めて読むものではないですね。大体暗くて陰鬱だし。
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ルナール、中条省平『にんじん (光文社古典新訳文庫』2017/04
★Kindle Unlimited対象★
これは読みたい…!
子どもの頃から何度も読んでいる作品。
家庭内の不条理を描く。人参と呼ばれる一人の男の子が標的みたいになって、家族にいじめられる話です。でもにんじんも意地悪で変なやつ。
暗いし、いやな話なのに、どうしようもなく心惹かれてしまう作品です。私の人生の通底和音的な感じかもしれない(ルナールさんには失礼だけど、なんか微妙に嬉しくはないですね)。
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というわけで、フランス文学に関しては一旦語り終えましたが、改めてフランス文学に想いを馳せてみて、読んでいる途中は深みにハマっているのに、読了後には圧倒的に心に残らないのが、フランス文学の魅力かもしれないなと思いました。
私の記憶力も相当ポンコツですけど、記憶喪失級に覚えてないのは、フランス文学のなせる技なのでは!?と責任転嫁しておきます。笑
フランス文学を読んでる時は、明らかに変なモード、もしくは世界に脳がスイッチしてるような気がする。また今度、読んでみて確かめたいです。
何度でも新鮮に楽しめるのは利点かも。
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そして、この流れのまま特集の感想に進むのは、さすがに私も体力が持たない。読んでる人もしんどいはず…と思ったので、一旦今回は特集以外の感想に徹することにしました。
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和泉晴紀さんの「イズミくん」
文字数が多い雑誌なので、和泉さんの四コマがめっちゃいい感じの息抜き感を出してくれます。
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和田尚久さん「いのしし肉について」
吉行淳之介のお名前がチラッと見えたので、読みました。
『夕刊フジ』に連載された吉行さんのコラムをまとめたエッセイ集の中に収録された「納豆」という表題の章についてのお話。
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吉行淳之介『贋食物誌 新潮文庫』2013/12
絶対ないと思ったのに、Kindle版ありました!
これは読んでみたい。
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吉行淳之介『夕暮まで(新潮文庫)』1982/05
吉行淳之介さんの作品は多分これしか読んだことないけど、妙に印象に残る話で、再読もしてるぐらい好きな作品です。内容は覚えてない(安定)。
若い女の子とおじさんのしっとりした話。
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全部のコラムに目を通してなくて申し訳ない気持ちもありますが、雑誌ってざざっと流し読むものだしな…!という感じで、今回はこれにて終了。
思ってたより時間かかってしまったので、本命の特集の感想は今日中に書けるかなー、どうかなーって感じです。
思いつくままに書いているので、別の記事を途中に挟む可能性はありますが、必ず書くので、ゆるりとお待ちいただけると嬉しいです。
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フリースタイル編集部『フリースタイル67 江口寿史がしたこと』2026/03
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フリースタイル 創刊号〜67号を、9記事にわたってまとめた記事のリンク集です。
