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SUNOをネガティブ調教で手懐ける〜『Candy』リリース②

前の記事ではSUNOのAdoリブ暴走をネガティブプロンプトの差し込み方で抑える工夫について、Copilotに訊いてみました。 今回はそれを実行してどうなったか、出来上がった曲『Candy』の制作過程を含めてお伝えします。


1.抑制的に働くプロンプトをLyrics欄に

まずちょっとおさらいを。
SUNOが2番あたりから望んでいないボーカルのアドリブ、シャウトなどから抜け出せなくなる現象について、Copilotの提案は、

歌詞側にメタタグで “no ad‑libs” を入れる例:[Verse 2 no ad-libs] [Verse 2 (strict melody, no improvisation)]など歌詞欄に入れる。セクションごとに “same melody as verse 1” と明記する。

…でした。

こんな感じでLyricsのところで指示します。

アップロードしたメロディをキープ
一番のメロディをキープ

さらに念の為Styleにもアドリブを抑止するプロンプトを重ねました(スクショ撮り忘れました)。

2.結果はどう?


まず失敗例、「Adoリブ」全開で、どんなメロディだか分かりません。その後がLyricsに抑制的なプロンプトを入れてみたものです。

はい、こういうメロディでした。一定の効果があったと思います。
ただし、全編を通して思い通りになったバージョンはとうとうできませんでした。
そこで、複数のバージョンからステム分離したものをダウンロードし、丁寧にマニュアルでミックス(切ったり貼ったり)して完成しました。
今回もギター、メロディックチャイム、シンセパッド、音などを自分で録音や打ち込みで加えています。

3.リリース版『Candy』〜妖しいバラード

改めて、楽曲について。18〜19歳の頃作っていて、メロディはそこからほぼ変えていません。

ジャズ/フュージョン/映画音楽の大御所、デイヴ・グルーシン(私、勝手に音楽の師匠の一人と思っています)が音楽を手掛けた1968年の映画『Candy』とその原作小説に出会いました。これがめちゃくちゃだけどエロティックでサイケデリックで(なのにキャストがやたら豪華で)、それをヒントに歌詞を書きました。

元は自分で歌う前提で、男性目線の内容でしたが、Tuneeのテストでこの歌詞の英語版を使った時、うっかり[男性ボーカリスト]というプロンプトを入れ忘れたところ、マライア・キャリー笛の女性ボーカル曲が出来ました。それもアリだな、と思い、歌詞を女性から女性へのラブソングに書き換えました。

そろそろ出来たものを聴いていただこうと思います。


4.歌詞もご紹介

『Candy』

 "Jouons aux chatons... 
J'aime la douceur de tes mains, 
mais je préfère quand tu sors tes griffes."

カーテンを閉ざして
昼も夜もない場所で
永遠につづく闇を
二人 手に入れた

Candy あなたの
唇の嘘を
全て舐め尽くして
わたしはあなたになろう

アラベスタの肌に
淡い薔薇を咲かせよう
花の妖精よ 今は
なにも 恐れるな

Candy 気怠く
萎えそうな雨が
耳をふさぐときは
あなたの歌を聴きたい

わたしの唇を読んで
言葉をなぞって
「それは呪文?」
「罪の儀式…
ふたりの境界を溶かす」

Candy あなたの
唇の嘘を
全て舐め尽くして
わたしはあなたになろう
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18〜19歳の私の歌詞、やっぱり照れくさいものです。
冒頭の台詞は、歌詞を整理する過程でブリッジ(二番の後、大サビ前のパート)から削ったフレーズを映画の台詞風にしたものです。スペイン語、イタリア語、ポルトガル語を試したのですが、子猫を表す言葉「chatons(シャトン)」の音が決め手になり(他の言語ではみんなGの音で始まる単語なのです)、フランス語になりました。
翻訳はショート動画の字幕を参照下さい。

フルバージョンは各配信サービスから5月8日以降順次リリースされます。tiktokなどでも楽曲使用できる予定です。YouTubeでは先行で試聴できるようになっています。

ぜひお聴きいただき、ダウンロード、いいね、プレイリスト追加、コメントなどいただけると大変励みになります。

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