LanScopeクラウド版のAPIでデバイス情報やインストールアプリを取得するには【PowerShell版】
1. はじめに
AIに頼んだらダメだった
IT資産管理ツールのLanScopeを導入する方向になったのでAPIも使てみることにしました。公式のマニュアルを読むのが面倒なのでAIに使い方を聞いてみたのですが古い情報?なのか、ぜんぜん使えない答えばかり。仕方なく自分で調べてみるとLanScopeクラウド版のAPIでは異常検知とか制御自動化とかできないんですね(2025年現在)。公式マニュアルもサラッとしていて情報が少ない。そこで備忘録として自分で調べたことをここに残します。
LanScopeクラウド版のAPIとは
LanScopeクラウド版は、エンドポイント(パソコンやスマホのこと)の可視化とIT資産管理をクラウドベースで提供する統合管理ツールです。APIを活用することで、管理コンソール上の情報を外部システムやスクリプトから直接取得することが可能になります。
LanScopeのAPIはREST形式で提供されており、HTTPS経由でJSONデータをやり取りします。これにより、PowerShellやPythonなどのスクリプト言語から柔軟にアクセスでき、定期的な情報収集や自動化処理に適しています。
主なAPI機能には以下が含まれます:
デバイス情報の取得(OS、IP、ユーザーなど)
インストール済みアプリケーションの一覧取得
ユーザーの活動時間(ログオン・ログオフ)の取得
APIを活用することで、既存の運用管理ツールとの連携や、独自のダッシュボード構築など、より高度なIT運用が実現できます(仕事してるフリができます)。
次項目では、APIトークンの発行方法について解説します。
2. APIトークンの発行方法
APIを使うにはアクセスキーとなるAPIトークンが必要になります。
APIトークン取得には、LANSCOPEクラウド版API利用登録が必要です。
LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版 API 利用登録
↓ここに進んでIDやパスワードなど入力して
手順通りに進めばAPI利用登録ができます。

この辺は公式の説明通りに進めればOK。
API利用登録のURLが分からない場合は
LanScopeのお客様向けポータルサイトLANSCOPE PORTALにログインし「API トークン 利用登録」や「クラウド版 API 利用登録」で検索していくと利用登録画面のURLへ進む方法が分かります。
このポータルサイトは分かりにくい、必要な情報が出てこない、改善してほしいです。
次項では取得したAPIトークンを利用する具体的な例をあげます。
3. PowerShellでデバイス情報を取得
デバイス情報の取得が一番需要があるんじゃないでしょうか
次のようにPowerShellで書いて実行します。
PowerShellスクリプト例 デバイス情報取得
# APIエンドポイント デバイス情報の取得
$apiUrl = "https://api.lanscopean.com/v1/devices"
# APIトークン(LanScope PORTALで取得)
$token = "ここにAPIトークンを書く"
# HTTPヘッダーの設定
$headers = @{
"Authorization" = "Bearer $token"
"Accept" = "application/json"
}
# APIリクエストの送信
$response = Invoke-RestMethod -Uri $apiUrl -Method Get -Headers $headers
# 結果の表示
$response.data | ForEach-Object {
Write-Host "PC名: $($_.computer_name ), OS: $($_.os_version), 機種: $($_.device_name), ユーザー名: $($_.login_user_name) "
}このスクリプト例の「ここにAPIトークンを書く」の部分を前項で取得したAPIトークンに書き換えて、PowerShellターミナル画面にコードを張り付けて実行するとLanScopeで管理されるデバイス情報が取得できます。このスクリプト例では一部のみ表示しているので、全部表示したいときは、上のコードに続けて
$response.dataを実行すれば全部の情報が表示されます。
使用するAPIエンドポイントの説明
APIの問い合わせ先であるURLはこちら
https://api.lanscopean.com/v1/devices
このURLへ前の章で取得したAPIトークンを渡すとデバイス情報を取得できます。ちょっと簡単過ぎる気がするのですがこんなもんでしょう。
出力される主要な項目:
シリアル番号
ホスト名
MACアドレス
メーカー
OS
OSバージョン
モデル
型番
ハードウェア種別
CPU
メモリ
ストレージ
その他、LanScope上で入力する細々した項目
4. PowerShellでインストールアプリ情報を取得
LanScopeだとブラウザ拡張機能やMSストアアプリが上手く取れないみたいでイマイチなんですが、これもAPIで取得してみましょう。次のようにPowerShell で書いて実行します。
PowerShellスクリプト例 インストールアプリ情報
# APIエンドポイント インストールアプリの取得
$apiUrl = "https://api.lanscopean.com/v1/devices/installed_applications"
# APIトークン(LanScope PORTALで取得)
$token = "ここにAPIトークンを書く"
# HTTPヘッダーの設定
$headers = @{
"Authorization" = "Bearer $token"
"Accept" = "application/json"
}
# APIリクエストの送信
$response = Invoke-RestMethod -Uri $apiUrl -Method Get -Headers $headers
# 結果の表示
$response.data | ForEach-Object {
Write-Host "ID: $($_.device_id ), OS: $($_.client_type ), app: $($_.applications ) "
$response.data.applications | ForEach-Object {
Write-Host " アプリ名: $($_.application_name ), developer: $($_.developer_name ), インストール日: $($_.installed_at ) "
}
}
このスクリプト例の「ここにAPIトークンを書く」の部分を前項で取得したAPIトークンに書き換えて、PowerShellターミナル画面にコードを張り付けて実行するとデバイス毎のインストールされているアプリ一覧取得できます。
5. PowerShellで活動時間を取得
PowerShellスクリプト例 活動時間情報
# APIエンドポイント 活動時間を取得
$apiUrl = "https://api.lanscopean.com/v1/reports/devices/activity_time"
# APIトークン(LanScope PORTALで取得)
$token = "ここにAPIトークンを書く"
# HTTPヘッダーの設定
$headers = @{
"Authorization" = "Bearer $token"
"Accept" = "application/json"
}
# APIリクエストの送信
$response = Invoke-RestMethod -Uri $apiUrl -Method Get -Headers $headers
# 結果の表示
$response.data | ForEach-Object {
Write-Host "日付: $($_.date ), device_id: $($_.device_id), 管理番号: $($_.asset_no), 開始日時: $($_.start_datetime), 終了日時: $($_.end_datetime) "
}このスクリプト例の「ここにAPIトークンを書く」の部分を前項で取得したAPIトークンに書き換えて、PowerShellターミナル画面にコードを張り付けて実行するとデバイス毎の活動時間が取得できます。
活動時間とは何か
LanScopeクラウド版における「活動時間」とは、ユーザーがデバイスを実際に使用していた時間帯を示す情報です。具体的には、Windows端末におけるログオン・ログオフの履歴をもとに、ユーザーが業務を行っていた時間を可視化します。
この情報は、以下のような用途で活用できます:
• 勤務状況の把握:テレワーク環境下での勤務開始・終了時間の確認
• 業務の実態分析:長時間労働や深夜稼働の傾向を検出
まとめ
API活用による運用効率化のメリット
LanScopeクラウド版が提供するAPIを活用することで、IT運用の現場における作業効率は大きく向上します。従来、管理者がGUI上で手動操作していた情報取得や分析作業を、スクリプトによって自動化できるため、人的リソースの削減と業務の標準化が可能になります。
APIでできること、応用できること
デバイス稼働状況のチェック
インストールアプリの一覧取得と脆弱性確認
ユーザーの活動時間のログ収集
デバイス情報をActive Directoryと照合して棚卸し
活動時間を勤怠管理システムに連携して勤務実態を分析
インストールアプリ情報を脆弱性データベースと突合してリスク評価
これらの処理をPowerShellなどで定期実行すれば、手作業による確認作業を省略でき、担当者の負担を軽減できます、たぶん。
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