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38連休日記 36/38

2026年1月30日

 5時半起床。アラームの音にびっくりして、わー!と声を上げながら起きる。ふだんと違う曲をアラームに設定して、耳慣れぬ音が響いたせいもあるんだろう。
 目覚ましに好きな曲を設定すると、その曲を嫌いになる、という説を聞いたことがあるけど、自分には全く当てはまらない。好きな曲で毎日起きられたら幸せなこと。

 ふだん起きてから家を出るまで1時間半かかっているのを短縮したくて、ぼけーっとパソコンやスマホを眺めるのを禁止するよう取り組んでいる。今日も起きたのは出発予定時刻のちょうど1時間前。どうしても朝は動きが鈍くなるのか、バタバタしながら家を出る。

 特急あずさに乗り込んだ直後に、充電ケーブルとアダプターをひとまとめにしておいたポーチを忘れてきたことに気づく。家を出る直前に、長野は寒そうだからネックウォーマー持って行こうとカバンに入れたりしていたのに、なんでこんな大事なものを忘れるのか。
 これまであまり旅行などで忘れ物したことがなかったのでショック。あらかじめメインの大きいバッグと、街歩き用のサブバッグに荷物を振り分けていたのが災いして入れ忘れが発生した。やっぱり余裕をもって1時間半くらい時間とっておいたほうがいいのかも。

 立川から乗ってきた通路側の席の人に真ん中の肘掛けを占領された。人への苛立ちを抑えること、将来的なぶつかりじじい化の回避を目標にしているので、自分は窓枠にこまごました物を置けてるんだからと鷹揚に構える。ストレスや感情を管理していくのだ。

 松本到着。晴天なれど道端にけっこう雪が残ってて、路面が凍結してる。凍った道を地元の人が小走りというより完全に走っていて、見ていてひやひやする。

 まずホテルに荷物を預けてから、珈琲まるもでお茶。ストーブの暖かさとにおいが落ち着く。
 ベリーソースつきのレアチーズケーキ、とてもおいしい。スポンジケーキがあんまり好きではないので、上から下までレアチーズのみの純正なケーキで嬉しい。スポンジ排外主義者みたいなこと言ってしまった。
 高円寺のぽえむもそうだったけど、居心地のよいカフェで時間かけてちまちまスイーツ食べることが気恥ずかしい。スナック菓子とかは袋を開けると一心不乱に完食するタイプなので、おいしいスイーツをゆっくり食べている自分にけちくささ、せこさを感じているのかもしれない。でも美味しいものはゆっくり味わいたいし、ジャンクフードはさっさと食べ終わりたい。

 珈琲まるもを出て、すぐ近くの洋食屋・おきな堂へ。どれも魅力的なメニューで悩み抜いた末、オムライスとポテトサラダを注文した。
 はじめて食べたポテトサラダは、ほぼマッシュポテトみたいな素朴な味。マヨネーズに頼ってなくて潔い。オムライスもしっかり卵で包んでいて、ごろっとしたチキンが入っている至極真っ当なオムライス。
 はじめて松本を訪れたとき、ガイドブックも口コミサイトの情報もなしでふらっとこのお店に入った自分に感謝している。

 おきな堂の川を挟んで向かいにある四柱神社でお参りする。しちゅうじんじゃだとおもっていたけど、よはしらと読むらしい。
 いつか松本に住めるようにと願掛けする。願掛けの木札置き場にワイヤレスイヤホンが片方落ちていた。その近くには落とし物の定番である片方の手袋も。
 おみくじは大吉。先人たちが結んだおみくじに雪が積もっていた。イヤホンや手袋を落とした人たちのおみくじには、「失物」の項目になんて書いてあったんだろう。

雪明けて南天赤く願いごと白く


 充電器とケーブルを買うためにイオンモールに行く。イオンモールって車でしか行けないイメージだったけど、市街地から徒歩ですぐの場所にあって意外だった。道中の街並みが好きすぎる。山に囲まれているのではなく、山に護られている町。


 4000円ほど費やして購入した充電器とケーブルをホテルでつないだら充電できなかった。もう何も信じない。

 まるで役に立たないことも知らず、コートのポケットにかさばる充電器とケーブルを入れたまま、松本メーヤウ信大前店まで30分ほどの道のりを歩く。歩いていて気づいたのが、松本は意外と車の運転が荒い。
 変な看板の店を見つけて面白がって写真撮ったら、写真フォルダに同じ写真があった。12年前にも同じ看板見て笑ってたらしい。

12年前からずっと存在している発狂的な看板
ほぼちいかわ


 松本メーヤウは店内に『クローズ』のポスターがやたら貼ってあった。駅前の公的機関が作ったっぽいポスターもクローズのキャラクターだかが描かれていた。どうやら作者が地元出身らしい。「漢たちの聖書(バイブル)」「不良漫画の金字塔」と威勢のいい言葉が並んでいたけど、そのへんまったく通っていないので新鮮だった。
 インド風イエローカリー(チキン)とインド風ブラックカリー(ポーク)に、ミニサラダをいただく。せっかく色々な種類があるのに、両方インド風なのはチョイスがよろしくなかったかもしれない。でもどっちも美味しいからいいんだ。サラサラのスープっぽいカレーで、特にチキンのほうはカレーだけ飲むとガツンとくるかなりの辛さなのに、ご飯と一緒に味わうとちょうどいい辛さになるのが不思議。汗だくで完食しました。

 お店を出て、あてどなく散歩してるうちにアルプス公園の手前あたりまで来ていた。りんご音楽祭まで歩いて行けるな。高台にある誰もいない公園を意味なく散策して腹ごなし。

 開智学校方面を目指して歩く途中、すずめ?の大群が電線に群がっていた。旅行先で小鳥の大群、たまに見かけるんだよな。金沢でも椋鳥か何かが群がっているのを見たことある。

 松本中央図書館をちょっと覗き、前にも行ったことのある開智学校は外から眺めるだけでスルーして松本城へ。18時からプロジェクションマッピングやるらしいので、ここもさらっと通り過ぎ、カフェで休憩する。

 青木医院という病院を改築したカフェ『お堀と青木カフェ』でお茶する。とても居心地良い。妙齢のご婦人の接客が愛想良くてうれしい。100円の手作りおやつが素朴な味わいながら、とてもおいしくてかわいい。松本でまた良いお店と出会ってしまった。

 ホテルにチェックインして、さっそく大浴場に行く。サウナ2セットでカレー食べた時くらい汗をながす。

 お風呂は小一時間で切り上げて、ふたたび松本城へ。歴史ある建造物にプロジェクションマッピングなんて派手派手しい演出するのはどうなの?と懐疑的に思ってたけど、いざ見てみたらとっても綺麗だった。すげ〜。肉眼で見るより、カメラ越しに動画で見るほうがより綺麗かも。

こんなお城が
こんなことになるなんて


 あみやばーぐというハンバーグ屋さんで晩ごはん。小さめのハンバーグ3個の定食で、ひとつずつ網で焼いて提供してくれる。無料の薬味が何種類も用意されていて、ひとつめはそのまま、2個目以降は薬味やソースをあれこれかけて味変しながら食べるのを推奨しているらしい。
 おかわり無料のごはんもちっちゃい茶碗によそわれているので、大食いの人じゃなくても、ごはんをおかわりするという行為自体を楽しめる。網で焼くときに炎が上がったり、とにかくエンタメ性が高いお店でよく考えられてる。若い店員さんたちも元気で気さくに話しかけてくれたりホスピタリティ高くて、人気のお店なのが納得。

 食後に『アイスは別腹』というお店でストロベリー生チョコアイスパフェをテイクアウトして、ホテルで食べる。松本に来てから、飲み食いと徒歩しかしていない。

 ホテルの隣室から30分に一回くらいの間隔で重い家具を引きずるるような耳障りな大きい音が響きイライラする。0時過ぎまで断続的に鳴っていて、せっかく早めにベッドに入ったのに全然寝つけなかった。

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