ほんとに桑原志織さん圧巻でしたね!|お誕生日おめでとうございます🎂
二次予選でのプログラム内容
舟歌 Op.60
24の前奏曲 Op.28(13〜18番)
幻想曲 ヘ短調 Op.49
英雄ポロネーズ Op.53
けっこう重厚な大作ぞろいの中、最後まで聴衆を魅了しましたね!拍手もなかなか鳴りやまず歓声もずっと続いておりました。素晴らしい名演奏について振り返りたいと思います☆
揺らぎからの輝き
静かな幕開けを飾った舟歌 Op.60。
今日のスタンウェイの音色はより丸みのある音味な気がする。その音色を確かめるように、彼女はとても美しく丁寧に音を紡いでいた。なにかの影響か少しほんの小さいミスが続く。音楽家にとってはほんの小さいミスを「その後どう立て直すか」私も息を呑みただただ祈る。
するとなんと、桑原さんはそこから極上の響きを生み出して、むしろ音楽の流れを加速させていったのだ!
前奏曲の途中からどんどん私達を音の層に引き込んで行く気がした。
小さな揺らぎを経たの後、まるで大地からサポートを得たかのように重厚な音の奏が広がっていき、それからの難曲をその力で次々に支配していく。そんな瞬間を目撃した気分。
静けさの抱擁
幻想曲 ヘ短調 Op.49
その冒頭から気迫がほとばしり、音のひとつひとつがまるで軍勢を導く女王様のように、確かな統率力をもって響いていた。
気づけば観客はその圧倒的な音の力に包まれ、魅了され、支配されていた。
小さな揺らぎを超えて生まれた響きは、ただ美しいだけでなく、愛と力強さを兼ね備えた「女王様の音楽」そのものだった。
幻想曲の最後で観客をみんな取り込むかのようだった。
終盤の音。ひとつひとつにゆっくりと間を取り、最後の一音をのびやかに、のびやかに――。
その響きは枝葉が広がるように私たちを包み込み、会場全体をやさしい光で覆っていった。
音が消えたあとも、余韻だけが静かに漂い、誰もがその静けさに心を奪われていた。
黄金のポロネーズ
幻想曲で見せた気迫と大地のエネルギーが、そのまま英雄ポロネーズで結晶化した。
冒頭の和音からすでに「女王様の統率力」が全開で、音の軍勢を一気に従えていくような迫力。
力強さの中に愛情があり、ただ圧倒するだけでなく、聴衆を抱きしめるように導いていく。
もはや不動の玉座に座す女王様のその圧倒される響きに誰も抗えない。
気づけば会場全体がそのリズムに心を預け、誰もが「この瞬間に立ち会っている」ことを実感していた。
最後の一撃まで、彼女は揺るぎない存在感で舞台を支配し、まさに“黄金のポロネーズ”を響かせていた。
雨だれに寄せて
ぽつり、ぽつり
ひと粒ごとに魂が宿り
静かな祈りとなって
私の心を潤していくー気づけば頬も静かに濡れていた。
おまけのひとり言
海外の強者たち🎼
今回の舞台はレベルが一層高い気がする。直近だとソナタ第1番を弾いた 中国のカイミン・チェン(Kai-Min Chang)さん。すごかったなあ!
そしてカナダのケヴィン・チェン(Kevin Chen)さんは圧倒的人気もうなずける表現者だし。
個人的な海外演奏者衝撃度順
イギリスの ジャッキー・シャオユー・チャン さんの鮮烈な響き。天才。
ポーランドの アダム・カルドゥンスキ さんの輝きに満ちた表現、絵画のよう。
そしてジョージア州から登場した ダヴィド・フリクリさん の熱情あふれる演奏。巨匠的。
英雄ポロネーズひとつとっても、ショパン好きにはたまらない超超一流の音が集まってる。
だれが優勝してもおかしくないな。
こうしてひとり言はおわりまた静かに時を待つ。
それぞれが自国の空気をまとい、ショパンの音楽に新しい色を添えていた。
中川優芽花さん🌟―これからはじまる応援を胸に。あの躍動的な音を心から待っています。
その一音一音が、きっと新しい光となって響きますように。🌹✨
