生活保護が足りないという障害者。月の小遣い4万円は少ない?多い?
「月の小遣いは4万しかないです。もっとほしいです。楽してお金がほしいです。」
精神疾患を患っているAさんの希望です。私は支援者としてどう接すればいいのか迷いました。悩んで、現在のAさんの収支の説明を行いました。
結果、・・・めっちゃ不機嫌になりました。現実をお伝えしただけなのですが。最後に「もっとお金がほしかったら一般就労をして保護を抜けた方がいいですよ。」と感情のままに伝えたのか余計だったのかもしれません。でも、どうしても言いたかったのです。
「最低な支援者だ!」と思う方もいるかもしれませんが、「生活保護は受けたくない。」「体が動くまでは働きたい。」と頑張っている方に対して、勝手ながらどうしてもその考えには呆れて仕方ありませんでした。
1. 生活保護の基本
生活保護は、
生活扶助(食費・日用品・光熱費など)
住宅扶助(家賃)
加算(障害者加算、母子加算など)
で構成されます。
障害のある人は、このうち生活扶助に「障害者加算」(例:月1.5〜2.7万円)が上乗せされます。
2. 「小遣い」とは?
ここでいう「小遣い」とは、
家賃・食費・医療費などを制度でまかなった後に、自由に使えるお金のことです。
グループホームに入居している場合は、
家賃 → 住宅扶助でカバー
食費・光熱費 → 利用料に含まれる
医療費 → 生活保護で自己負担ゼロ
となるため、自由に使える分が実際に多く残りやすいのです。
3. 「月4万円の自由費」はどう見える?
少ないと感じる場合
外食・趣味・交際費・交通費で消える
多いと感じる場合
家賃や医療費が不要なので、ほぼ娯楽や趣味に使える
貯金も可能なレベル
4. 他のケースと比較
一般的な生活保護単身者(障害なし)だと、自由に使えるのは 月1〜2万円程度。
障害者加算がある場合は、数万円の余裕が増える。
ただし障害特有の支出があれば、その余裕はすぐ消える。
5. まとめ
「月4万円の小遣い」は、健常者の生活保護世帯と比べれば多め。
ただし、障害特有の追加支出や生活の質へのこだわり次第では「全然足りない」ともなる。
結局は、その人の 生活環境・健康状態・お金の使い方によって評価が分かれる。
人生を楽しんで過ごすのはその人の自由であり、他人が口を出すものではないと思います。けれど、少しは自身の欲を抑えてほしいなと思います(そんなことを言うと「衝動が抑えられないから苦しんだ!それが障害なんだ!」と怒鳴る方もいらっしゃいます。難しいので思うだけにとどめておきます)。
✍️ 書いている人:ふろーと
福祉歴十数年。介護・相談支援に従事。
現場のモヤモヤや矛盾を、少しずつ言葉にしています。記事によっては毒も吐きます。
「きれいごとだけじゃ食べていけない」福祉のリアルを届けたい。
