二兎を追うな。百兎を追え。
「二兎を追う者は一兎をも得ず」
昔からそう教えられてきた。
一つに絞れ。
欲張るな。
身の丈を知れ。
確かに、それは一つの真理なのだろう。
しかし私は、人生においては、むしろ逆ではないかと思っている。
二兎を追うな。百兎を追え。
もちろん、一度に百のことを中途半端にやれ、という意味ではない。
百の世界に興味を持ち、百のことに挑み、百の人に会い、百冊の本を読み、百回失敗してみろ、ということだ。
そうして初めて、自分が本当に追うべき一兎が見えてくる。
最初から「これしかない」と決めてしまう人は、案外、自分の可能性を知らないまま人生を終えてしまう。
私は、「自立」とは、自分の足で立つことだと思っている。
誰かが決めた正解に乗ることではない。
自分で見て、自分で考え、自分で選び、その結果に責任を持つことである。
だからこそ、知的好奇心を閉ざしてはいけない。
手塚治虫は、「ミーハーになれ」という趣旨のことを語っている。
私は、この言葉が好きだ。
面白そうだと思ったら飛び込む。
知らない世界があれば覗いてみる。
人を好きになり、本を読み、旅に出て、新しい仕事に挑戦する。
そうやって世界を広げることは、軽薄なのではない。
自分を豊かにする行為なのである。
夢も同じだ。
夢は、叶う人だけが持つものではない。
挑戦する人だけが持つ資格がある。
失敗してもいい。
遠回りしてもいい。
百兎を追えば、多くは逃げていくだろう。
だが、その経験は決して消えない。
逃げた九十九匹が、最後の一匹を見つける力になる。
人生は、最初から一本道ではない。
幾つもの道を歩き、迷い、寄り道をした人だけが、自分だけの道を見つけられる。
だから私は、これからも百兎を追う。
夢から逃げない。
好奇心から逃げない。
そして、自分の人生からも逃げない。
その先で出会う一兎こそが、本当に自分の人生なのだと思う。
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良い習慣を100作れ!!
