見出し画像

おまえが出べそよりおまえの母ちゃんて言われる方が悔しいんですか?それってあなたの感想ですよね?ええ、ダル絡みです。まだ引きずってますけど、それが何か?

※タイトルは本分とあまり(というか、ほぼ)関係ありません。叫びたい気持ちがおわかりいただきたかっただけです。


先日、大層腹が立って気持ちが凹む出来事がありましたのです。

それがけしからんのか、けしかる(←?)のか、先方がクソ野郎かどうかなんてどうでもいいんです。
愚痴りたいのではなくて、そのときに湧き上がった自分の感情をアウトプットしてみたいのです。なので出来事の詳細は端折ります。

出来事そのものは『足の小指をテーブルの脚にぶつけた』みたいな、本人は息が止まるほど悶えているけど、傍から見れば『それくらいなこと』でした。

それくらいの些末な出来事クソエピソードに、自分がどうしてこうもダメージを受けているのか、あれこれ巡らせているうちに思い出してしまったことがありました。

当時、中一だったかと思うのですが、美術の授業で版画を掘ることになりました。テーマは『秋』だったと思います。

いとこで同じクラスのエリちゃんが私の描いた下絵を見て、すごく褒めてくれて『いいなぁ、私もそういうのが描きたい』と、羨ましがりました。
エリちゃんは絵を描くのが苦手で、まだ何も描けてなくて困っていました。

褒められて、たぶん私は調子に乗ったんだと思います。
エリちゃんに自分のと同じ絵を描いてあげました。同じと言っても構図だけで、エリちゃんが好きそうな、漫画チックにデフォルメした柿の木です。

みんなの版画が出来上がって、その中から先生が選んだ何枚かの作品を披露しました。
その中の一枚に一個だけ実のついたあの柿の木のがありました。

それはエリちゃんの作品でした。
先生は、『個性的で面白い』みたいなことを言って褒めました。

次に似たような絵柄のを、片手の指先だけで汚いものを摘まむようにヒラヒラさせながらみんなに見せました。
エリちゃんのと同じ構図の、私のでした。

先生は、人マネはサイテーだと吐き捨てるように言いました。私の名前を呼ぶわけでも、理由を尋ねるでもなくそれだけ言って、次の作品をエリちゃんのときと同じく両手で広げてみんなに見せて褒めました。

エリちゃんの版画の出来栄えがよかったので、先生は私のがマネだと思い込んでしまったんだろうと思います。
さらに言えば、大人しくて内気なエリちゃんがそんなことパクリはしないという印象があったのかもしれません。

美術室の机の前でうなだれる、あの場面は今も胸に痛みが走ります。
柿の木の絵柄はよく覚えていますが、それ以外はよく覚えていません。
記憶から全部消そうとしたんでしょうけど、消せてなかったんですね。



もしかしたらこの間の些末な出来事クソエピソードは、あとのときの感情を思い出すきっかけに過ぎなかったのかもしれないと思いました。

昇華されなかった感情は、沼の底の澱みたいにずっとそこに溜まってて、時間の経過に関係なく、何かをきっかけにわぁっと湧き上がって来るんだと思います。
『これ、いつ昇華するんですか?』って、ちゃんと光を当てて受け止めてあげない限り、何度でも。


今回の些末な出来事クソエピソードは、私が批判を受けたとか、誤解されたとかってわけではありません。

ですが、先方の行為に理不尽さを感じた、不当な扱いをされた(気がした)という思いが、中一の美術室の記憶を呼び起こしてしまったんじゃないかと思いました。

「私が描いたのに」
みんなに褒められるエリちゃんに言いたかったし、
「私は誰のマネもしてないです」
先生に言い返したかったはずなのに、自分が悪いと思い込んで、本当の感情を飲み込んでしまったんだと思います。
ホントは泣きたかっただろうなと思います。

先日の些末な出来事クソエピソードは、中一の私が「私を置き去りにしないで」と訴えて来た感情だったんだなと思いました。
(とはいえ、今の私もまだ少し怒ってますけど)


私は、美術室の机の前でうなだれている中学生の自分に近づくと、そっと背中を撫でてやりました。

「大丈夫だからね。キミは悪くないよ、わかってもらえなくて悔しいね。怒っていいんだよ」

「あなたは誰?」

「てへ。ちょっと歳喰ってるけど未来のキミだよ♡」

「私、そんなカンジになるの?」

中学生の私はさらにうなだれました。

寄り添おうとしただけですが、なんかまた本音を呑み込ませたようです。
思春期入った子は一筋縄じゃ行かないらしい。

よしよし、尖った心を少しずつほぐしてからの話ね。
ってか、まずは私を受けいれなさい。



それにしても、こないだは感情のままにものを言わなくてよかった。
あの方もクソ野郎ですが、過去の感情の憑依で私が何か主張したところでヒス野郎認定されてしまうのがオチだったと思います。

くわばらくわばら つるかめつるかめ






いいなと思ったら応援しよう!