『性格を決めるな、物語を与えよ』... ユングが、言ってはないけど言ってくれそうなこと
タイトルから先に決めました。
詳しいわけではないのに何でユングを持ち出したのかは後ほど回収…
できるかな?どうかな?できたらいいな?
何でもやりたいようにやっている気がしている一方で、たとえばnote、せっかく書いても投稿できないとか、行動を躊躇することがよくあるから、自分が積極的なタイプなのか受動的なのか、私は自分で自分を判断できない。
また、周囲からは外交的なイメージを持たれがちなのに、自分では内向的で人見知りしがちと思っていたりする。(人と話してるとき、脇汗すごい)
いったい自分はどういう人間なんだろうと、〇〇診断とか、なんとか占いみたいなものがあると好んで見に行くのは正解が欲しいからかもしれない。
インフルエンサーや有名人、または身近で人気のある人を見て刺激を受けると無意識に比べて、私には何もないとか、自分にはどんな才能や役割(使命?)があるんだろうと思ってしょげる。だからやっぱり、自分を言い当ててくれそうな気がして診断サイトをタップしてしまうのかもしれない。
こういうの、『自分探し』というんだろうか。自分探しって、自分の何を見つけたら正解なんだろう。
旅を勧めるCMやファッション誌の影響か、いつの頃からか当たり前に使われるようになって久しい『自分探し』。
自分探しの旅をめでたくゴールしたって人を私は知らないかもしれない。
「ついに私は自分を見つけたの!」ってハナシはドラマや映画以外でほとんど聞いたことがない。
自分探しの旅に出かけた彼女彼らたちはその後、どうなったんだろう。
タイプ診断や占いで『あなたはこういう素晴らしい人です』といわれてイヤな気持ちはしないし、言い当ててもらえると、自分の感じ方は正解だったと思えて嬉しい。ピンと来なくても、自分が気づいてないだけで、実はとっても特別な存在みたいな気にさせられて高揚感が湧く。
性格とか適性とか『あなたはこうです』とラベリングされることで、そのときは自己肯定感を上げられた心地がする反面で、どこかしっくり来ない感じとか違和感が残る。
そこを埋めようとして、もっと自分にピッタリしっくり来るものがあるかもと、また別の診断をさ迷うリフレインに、何だかとんちんかんなことしてるとうっすらわかってもいる。
リンゴ、バナナ、ブドウ、ミカン、あなたはどれですか?
リンゴではなさそうだけど、黄色っぽいからバナナ?
でも、丸いのよね…… え?じゃあ、ミカン?……
自分はミカンカテゴリーなのね。うーん、でも何だかビミョーなの。あ、こっちの診断はどうかしら?
…ラベリングにシンデレラフィットを求めてる。
これ、自分探しというんだろうか。
自分を知ること、自分探しとは、自分の才能や適性とか、性格はこうとかってラベリングするような、そういうことではないのかもしれない。
定義付けされた『個性の分類』のどれに自分が該当するかわかったとて、そこに『自分』が映し出されたといえないんじゃないか。
私は自分の何が知りたいんだろう。
私はリンゴのように赤くはないし、バナナのように長細いわけでもありません。ブドウのような香りもあって、ミカンのようにたっぶりの水分を含んでいます。
これが私です。
これって、ストーリー?
『私』という物語。
本当に知りたいのは、自分という唯一無二の物語?
ここでようやくユング。(たどり着けたw)
ユングと言えば、無意識領域を説こうとしてシンクロニシティがどうだのとか言ってるうちにフロイトと仲たがいした人?ってくらいしか知らないんだけど、感銘を受けた言葉がある。
「あなたが無意識を意識化しない限り、それはあなたの人生を支配し、それを運命と呼ぶことになる」
当時の私に妙に腑に落ちるものがあった。
『無意識を意識化する』とは、漠然とある感情や思いを言葉で捕まえること、言語化するってこと、なのだと思う。
なんだかよくわからない自分についてこうして書いている、これ自体が意識化ということ。
自分の内側から湧き上がる言葉を集めて行く意識化そのものがすでにキミ自身の物語なのだよ。
そうして自分という全体像が浮かび上がって行くのだ。
まるでパズルのようにね。
……わかるかね?
なーんて、ユング氏は言ってくれそうじゃない?

年の瀬、note恒例の年間データが今年も届いた。
もっともよく読まれた記事がコレだったらしい。
人生は様々なステージがあって、同じシーン、一つの役を演じ続けるわけではない。考え方や価値観も変化する。
このアーキタイプを『性格』としてではなく、どんなステージでどの役柄を演じて来たか、また、今はどの役柄を生きてるのかという視点に使うと、自分の物語がちょっと覗けるかもしれない。
…ということで。
今年一番よく読まれた記事を読み返してみたら、何だかユングが言いそうなことが浮かんだのでした。
今年も私の物語をお読みいただき、ありがとうございました!
