「服が好き」と「おしゃれ」は別ものだ。 #107
アパレルの仕事をしていると、「きっとおしゃれなんだろうな」と思われることがある気がする。
少なくとも私は、アパレルで働いている人に対してそんなイメージを持っていた。
服に詳しくて、センスが良くて、流行も知っていて、自分らしい着こなしができる人。
そんな人たちが働く世界だと思っていた。
だから今、自分がお洋服を販売している立場になっても、そのイメージとのギャップを感じることがある。
なぜなら私は、自分がおしゃれだと思ったことがないからだ。
今でも「私はおしゃれです」と胸を張って言える自信はない。
コーディネートを考えるのが得意なわけでもないし、人に似合う服を提案することにも迷うことがある。
SNSを見れば、素敵な着こなしをしている人がたくさんいる。
センスのある人や、服について深く発信している人もたくさんいる。
そんな人たちを見ていると、自分にはまだまだ知らないことや学ぶことがたくさんあるなと思う。
でもその一方で、確実に言えることもある。
私はお洋服が大好きだ。
新しい服を見るのも好きだし、古着を見るのも好き。
ブランドの歴史を調べるのも好きだし、生地や縫製の違いを知るのも楽しい。
着込まれた服の色落ちや風合いを眺めているだけでも面白い。
気になる服があると、つい調べ始めてしまう。
誰かに頼まれたわけでもないのに、気づけば何時間も見ていることもある。
そう考えると、私はおしゃれな人というより「服オタク」だと思っている。
おしゃれな人という言葉からは、センスが良くて、上手に着こなしている人を思い浮かべる。
でも服オタクは少し違う。
とにかく服が好きで、興味があって、知りたくて仕方ない人。
私はどちらかというと、そちら側だ。
だから、お店のことを知ってくださる方にも、「おしゃれな店」というより、「服が好きな人がやっている店」と思ってもらえたらうれしい。
もちろん、おしゃれであることを否定したいわけではない。
ただ、私自身はおしゃれを教える人というより、服の面白さや魅力を共有したい人なのだと思う。
服の歴史だったり、生地だったり、長く着る楽しさだったり。
そんなことを話している時間の方が、私にはしっくりくる。
おしゃれに自信はない。
それは今でも変わらない。
でも、服が好きだという気持ちだけは昔から変わらない。
だからこれからも、おしゃれな店員を目指すというより、服好きの服オタクとして、好きな服を紹介していけたらと思う。
みなさんは、「おしゃれ」と「服好き」って同じだと思いますか?
私は似ているようで少し違う気がしています。
みなさんはどう思いますか?
よかったら教えてくださいね^ ^
