暴言モラマザコンからの脱出__別居した方法
家という密室の恐怖
「明日の朝、カフェで話せない?」
そうLINEを送ったのは、2月の寒い夜でした。
どう伝えればいいのか何度も迷って、ようやく絞り出した一文。
送信ボタンを押すとき、手が震えました。
弁護士に相談に行った帰り道、「今度こそ、しっかり別居を申し出よう」と心に決めていました。
でも、家の中で2人きりで話すのがどうしても怖くて。
三年前に引っ越してきてからというもの、ずっと家の中には緊張感が漂っていました。
そして、やってきたコロナ禍。
夫の在宅勤務、子どもたちの休校。
毎日、同じ部屋で、同じ時間に、全員で食事をする生活が続き、息が詰まりそうな日々でした。
加えて、元夫との言い争いや怒鳴り声、すぐ説教してくる隣家に住む義母の存在──その家は、次第に私にとって「敵地」のような場所になっていきました。
そんな恐怖の染みついた場所で、2人きりで話し合うのは無理でした。
だから、外で会うしかないと。
「子どもが急に帰ってきたら、聞かれてしまうかもしれないから」と理由をつけて、元夫をカフェに誘いました。
家から10分ほどの場所にある、チェーン店のカフェ。夕方はそれほど混んでいなくて、席の間隔も広め。
話し声が周りに届きにくい場所です。
早めに行って、席で待ちました。
あらかじめ買っておいた小さなボイスレコーダーのスイッチを、バッグの上からさりげなく押せるように確認しながら。
緊張のあまり、手の汗で薄い布のバッグが少し湿っていました。
※はじめに、少しだけ
この記事は、別居に至るまでの個人的な出来事と、当時の心情を記録したものです。誰でも自由に読める状態にしておくのは、少し不安で落ち着かないため、
有料という形を取らせていただきました。
これを書いた一番の理由は、かつての自分のような人に届けたかったからです。
私は家庭のことで悩んでいた頃、同じような境遇の体験談を探していました。
似たような思いをしている人に「ひとりじゃないよ」と伝えたいです。
もちろん、「こんな人生もあるんだな」とノンフィクション体験談として読んでもらえても嬉しいです📖
また、これは私自身のためでもあります。
思い出さないようにしていた出来事に、記憶が薄れてしまう前に向き合ってみようと思いました。自分だけの手帳に書くよりも、誰かと少しでも共有できたら──そう思って、noteに書くことにしました。
※この記事には「振り返り鑑定」は含まれていません。
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