【RAINE】 制作記録
パターン詳細
『CHERISHED』 by Kim Hargreaves
元ローワンのデザイナーで、今は活動終了されたらしきキム・ハーグリーヴスさんのパターンより「RAINE」
これは「レーヌ」という人名?ウェブ検索ではそれくらいしか候補が出てきませんでした。他のパターンも人名みたいですしね。
使用アイテム
ROWAN wool cotton 50g/113mを8 3/4(8.7玉くらい)
竹輪針3.3mm60cm
マーカー
参考図書「編みもの『英文パターン』ハンドブック」西村知子著
指定糸はFelted Tweed、ただし持ってないのでwool cottonで。10玉しかないので、作れるパターンが限られています。
ラベリーを参考にしましたら、一人wool cottonを使用してXSサイズ7.5玉で編んでいる方がいました。ならいける!と思い込んで同じサイズで着手。ちなみに閉じはぎがあるウエア作ったことない初心者です。ショールは経験ありますけど、袖付けとかあるのに大丈夫だろうか?
後ろ身頃
PEPLUM
ペプラムからスタート。糸が太めなせいか本よりざっくりした感じ。指定分編んでみたら、結構大きい。
他の先輩(ラベリーのプロジェクトの先輩という意味)も「ペプラムはかなり伸びます」と書いている。

針とサイズの選択はもう少し慎重になった方が良かったかもしれない。XSなんて着たことないし…。毛糸が足りなくなるよりマシだと思って突き進みましたが、ビビりすぎだった気がする。編んでからダイエットすることになりそうな予感。いや、どのみち痩せなきゃダメなんだが。
ペプラムは特に問題なく終了。下のトンガリ部分、増し目があるのですが、ねじり増し目にしてみました。先輩の編み目と全然違うのは、増し目の選択ミスなのか腕前のせいなのか…。
こちらのブログを参考にしましたが、皆さんも悩みながらやってるようです。
kfbaとやらが簡単だしいいかな?と思いきや、出来上がりを見るとイマイチだったので、このパターンでは合わないと感じました。
Upper back
後ろ見頃上の部分。ひたすらメリヤス編み。腕前が出るぅ〜。
アームホールの増し目と減らし目の表現がなかなか理解できなくて苦労しました。日本の編み図で作ったことがあれば分かったかもしれませんね。
inc 1 st at each end of 6th and 4 foll 6th rows, then on 5 foll 4th rows…
このfoll 6th and 4 rowsとかいうような言い回しが分かりづらい。文の前後にstitch数が書かれているため、そこから計算して6段ごとに両端に増し目するんだろうとか、そのあとは4段ごとに5回か?などとパズルのように増し目を配置して答えを見つけました。
パターン解読にあたって
英文パターンハンドブックと、ChatGPTがかなり役に立ちました。ChatGPTはただ訳してくれるだけでなく、「編み物のようだからこういう解釈だろう」という独自の解釈をしてくれました。
一段落まるごと入力するとちょっと合わないな?と思っても、区切って質問することによりより正確な答えが出てきます。ChatGPTの進化恐るべし!
とは言え、間違っていても私には正誤の判断ができないんですが。そこは「最後は着られればいいんだから、適当に調整しよう」の精神で。
あと、困った時のYahoo!知恵袋。減らし目について、わざわざ図解までしてくださりありがたかった。繰り返し使われる表現なので、一度聞いたら後はなんとかなりました。
アームホールのサイズ??
アームホールが19cmになったら肩部分に入るのですが、これは曲線に沿ってじゃない…よね?それじゃ小さすぎだよね?と思いながら、脇下の部分から地面と垂直方向に19cmにしました。でないと腕入らん。
これは私の腕が太いせいもあるけど、XLサイズでさえ21cmとかなので、それも小さい。既存の服で測ってみると分かります。
それに、ペプラムを抜いた丈が39cmとあるので、ペプラムから脇下の20cm、さらに垂直方向に19cmじゃないと計算が合わないはず。(結果として、垂直で19cmで合ってました)
後ろ身頃完成

後ろ身頃が終わりました。合ってるかどうかはさておき。一番上、肩と首の後ろの部分は本だと分かりづらく、ラベリーの先輩がやった方法を真似することにしました。W&Tを使う方法です。これまた合ってるんだかどうだか…。最後まで編んで、あまり綺麗に仕上がらないのは腕前のせいでしょう。特に伏せ目を伸びる伏せ目でやってしまったので、ガタガタ。でも接ぐところだから気にしない。
LEFT FLONT / 左前身頃
次は左前です。

脇から前に向かって曲線。これは問題なし。後ろのペプラムと高さが合わないとならないけど、慣れてきてきつく編みがちなので気をつけながら。
更に上に伸ばしています。前に簡単な模様が入ります。初めてのダブルモスステッチ。前身頃は脇で増し目しつつ、前は減らすという反対の作業が含まれるから混乱しそう。

このモスは苔のことだろうと思いつつも、一応ChatGPTに聞いてみたら、聞いてないことまで答えが返ってきて感心。「moss」としか入力していないのに、「モスステッチ」と「ダブルモスステッチ」のことをきちんと説明しました。これはずっと編み物のことを聞いていたからでしょう。ただ、肝心のモスの意味はなし。そのことまで付け加えていたら完璧だった。
前身頃のアームホール
さて後ろで読解に苦労したアームホール。この時点で遅まきながら後ろ身頃と合わせてみたら、ちょっと前の方が大きい!後ろをキツく編みすぎたかも。帳尻合わせできない程度ではないので、このままいきます。
Shape shoulder / 襟
襟まで来ました。前身頃は2玉くらいで出来上がりそう。ただ、最後の後ろ襟の部分、W&Tしながら編むのですが、その前の
ending at outer edge
のouter,外側がどちらか分からない…。今までRSとかWSなどと表現していたのに、なぜいきなり外とか内とか言い出すの?どっちが外だろう。襟を折り返して着ることを考えると、襟の外側でいいか。違ったらほどきます。(これで合ってました)
そして出来上がり

体に当てながら編んでいるので、XSとはいえそんなに小さくないとは分かっているけど、仮に小さかったとして、これを解く気力はないな…。
RIGHT FLONT / 右前身頃
これも同じようにペプラムを編むかと思いきや、カーブの先の1目からスタート。やりにくい。この1目の増し目って、皆さんどうするんでしょう?巻き増し目でもkfpbでも合わないので、kfbaにしときました。
身頃完成

やっと身頃部分が終わりました。3週間ちょっとくらいかかったかな?
後ろ身頃がキツすぎたけど、伸ばせば何とかなる。はず。
ここまでで糸は5玉とちょっと。
Sleeves / 袖
最後の袖。これは左右同じ形なので気楽です。先輩の一人が「カフスがかなりきついデザイン」と書いていたので、心持ち緩めに、腕に巻き付けながら確認してカフスからスタート。
途中の写真の撮り忘れましたが、意外と糸を使うな…と思いながらの作業でした。これは終わってから判明しますが、緩すぎたんでしょうね。
カフスは指定より太い針で編んだせいでゆるゆるです。
長さについては、腕に当てながら調節したつもりでしたが、それでも長め。本では長めに着ていますけど、邪魔なので手首までにしたかったのに、写真通りになってしまいました。
完成
ついに終わり!

ちょっとずつ編んだとはいえ、一月かかりました。でも初めてなのに一月で編めて凄い!ちょうどいいボタンがなかったので、後日買いに行くとして、とりあえずは試着。
着画は載せませんが、サイズはピッタリです。Telted Tweedならもう一回り小さくなるんでしょうけど、Wool CottonならばXSで正解。ちなみに私は日本サイズ13〜15号です。
完成後の感想
初めての大物の完成なので、達成感が大きいですね。しかも英語パターン。99点です。
反省としては、いきなりお気に入りの(しかも在庫がない)糸で編んだこと。もったいなかった。
wool cotton は編み目がはっきりと分かる糸なうえ、大部分がメリヤス編みという粗の目立ちやすいパターンなので、明らかに下手なことがばれます。それに、Felte Tweedより多分重い。正直、よくやったとは思うものの、外に着ていくのは気が進まない。ブロッキングで整えきれない荒々しさです。
パターン自体はすごく素敵です。ウエストがシェイプされているカーディガンというのは、日本ではあまり見かけません。女性らしいデザインはさすがキムさん。
下手なりに着られるものができて満足だし、大好きな色だし暖かいし、今後はRAINEで過ごします。
ちょっと右の手と腕を傷めましたけど…。前に腱鞘炎をやっているので慎重に次作に取り掛かります。
