地テシ:412 時間泥棒なゲーム「Balatro」の話
この初夏に大阪と東京で上演されます劇団☆新感線「紅鬼物語」の製作発表YouTubeライブ配信が決定しましたね! 3月13日(木)12時からです!
豪華なゲストの皆様と作品について色々と語ります。平日のお昼だし見逃し配信もないから大変かもしれませんが、お昼休みついでにスマホとかで見たりして。見なかったりして。人それぞれ。
さて、先日上演されました「FOLKER」は大阪公演でしたので、約2週間の大阪暮らしでした。となれば持っていくゲーム機はNintendo Switchになるワケですが、丁度いまハマっているゲームは無かったんですよね。ですので大阪に行く前に何か新しくゲームをダウンロードしておこうと思ったのです。
で、ほしい物リストを眺めていると、ふとあるゲームに目が留まりました。そう、「Balatro」です。ネットでもゲーマーの間で話題になっているし、昨年のThe Game Awardではその年において最高のゲームの証であるThe Game of the Yearにもノミネートされました。まあGOTYは受賞を逃しましたが、Best Independent GameとBest Debut Indie GameとBest Mobile Gameの3冠に輝いた注目のゲームです。じゃあ、なんかよく判らないけど買っておこうかな。
とか思ったのが運の尽きでした。
もうね、ハマるハマる! シンプルで判りやすく、始めはちょっと判りにくいけど慣れてくるとドンドン上達し、しかもリプレイ性が高いのでついもう1ゲームとプレイしてしまうのです! いやあ、大阪の宿では、いや東京に戻ってきてからもハマリ続けてついついプレイしてしまうのです! まいったなあ!
「Balatro」は最近流行のデッキビルダータイプのゲームで、名作「Slay the Spire」にインスパイアされて作られたようです。「Slay the Spire」については以前に書きましたよね。こちらもシンプルなのに奥が深くてついついプレイしてしまう名作デッキビルダーでした。
しかも、「Balatro」はほぼたった一人で作られたのだそうです。たった一人で作り上げたのにメガヒットを記録してしまったというインディゲームのお手本のような作品なのです。
「Balatro」はトランプのポーカーを利用したゲームですが、ポーカーをプレイするわけではありません。「ポーカーの役を作って点数を集める」ゲームです。ポーカーの役ってのはあれですよ。ワンペアとかツーペアとかストレートとかのあれですよ。
それぞれの役に点数(基礎点数×倍率)が設定されていて、4プレイの間に規定の点数を超えればその回はクリア。3戦がワンセットで、それを8セットクリアすれば一応終わりです。
ただし一戦ごとに要求される点数がドンドン上がっていきますので、普通にプレイしていたのでは到底勝ち進むことはできません。じゃあどうするんだよ、ってのがこのゲームの面白いトコロ。そうです。特殊な能力のカードで得点を跳ね上がらせれば良いのです。
基本的なルールは以前にもご紹介したyusuke3rdさんのこちらのnoteをご覧下さいませ。もちろん超オススメと紹介されています。
でもね、正直言いますとプレイしてみないとこのゲームの面白さは伝わらないと思います。私もプレイするまでよく判っていませんでした。ですので、このゲームのキモである「ジョーカー」を中心に要点だけ書いていきますよ。
このゲームのキモとなるのは5枚まで持てる「ジョーカー」なんです。さっき書いた「特殊な能力のカード」の代表です。そうなんです。一戦終えるごとにショップで買えるジョーカーにはそれぞれ特殊な能力があって、しかも150種類もあるんですよ。
その能力には色んな役の基礎点数や倍率を上げるとか、特定の柄や数字の基礎点数や倍率を上げるとかの色々な効果がありますが、これらは序盤には役立ちますが後半では心許ない。やはり成長要素のあるジョーカーの方が頼りになります。
たとえば、安いジョーカーを毎回2枚作るジョーカーと、右隣のジョーカーを破壊してその値段を倍率に加算するジョーカーの二枚を持っていたとすれば。そう、要らないジョーカーを生け贄にして強化し続けるコトができるのです。
たとえば、試合終了時に自分の売値を増やすジョーカーと、左のジョーカーの売値を倍率に加算するジョーカーの二枚を持っていたとすれば。そう、試合が進むごとに売値も倍率も上がっていくのです。
たとえば、全てのカードを絵札と見なすジョーカーと、絵札を全てゴールドカードに強化するジョーカーと、強化されたカードの強化を消して倍率に加えていくジョーカーの三枚を持っていたとすれば。そう、全てのカードが強化→弱体される代わりに倍率がドンドン上がっていくのです。
そして始めはわずか数十点だった点数が、数百万点とかに成長していくのです。ガンガン成長していくんです。これがねえ、気持ちいいのよ!
こういったコンボというかシナジーというか、ジョーカー同士の相乗効果が発生すると笑いが止まらないぐらいに連勝していくのです。もうイケイケです。負ける気がしません。実際、綺麗にコンボが発生するとクリアまでは楽に行けるのですが、その後のエンドレスモードに入ると急激に要求点数が跳ね上がってしまうので瞬殺されるんですけどね。この感覚はどんなに調子が良くても30分でゲームが強制的に終わらせられてしまう「Vampire Survivors」にも似ていますね。
もちろん、こんなに簡単に狙ったコンボは作れません。ショップでのジョーカー販売は2枚が基本ですしランダムです。そこがローグライクデッキビルダーの面白いトコロ。与えられたジョーカーの中で新しいシナジーを考えていくのです。お、このジョーカーとこのジョーカーを組みあわせてみたら面白いかもしれないな。そんな一期一会を楽しみながらプレイしていくのです。
慣れてくれば3×8セットが1〜2時間くらい。その間は何も考えず、このBalatroの世界に没頭できます。そして気が付いたら時間が溶けてしまっているというワケですよ。
他にもそれぞれの役の基礎点数・倍率をアップしていく「惑星カード」や、トランプを変化させたりお金を増やしたりする「タロットカード」、強力な改変を加える代わりにマイナス要素もある「スペクトルカード」、基本ルールに手を加える「バウチャー」などの数多くの手段があって、あの手この手でポーカーのルールを改変していきます。これらもランダムですので運が大きく絡みます。そうなんですよ。このゲームは運の要素がかなり大きいのです。それが楽しくもあり辛くもあり。そしてまたもう1プレイとか思っちゃうんですよね。
そんなこんなのBalatroライフ。しかも進めていけばちょっと変わったデッキ(スペードとハートだけとか、絵札がないとか)も解放されていきますし、特殊な縛りで戦うチャレンジモードも豊富に用意されていますので、飽きずにプレイできてしまうのも嬉しいところ。いや、嬉しくなっちゃダメなのよ。ずっとプレイできちゃうのよ。それじゃダメなのよ。間もなく「紅鬼物語」の稽古も始まります。そろそろBalatroも卒業しなくてはいけませんね。
とか言いながらチョコチョコとはプレイしてしまうとは思うんですけどね。値段も安いので、気になる方はゼヒ。Xboxユーザーの方ならゲーパスに入っているから無料だよ。
では、皆様もよいBalatroライフを。
