あなステ!第10話

あなステ!オフ会

会場は普通のレンタルスペースだった。

机、椅子、プロジェクター。
それだけ。

だが空気だけが違っていた。



「それモンゴル型の人ですか?」

「いや自分はビザンツ寄りですね」

初対面の会話が、すでに成立している。



司会が少し戸惑いながら言う。

「えっと……今日は“あなステ”のオフ会ということで……」

その瞬間、誰かが笑った。

「もうそれ説明いらなくない?」



考察(ステ確認)

スクリーンに映るのはこれまでのログ。

* A/B/C分類
* ワルキューレ
* ロキ
* ユグドラシル



観客の誰かが言う。

「これってさ、結局“意味のゲーム”だよね」

別の誰か。

「いや、ゲームじゃなくて“現象”じゃない?」



ここで初めてズレが生まれる。

だが誰もそれを止めない。



解説(メタ崩壊)

制作側の声(画面外):

「Aは行動、Bは効率、Cは制度です」

観客:

「それってもう違う使われ方してません?」



沈黙。



そして誰かが言う。

「でもそれで通じてるなら、それでよくない?」



その瞬間。

“正解”という概念が一度消える。



閉幕(観測開始)

司会が最後に言う。

「では……第2期を制作することが決定しました」

拍手。

だがそれは作品への拍手ではない。



“すでに起きている現象への確認”



画面に文字:

第2期 観測開始

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