いちばんワクワクする瞬間
こんばんわ!まぁるふのNAOMIです。
石垣島で
「捨てられるはずだったホテルリネンに
もう一度命を吹き込む」
そんな挑戦をしています。
100日間の記録、47話目です。
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この染めの時間の中で、
ひとつ、大きな醍醐味がある。
それが、
絞り染めである。
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布を折り、
ねじり、
紐で縛っていく。
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どこをどう絞るかで、
染まる部分と、
染まらない部分が生まれる。
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その重なりが、
模様になっていく。
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そしてこの布は、
もともとホテルで使われていたもの。
小さなシミや、
うっすらとした汚れが残っていることもある。
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でも、
その“跡”も含めて、
その布の時間である。
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絞り染めをすることで、
そうした部分は、
目立たなくなるだけでなく、
模様の一部として、
自然に溶け込んでいく。
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隠すのではなく、
活かす。
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それもまた、
この染めの面白さのひとつである。
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そして、
いちばんの瞬間がある。
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染め終わって、
縛っていた紐をほどき、
布を広げるとき。
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どんな模様になっているのか、
そのときまでわからない。
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ゆっくりと布を開いていくと、
思っていたのとは違う模様が現れたり、
予想もしなかった形が浮かび上がったりする。
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その瞬間の、
少しの緊張と、
ふっとほどけるような驚き。
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「こうなったんだ」と、
自然と受け取る感覚。
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それが、
この時間の中で、
いちばんワクワクする瞬間である。
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自分でつくったはずなのに、
どこか、
自然と一緒につくったような感覚になる。
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その体験こそが、
この染めの時間の醍醐味である。
