生活より上にあるもの

今日は気分的な落ち込みは全く無かったものの身体が完全にダウンしていた。昨日の夕方の時点で疲れを感じていたにも関わらず、しっかり家事をこなして勉強もしたのがよくなかったのだろう。早く寝てしまえばよかったのだ。おかげで今日は仕事を休んで昼過ぎまで見る必要のないXのおすすめ欄を見て過ごしてしまった。

フォロー欄のタイムラインに戻り、ぽっと出て来た春とヒコーキの東京に関するエッセイを読んだ。

ぐんぴぃの

「恋愛もしてなければ友だちもさして多くない僕には、そういったカルチャーが人生そのものを左右するような感覚がありました。カルチャーが生活より上に存在した。コンテンツを享受するために、人生を過ごしているのです。」

という文に、あぁ私もそうだよな、と思った。カルチャーは私の人生の彩りというか救いになっている。

うつ病の急性期でほぼ寝て過ごしていた時期でも、カルチャーを通じてほんの少し気持ちが動くことがあった。特に思い入れがあるのは「大豆田とわ子と三人の元夫」と踊ってばかりの国の「ghost」である。世界が無彩色に見えていた時期でもこの2つを享受している時は生の実感があった。松たか子が演じる大豆田とわ子を始めとしたキュートな登場人物達の物語にワクワクし、「ghost」の「乗っ取って僕を乗っ取って 身体はいらないから」という歌詞は希死念慮にまみれた私の感情そのものだと思った。

ぐんぴぃのエッセイでそんな事を一瞬で思い出し、何とか布団から這い上がることができた。自分が面白いと思えるものをまた探ろうと思うと急に生活に希望が持てたのだ。ありがとうぐんぴぃ。

今でもうつ病の名残りがあって寛解してるんだかしてないんだかよくわからない状態だ。さらに資格試験の勉強をしていて余暇の時間があまり無く、コンテンツを消費する熱量は昔より格段に落ちた。それにこんな大層なことを言っておきながらマニアと言えるほど詳しい訳でもなく、ミーハーの域は出ない。

それでもゆるゆると音楽を聴いたり映画やお笑いを観たり本を読んだりすることが人生の糧である事には変わりはない。感情が揺さぶられる作品に出会う度に、この世界はまだまだ捨てたもんじゃないなと思える。これから先もカルチャーを命綱に生きていくんだと思う。


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