【経営戦略】①3Cは“分析”ではない。「戦う場所」を決めるための構造である〜3C・SWOT・PESTは、それぞれ何のために存在しているのか〜
※このシリーズは全6回です
マガジンにまとめてます
なぜ“分析”しても戦略にならないのか
3Cをやった
SWOTを書いた
PESTも整理した
でも、何も変わらない
この経験、ほとんどの人があると思います。
なぜか。
“分析の役割”を理解していないから
多くの現場では、
情報を集めること=分析
になっています。
しかし本来、分析とは
意思決定のための“構造整理”
ここを間違えると、
分析 → 満足して終わり
戦略 → 決まらない
分析の全体構造
分析には役割があります
① PEST:外部環境を見る
変えられない前提を理解する
② 3C:戦場を決める
どこで戦うかを切り出す
③ SWOT:戦い方を決める
どう戦うかを決める
外部(PEST)
→ 戦場(3C)
→ 戦い方(SWOT)
ここまでやって初めて戦略になる
--
1. なぜ3Cをやっても意味がないのか
市場は伸びている
競合は強い
自社は弱い
だからどうするのか?
多くの3C分析は、
情報を並べて終わる
しかし、
戦略とは“どこで勝つかを決めること”
3Cの本質は、
分析ではなく
「戦う場所を切り出すこと」
--
2. Customer:顧客は“存在しない”
顧客は最初から存在しない
条件を切り出した瞬間に顧客が生まれる
誰に
何を
どの価格で
Customerは“選ぶもの”
--
3. Competitor:競合は“変わる”
競合は固定ではない
高価格帯 → 競合A
低価格帯 → 競合B
戦う場所で変わる
競合は“決まる”のではなく“決める”
--
4. Company:自社は“制約条件”
自社は強みではなく、
制約条件
資金
人材
技術
この中でしか戦えない
--
5. 3Cの本質:重なる場所を見つける
Customer × Competitor × Company
並べるのではなく、
重なる場所を見つける
顧客が存在し
競合が弱く
自社が勝てる
ここが戦場
--
6. 実務での使い方
① 顧客を削る
誰に売らないか決める
② 競合を絞る
戦わない相手を決める
③ 自社を現実で見る
できることだけ残す
最後に、
重なる場所だけ残す
--
分析は“決めるため”にある
分析とは、知るためのものではない
決めるためのもの
足し算ではなく引き算
広げるほど負ける
絞るほど勝てる
戦略とは、どこで戦わないかを決めること
経営戦略シリーズ
本シリーズでは、
「なんとなくの戦略」を捨て、
構造で戦うための考え方を整理していきます。
① 3C:戦う場所を決める ← 今回
顧客・競合・自社を切り出し、「どこで勝つか」を決める
② SWOT:戦い方を決める
強みと外部環境を掛け合わせ、「どう勝つか」を設計する
③ PEST:前提条件を理解する
外部環境(政治・経済・社会・技術)から「変えられない制約」を把握する
④ マーケティング:価値の届け方を設計する商品ではなく「顧客にどう認識されるか」を決める
⑤ ターゲットの絞り込み:誰に売らないかを決める
セグメントを削り、「勝てる顧客」に集中する
⑥ 販売戦略:再現性のある勝ち方を作る
売上を“偶然”から“構造”に変える
「次回はSWOT。“強み”の使い方を解説します。」
