「売上+100%で資金ショートする構造|運転資金を理解しない経営は危険」〜経営者が知らない「運転資金」という罠〜
黒字なのに倒産する会社
原因はシンプルで、
「運転資金」を理解していないからだ。
売上が伸びるほど資金が減る。
この構造を知らない経営者は例外なく詰む。
この記事では、
・なぜ売上成長が資金悪化を生むのか
・銀行が見ている本当の指標
・生き残るために見るべき数字
を構造で説明する。
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1. 運転資金とは何か
金融機関が見る運転資金は
流動資産 − 流動負債
で計算される。
流動資産とは
・現金
・売掛金
・棚卸資産
など。
流動負債とは
・買掛金
・未払費用
・短期借入
など。
つまり
運転資金とは事業を回すために必要になる資金
だ。
売上が増えれば
・売掛金は増える
・在庫は増える
つまり
運転資金も増える。
ここを理解していない会社は
売上が伸びるほど
資金繰りが苦しくなる。
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2. 売上が伸びるほど資金が減る理由
ここで多くの経営者が混乱する。
売上は伸びている。
顧客も増えている。
それなのに
なぜか資金繰りが苦しくなる。
理由はシンプルだ。
売上が増えるほど運転資金が必要になる
からだ。
例えば
売上が増えると
・売掛金が増える
・棚卸資産が増える
つまり
キャッシュが回収される前に
資金が先に必要になる。
さらに
固定費も増える。
・人を採用する。
・広告を増やす。
・開発を強化する。
売上は伸びている。
しかし
キャッシュは出ていく。
この構造の中では
売上が増えるほど
キャッシュは減る。
多くのスタートアップがはまるワナ
PLは良く見える。
売上は伸びている。
しかし
銀行口座の残高は減り続ける。
会社は
利益では死なない。
会社が死ぬのは
キャッシュが尽きたときだ。
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3. 帳簿には見えない情報
しかしここで
もう一つ重要な問題がある。
帳簿には
見えない情報がある。
それが
棚卸資産と固定資産の関係
だ。
例えばレンタル事業を考えてみよう。
レンタル用のプロダクトは
通常
固定資産
として計上される。
そして
減価償却
によって費用化されていく。
これは以前の記事でも書いた通りだ。
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4. 固定資産と棚卸資産
しかしもし
この資産が
棚卸資産
として扱われたらどうなるだろうか。
固定資産は
流動資産ではない。
しかし
棚卸資産は流動資産
になる。
つまり
固定資産を棚卸資産として扱えば
流動資産が増える。
そして
運転資金 = 流動資産 − 流動負債
も大きく見える。
つまり
帳簿の見え方を変えるだけで
必要な運転資金が
多く見えることもある。
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5. 帳簿とキャッシュは違う
もちろん
これは単なる会計処理の問題であり
違法という話ではない。
しかしここで重要なのは
帳簿の見え方と
キャッシュの現実は違う
ということだ。
銀行が見ているのは
帳簿ではない。
キャッシュが回る構造
である。
どれだけ流動資産が多く見えても
現金が回らなければ
会社は止まる。
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6. 経営者が見るべき数字
だからこそ
経営者が常に把握しておくべき数字がある。
それが
運転資金
だ。
運転資金とは
会社が事業を回すために
常に拘束されるキャッシュ。
つまり
事業を動かすための燃料
である。
この数字を理解していない会社は
売上が伸びるほど
資金繰りが苦しくなる。
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7. 生存の指標
スタートアップ経営では
・売上
・利益
・KPI
が語られることが多い。
しかし
会社が生き残るかどうかを決めるのは
もっとシンプルなものだ。
キャッシュが回っているか。
その判断材料の一つが
運転資金
である。
運転資金を常に把握し
それを確保する。
それが
会社の生存を維持するための
最も基本的な指標の一つだ。
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結論
スタートアップ経営とは
売上を作る仕事ではない。
利益を作る仕事でもない。
キャッシュが回る構造を作る仕事
だ。
帳簿ではなくキャッシュ
そして
運転資金
この二つを理解したとき
初めて会社は
死なない構造
を手に入れる。
経営者が毎月見るべきは3つだけ
・売上ではなくキャッシュ残高
・運転資金の増減
・回収サイトと支払サイトの差
この3つが崩れた時、
会社は死に始める。
