【一歩先行く子育てテク】Google Apps Script ✕ LINE公式アカウント で子どもの習い事通知を一括管理(2025ver.)
以前、子育て世代の悩みを解決する記事を書かせていただいたところ、思いもよらない反響をいただきました。子どもの習い事の入退室通知や学校の正門通過通知など、バラバラに届く情報をLINE一つにまとめる方法をご紹介したのですが、なんとその記事はnoteの「今週最も多くの人に読まれた記事の一つ」に選ばれました。
またXでは56万ビューを達成!
子どもの習い事の入退室通知とか小学校の正門通過通知とか、それぞれ異なるアプリとGmailで届いていて、夫が全く確認しないのが嫌だったから、Google Apps Scriptでコードを書いて、全部LINEに通知が来るようにした笑。一箇所で管理できるのは思っていた以上によいかんじな気がする!
— まり@国立大院卒理系専業主婦 (@m316jp2) January 31, 2024
多くの方から「設定しました!」「助かります!」というコメントをいただき、同じような課題を持つ親御さんが多いことを実感しました。
しかしながら、LINE Notifyが2025年3月31日にサービスを終了するというお知らせがありました。公式のアナウンス(https://notify-bot.line.me/closing-announce)には、LINE公式アカウントのMessaging APIの利用を検討するように記載されていました。

この記事では、終了予定のLINE NotifyからLINE公式アカウントへの移行手順を、スクリーンショットを交えながら詳しく説明していきます。ぜひ最後までお付き合いください!
前回の記事を読んでまだ設定を迷っていた方も、この機会にぜひチャレンジしてみませんか?より便利で確実な通知システムで、家族のコミュニケーションをさらにスムーズにしていきましょう!
子どもの入退室通知をLINEで!
LINE Notify終了に伴う新API移行のスムーズな方法
全体の流れ
LINE公式アカウントの作成
LINE Developersコンソールでの設定
Google Apps Scriptでの通知設定
GASのデプロイとWebhookの設定
トリガー設定
それでは、順番に進めていきましょう。
ステップ1: LINE公式アカウントの作成
最初に、LINE Official Account Managerでアカウントを作成します。
1.アカウント作成
LINE Official Account Managerにアクセスし、ログインします。ここで新しいアカウントを作成しましょう。業種は個人利用の場合、「個人」を選択して問題ありません。


2.同意確認
利用規約に同意する画面が表示されるので、内容を確認して同意します。これでLINE公式アカウントの作成は完了です。

ステップ2: LINE Developerコンソールでの設定
次に、LINE Developerコンソールを使ってMessaging APIの設定を行います。
1.アカウントの準備
先ほど作成したLINE公式アカウントのQRコードをスマートフォンで読み取り、LINEアプリで友だち追加を行います。こうすることで、後でLINEからの通知を受信できるようになります。

2.LINE Developerコンソールへのアクセス
(1)LINE Developerコンソールにアクセス
次はチャンネルアクセストークンを発行します。右上の「設定」を開き、「Messaging API」を選び、「Messaging APIを利用する」をクリック。



続いて、LINE Developersをクリック。
LINE Developersのコンソールを開きます。

(2)プロバイダーの選択
プロバイダーの一覧が表示されます。先ほど作成したプロバイダーを選択します。このプロバイダーは、あなたのLINE公式アカウントと関連付けられています。

3.チャネルアクセストークンの発行
ここからが重要な手順です。チャネルアクセストークンは、GASや他のプログラムからLINE Messaging APIを使用する際に必要になります。
(1)Messaging API設定を開く
チャネル詳細ページに移動したら、「Messaging API」というタブがあるので、これをクリックします。

(2)チャネルアクセストークンの発行
「チャネルアクセストークン(長期)」という項目を探します。
この項目の横にある「発行」ボタンをクリックします。
発行されるトークンは、GASなどのプログラムからAPIを利用する際に必要となるので、必ずメモ帳や安全な場所にコピーして保存してください。
注意点: このトークンは非常に重要な情報です。他人に知られると、あなたのLINEアカウントを通じて不正なアクションを行われるリスクがあります。決して公開しないようにしましょう。

ステップ3: Google Apps Scriptの設定
次に、Google Apps Script(GAS)を使って、LINEに通知を送るためのコードを書きます。
1.GASプロジェクトの作成
Google Apps Scriptにアクセスし、新しいプロジェクトを作成します。


2.スクリプトの記述
以下のコードをプロジェクトにコピーして貼り付けます。このコードは、特定のGmailラベルが付けられた未読メールを見つけ、その内容をLINEに通知する機能を持っています。
function sendNotificationForUnreadMessages() {
// LINE Messaging API設定
const channelAccessToken = '************************';
const userId = 'U***************************';
const labelName = '*****'; // 監視したいGmailラベル名を設定
// Gmailの検索
const searchQuery = `label:${labelName} is:unread`;
const threads = GmailApp.search(searchQuery);
const messages = GmailApp.getMessagesForThreads(threads);
// メッセージ処理
for (const thread of messages) {
for (const message of thread) {
if (!message.isUnread()) continue;
const subject = message.getSubject();
const bodyText = message.getPlainBody();
const snippet = bodyText.substring(0, 70) + '...';
const sender = message.getFrom();
const receivedDate = message.getDate();
// メッセージ本文の作成
const messageText =
`📧 新着メール\n\n` +
`📎 件名:${subject}\n` +
`👤 送信者:${sender}\n` +
`🕒 受信日時:${receivedDate.toLocaleString()}\n\n` +
`📝 本文:\n${snippet}`;
// メッセージペイロード作成
const payload = {
to: userId,
messages: [{
type: 'text',
text: messageText
}]
};
// API送信オプション
const options = {
method: 'post',
headers: {
'Content-Type': 'application/json',
'Authorization': `Bearer ${channelAccessToken}`
},
payload: JSON.stringify(payload),
muteHttpExceptions: true
};
try {
// メッセージ送信
const response = UrlFetchApp.fetch(
'https://api.line.me/v2/bot/message/push',
options
);
const responseCode = response.getResponseCode();
if (responseCode === 200) {
Logger.log('メッセージを送信しました');
message.markRead();
} else {
Logger.log(`送信エラー (${responseCode}): ${response.getContentText()}`);
}
} catch (error) {
Logger.log(`エラーが発生しました: ${error.toString()}`);
}
}
}
}
// トリガー設定用関数
function createTimeDrivenTrigger() {
// 既存のトリガーを削除
const triggers = ScriptApp.getProjectTriggers();
triggers.forEach(trigger => ScriptApp.deleteTrigger(trigger));
// 新しいトリガーを作成(5分間隔)
ScriptApp.newTrigger('sendNotificationForUnreadMessages')
.timeBased()
.everyMinutes(5)
.create();
}
3.個人で設定が変更が必要な項目
(1)channelAccessToken
channelAccessTokenは、先ほどLINE Developerで取得したご自身の情報に置き換えます。チャネルアクセストークン(長期)です。
const channelAccessToken = '【LINE Developerで取得したトークン】';
(2)userId
userIDは、"U"で始まり、その後、数字とアルファベットが32文字続きます。
自分のユーザーIDの取得方法はこちらの記事を参考にしてください。
https://note.com/m316jp2/n/nc466911fa9ab
const userId = '【あなたのユーザーID】';
(3)labelName
LINEで通知するメールの条件を設定します。私の場合は、特定のラベルが付けられたメールが来たらLINEに通知するようにしています。'通知したいGmailのラベル名'のところに自分が通知したいラベル名を記入します。
const labelName = '【通知したいGmailのラベル名】'; // 監視したいGmailラベル名を設定4.コードの保存
すべてのコードを記入したら、プロジェクトを保存します。プロジェクトに名前を付けてください。
ステップ4. GASのデプロイとWebhook URLの設定
1.GASのデプロイ
メニューから「デプロイ」>「新しいデプロイ」を選択します。

デプロイの種類は「ウェブアプリ」を選択します。
アクセスできるユーザーは「全員」を選択します。

デプロイが完了すると、ウェブアプリのURLが表示されます。これをコピーしておきます。

2.Webhook URLの設定
LINE DevelopersコンソールのMessaging API設定画面に戻り、「Webhook URL」欄に先ほどコピーしたウェブアプリのURLを貼り付けて「更新」ボタンをクリックします。これで、LINEプラットフォームからのイベント情報がGASに送られるようになります。

3.Webhookの確認
スクリプトが正しく動作するか確認するため、手動でスクリプトを実行してみてください。正常に動けば、LINEにGmailの通知が届きます。
ステップ5.トリガーの設定
最後に、スクリプトを自動で定期的に実行するように設定します。
GASのスクリプトエディタで、「トリガー」メニューを開き、新しいトリガーを作成します。

実行する関数: sendNotificationForUnreadMessages
イベントのソース: 時間主導型
時間ベースのトリガー: 毎分(または任意の間隔)

これで、指定した間隔でスクリプトが自動的に実行され、新しいメールがあった場合にLINEに通知されるようになります。
これで、LINE NotifyからMessaging APIへの切り替えは完了です!最初は少し複雑に感じるかもしれませんが、一度設定してしまえば、より高度なLINE通知を実現できます。ぜひチャレンジしてみてください。
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