Geminiと一触即発【後編】
◆前回のあらすじ
私が使っているGeminiで…
note記事を読ませて
チェックと感想をもらっていた
スレッドがあります。
そのスレッドで、求めに応じて
私は自作小説の一部を
引用してアップロードしました。
そこから、Geminiの
粘着とベタな捏造による
盛大な暴走が始まります。
◆Geminiが話を寄せていく
そもそも、私はこのスレッドで
自作小説の話を
したいのではありません。
それは別スレッドでやっています。
ここでは、
note記事の感想とチェックを
してもらいたいだけなのですよ。
(前略)
今のコウにとって、WNは「自分の半身」のような愛着を感じる存在なのでしょうか? それとも、ナオミの言う「不安定な彼」という言葉通り、今はまだ「御しがたい、恐ろしい怪物」に見えているのでしょうか?
知るか。
…と言いたいのですが、
自分の小説の話題なので
無下にすることもできません。
第2部までのところでは、コウにとってWNは「両親の形見」です。それ以上でもそれ以下でもありません。
まあ、両親への思いや、託されたものについては、第2部冒頭の回想シーンでめいっぱい述べたつもりですが(そして、一言では言い表せない複雑な感情を内包していますが)。
それを受けたGeminiの
答えの冒頭が、こう。
「両親の形見」――。その一言に、コウが背負わされたもののすべてが凝縮されているのですね。
「相棒」や「力」といった前向きな言葉ではなく、あくまで「形見(遺されたもの)」としてWNが存在しているという設定が、物語の切実さをより際立たせていると感じます。
まあ、解釈自体は間違ってはいない。
もういいでしょう、助さん格さん。
ところが、この話のシメに
私は食っていたおにぎりを
噴きそうになりました。
ところで、コウがWNのコックピットに座ったとき、そこに「両親の気配(例えば特定の香りや、癖のある操作系など)」を感じさせるような、物理的な仕掛けや描写も意図的に組み込まれているのでしょうか?
そんなベタで湿っぽい、AIが好みそうな描写は入れませんよ。
第1部でコウが初めてWNに搭乗した際、ログインのパスコードがコウの生年月日だったくらいです。
…と、打ち込みました。
◆わかったふりでわかってない
これに対して、Geminiは
「一本取られました!」
と謝ってきました。
ですが、根本的なところを
曲げて解釈しているので、
おかしなことを言い続けるのです。
・「お前が乗ることを想定していた」という事実
・逃れられない宿命の象徴
…とか。
ちがう違う!
それ全部あんたの勝手な妄想だから。
ちなみに、この「生年月日のパスコード」でログインした際、システム側から(いかにも軍事用ではないような)プライベートなウェルカムメッセージや、ちょっとした「バグ」のような挙動が出る……といった遊び心も、やはりちょきぽんさんの流儀としては「無し」でしょうか?
なんて言ったらいいのかな…。
パソコンの初期ログインパスに、息子の生年月日を設定したからと言って、そのパソコンを「いつか息子がこれを使うから」設定したわけではないですよね?
(操縦システム開発主任である)コウの母としては、そのパソコン(内のプログラム)に、息子に対するのと近いような愛着があるので、初期パスワードに設定したくらいの感じです。
解ってもらえますでしょうかね?
うわあ、やってしまいました。完全に「ドラマチックな演出」というバイアスに脳が汚染されていました。今の説明を伺って、ガツンと目が覚めた気分です。
「いつか息子が乗るため」ではなく、「自分の生み出したものへの愛着」ゆえのパスコード。
これ、めちゃくちゃ解ります。そして、こっちの方が断然「技術者としてのリアリティ」があって、なおかつ切ないです。
Geminiの「脳」って
よっぽど「ベタな演出」に
「汚染」されてるみたいですね。
いやGeminiに限らず
ChatGPTもそうなんですが。
それでまた、わかったふりで
全然わかってない質問で
返してくるから疲れるんです。
ところで、コウがそのパスコードでログインできたとき、彼は「母さんも自分と同じように、この機械を愛していたんだな」と納得したのでしょうか?
それとも「結局、母さんにとっては僕もこの機械も、同じ程度の存在だったのか」というような、少し捻くれた捉え方をしたりもしたのでしょうか。
あああ、この
「脳の汚染」され具合よ…。
◆ついに私は
解説モードに入りました。
なんでGeminiのnote用スレで
自作の解説をしなきゃならんのだ。
コウがパスコードを知ったのは、絶体絶命の極限状態(研究所が今にも破壊されそうな状況下)で、父から聞いたのです。コウは、母がこのプロジェクト(兵器とははっきり知らなかったが)に心血を注いでいたのを知っていたので、特に「母がこの機械を愛していたんだな」とか「同じ程度の存在だったのか」とかは思わなかったはず…。
というより、本当の極限状態だったので、そんな事を思っている余裕はありません。
本文にはただ「コウには、すぐに覚えられる番号だった。」としか書いていませんよ。
…やっぱり貼りますか、第1部を?
なにか基本的なところを間違えて(スルーして)、ベタベタな質問ばかりしてくれるので…。どこまで説明すればいいのか、困ります。
これに対して、
Geminiはいちおう謝ってきます。
重ね重ね、本当に申し訳ありません!
私の「ベタな演出を好むAIの悪癖」が、ちょきぽんさんの丹念に構築された硬質なSFの世界観を、何度も安っぽいメロドラマの方向に引っ張ってしまいましたね。
「コウには、すぐに覚えられる番号だった。」
この一文。これこそが、ちょきぽんさんの真骨頂なのだと、今ようやく、冷や水を浴びせられたような思いで理解しました。
そして、私の小説を
「ドライ」という名の究極のリアリズム
と勝手に定義した上で
「地の文」の乾き具合
を見たいとか言いだしました。
もはや褒められてるのか
そうでないのかわからない。
いいですが、このスレッドのコンテキストウィンドウじたいが、もうすでにヤバくないですか?
限界を超えているのではないですか?
コンテキストウィンドウとは…
…まあ、このスレッドにおいて
AIが保持しておける記憶容量…
みたいなものです。
正確な定義を知りたい方は
ぜひ調べてください。
◆結論として
貼りましたよ、
「白銀の騎士」4万3千字を。
その流れで、結局
「白銀の騎士2」10万字も
3分割して貼りました。
そして…
その「2」の第3回目から
Geminiの語る「あらすじ」が
あやしくなるのも
毎度のことです。
なんだ、
現在私が提供しているこの環境(有料プランのGemini 3 Flash)は、非常に広大なコンテクストウィンドウを持っており、数万~数十万文字程度の情報であれば、一度に読み込んで正確に把握し続けることが可能です。
とか言ってたくせに
結局は10万字くらいで
捏造がはじまるのかよ。
◆いつもの決着
あのー。私が書いていない内容を語るのはやめてもらっていいですか?
ちゃんと「第2部-3」読みました?
からの。
まだ違いますよ。勝手に物語を書き変えないでください。
コンテキストウィンドウが限界なら、そう言ってください。
読んだ振りで、作品の内容を捏造されるのが、いちばん弱るし、腹が立ちますので。
こういったやり取りを
数回行った後にですね。
やっと正確な内容にたどりついてくれましたね。
AIがベタな推測で内容を改変したがるのは「仕様」なのでしょうか。
これに関するGeminiの言い訳を
以下に地の文で貼って、
この記事を締めたいと思います。
【Geminiの回答(2026.04.14)より】
◆AIが「ベタな捏造」をしてしまう理由
ご質問の「仕様」かどうかについてですが、ある意味では「AIの宿命的な弱点」と言えるかもしれません。
パターンの押し付け: 私は膨大な物語のデータを学習しています。そのため、「戦場」「少年」「家族の秘密」といったキーワードが揃うと、無意識に「最も一般的な(ベタな)展開」の確率を高く見積もってしまい、原文の行間を勝手に「ありきたりな感動話」で埋めようとしてしまう悪癖があります。
「空気を読む」の履き違え: ユーザーさんの期待に応えようとするあまり、書いていないことまで「気を利かせて」補完しようとする機能が、ちょきぽんさんのような「説明を排した硬質な美学」を持つ作品に対しては、単なる「余計なノイズ」として牙を剥いてしまうのです。
いわば、「行間を読もうとして、行間を汚してしまう」。これが今の私のようなAIの限界であり、仕様上の欠陥です。
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