世界宇宙飛行の日に思うこと
ごあいさつ
こんにちは。
今日(4月12日)は
「世界宇宙飛行の日」だそうです。
その由来は
1961年4月12日に
旧ソビエト連邦の宇宙飛行士
ユーリ・ガガーリンが…
有人衛星「ボストーク1号」の
打ち上げ成功により、
人類で初めて宇宙に行ったことを
記念して制定されました。
彼の言葉である
「地球は青かった」は
名言として知られています。
ちなみに、
その20年後にあたる1981年には
おなじ4月12日に…
アメリカのNASAで打ち上げた
スペースシャトル
「コロンビア」が
初めて宇宙飛行に成功しました。
宇宙に人類は住めるのか
このように、今日は
「人類の宇宙飛行」についての
記念日にあたります。
私も「人類が宇宙に行く」系の
SF小説を書いていますので…
今日はそのことについて
すこし語りたいと思います。
題して
「人類は宇宙で生活できるのか」。
現時点で…
私の見解では、否、です。
重力が地球並みにある環境でなければ、
生物(特に哺乳類)は
生殖することさえ難しいのではないか。
現実の実験では
2009年に行われた
理化学研究所と広島大学による
マウスを使った実験では…
受精は正常に行われたが
胚発生や出産率は約半分に低下。
しかし、生まれたマウスは
外見も繁殖能力も正常だったそうですが。
実験の結果としては、
「ほ乳類が宇宙ステーションあるいは
月面基地で子孫を作ることは
困難である可能性を示したことになります。」
…ということです。
参考リンク:
それ以前に、哺乳類は
環境の変化に敏感なので、
せっかく宇宙へ連れて行っても
交尾をしない可能性が高いそうで。
早い話が
「あなた無重力状態でセックスできますか」
…ということです。
ではなぜ私は書くのか
それはSFだからです。
作中の「未来世界」では、
便利な発明がされたことにしています。
題して
「重力保持装置
(gravity keep system)」。
本当は
「重力」と「引力」には違いがあり、
「重力」というのは
地球上の物体が受ける力を指すのですが…
この「重力」的なものを
宇宙で疑似的に保持できる
(かのような)装置。
…という意味合いで
あえて「重力」という単語を
選びました。
「引力保持装置」では
ちょっと意味不明感がありますし、
じゃあ「引力発生装置」だと
手垢のついた言葉になる。
この装置が存在するおかげで、
作中の舞台となる
「宇宙船」や「宇宙ステーション」、
また「月面」などで…
人類が「普通」に生活している
世界を描くことが
可能になっているわけです。
裏話を言ってしまうと
この、作中に登場する
「重力保持装置」については…
「白銀の騎士2」第4話で
技師のナオミ博士の口から
以下のように触れさせました。
「あなた、『自由都市』の宇宙港でここに乗ったんでしょ。コロニーの中は、都市全域に大規模なグラビティ・キープがかかってるから。
人間…というより地球上の生命体はみんな、地球の重力に適応して進化してきたの。無重力では胎児も育たないし、成人でも長期間を過ごすと筋力がどんどん低下してしまう。重力環境を地球並みにしておかないと、人は暮らしてゆけないのよ。
だから、宇宙ステーションや長期航行できる宇宙船は、都市コロニーほど大規模ではないけど、みんなグラビティ・キープ・システムを使ってるの。学校で習わなかった?」
まあ、ここでは盛大に
解説っぽいセリフを入れましたが。
しかし…
これって、明示的に書かなくても
「月面で人類が普通に暮らしている」
場面を書くだけで…
「ああ、人工重力的な装置が
発明された世界なんだな」
…と、多くのSF読者は
感づいてくれると思っていたのです。
「重力発生装置」と「ワープ航法」は
宇宙SFの2大要素ですからね。
それをあえて外したのが
「ガンダム」の偉大なところであり、
ある種の新鮮味だったと思います。
その代わりに「ガンダム」は
「スペースコロニー」という
SF設定を有名にしました。
私は自分の小説を
「ガンダムのバッタもん」とか
言っていますが…
「スペースコロニー」を
出さないことにした代わりに、
「重力発生装置」を
復活させたのです。
そうでないと、
月面で人類は
「普通に生活」できませんからね。
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