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レクサスNX開発秘話|エンジニアが語る次世代技術の裏側


レクサスNXは、次世代レクサスの幕開けを象徴する車種として自動車業界で大きな注目を集めています。2021年に登場した新型NXは、レクサスブランドの未来を示す重要なモデルとして位置づけられました。

今回は、レクサスNXの開発に携わったエンジニアたちの視点から、その革新的な技術と開発秘話に迫ります。次世代技術の裏側に隠された物語を紐解いていきましょう。

レクサスNXの位置づけとブランド戦略

レクサスNXの外観デザイン

レクサスNXは単なる新型車ではありません。次世代レクサスの幕開けを象徴する第1弾モデルとして、ブランド全体の方向性を示す重要な役割を担っているのです。

レクサスは1989年の創業以来、常にイノベーションの精神を貫き、お客様に新たな技術や価値を提供することに挑戦し続けてきました。特にSUVカテゴリーでは、1998年に初代RXを発売し、ラグジュアリークロスオーバーSUVという新たなカテゴリーを創出しました。

2014年に初代NXが登場した際は、「Premium Urban Sports Gear」をコンセプトに、都会を機敏に駆け抜ける高い走行性能と、SUVらしい力強いデザインが高く評価されました。そして2021年4月末時点で90以上の国と地域で累計約100万台を販売し、RXと共にレクサスのグローバルコアモデルへと成長したのです。

新型NXは、生命的な躍動感(Vital)と先進技術(Tech)を融合したスポーツギア「Vital x Tech Gear」を開発コンセプトとしています。走り、デザイン、先進技術を全面刷新し、次世代レクサスの方向性を示す重要なモデルなのです。

開発者が語る「次世代レクサス」の真髄

レクサスNXのチーフエンジニア

新型NXの開発を指揮したチーフエンジニアの加藤武明さんは、初代モデルに引き続きNXのチーフエンジニアを務める、まさにNXの生みの親ともいえる人物です。

加藤さんによれば、初代NXは実は日本ではなくヨーロッパからの要望でつくられたといいます。「このサイズのSUVが欲しい」という声に応えて開発されたのです。当初アメリカ市場では「いらない」とさえ言われていたそうですが、マーケットの流れはコンパクトに向かい、アメリカでもボディのダウンサイジングが進んできました。

「NXはレクサスSUVの次世代像を提示しているということですが……」というインタビュアーの問いに、加藤さんは「SUVというより、レクサス全体ですね。セダンもクーペも含めて。機能に根ざしたデザインとか、『Tazuna』コンセプトに基づくコックピットにするとかは、SUVとかセダンとか関係なくやっていきます」と答えています。

この言葉からも、NXがレクサスブランド全体の方向性を示す重要なモデルであることがわかります。

さらに、2021年3月に発表されたレクサスのEVコンセプト「LF-Z Electrified」について聞かれると、「あれはまあ、SUVっぽくも見えますし、クーペにも見えます。電動化を引っ張るカーボンニュートラルに向けてのひとつの象徴的なモデルとして出しました」と説明しています。

次世代レクサスの方向性として、カーボンニュートラル社会の実現と、多様化するお客様のニーズやライフスタイルに寄り添うクルマづくりを推進させることが挙げられています。

多様なパワートレインが示す未来への道筋

レクサスNXのエンジンルーム

NXの最大の特徴のひとつは、多様なパワートレインの選択肢を提供していることです。2025年6月現在、NXシリーズはNX450h+、NX350h、NX350、NX250(生産終了予定)の4つの主要モデルがラインアップされています。

特に注目すべきは、レクサス初のプラグインハイブリッドモデルであるNX450h+です。電動化ビジョン「Lexus Electrified」に基づき、グローバルコアモデルであるNXにPHEVを設定したことは、レクサスの電動化戦略において重要な一歩となりました。

NX450h+はL4 2.5Lエンジンとプラグインハイブリッドシステムを組み合わせたAWD(全輪駆動)モデルです。NX350hはハイブリッドシステム、NX350はターボエンジン、NX250は通常のガソリンエンジンを搭載しており、それぞれ2WDとAWDの選択が可能です(一部モデルを除く)。

このように多様なパワートレインを用意することで、カーボンニュートラル社会への貢献や、多様化するお客様のニーズに応えることを目指しています。特にPHEVとHEVの両方を提供することで、電動車の普及を加速させる狙いがあります。

どうでしょう?レクサスの環境への取り組みと技術革新の両立に感心しませんか?

また、NX250については2025年6月に生産終了が予定されており、電動化へのシフトが進んでいることがうかがえます。価格帯は4,850,000円から7,725,000円までとなっており、グレードやパワートレインによって幅広い選択肢が用意されています。

「Lexus Driving Signature」が示す走りの革新

レクサスNXの走行シーン

レクサスNXの走行性能を語る上で欠かせないのが「Lexus Driving Signature」という開発思想です。これは、ドライバーの意のままに走るリニアな応答性と徹底した静粛性を追求するというものです。

加藤チーフエンジニアは、これまでレクサスが徹底的に追求してきたリニアなステアリングフィールを独自の価値として継承しつつ、駆動力のコントロールに着目したと語っています。Toyota Technical Center Shimoyamaで走り込むことで、ドライバーの意図に忠実に応える「Lexus Driving Signature」を深化させたのです。

新型NXでは、高剛性・軽量ボディによる上質な乗り心地と操舵感を実現しています。また、優れた空力性能による高速走行時の静粛性も特徴のひとつです。

特に2.4Lターボモデルには新開発電子制御フルタイムAWDを採用し、AWDの持つ高い接地感と手ごたえのある操縦性を独自の技術で両立させています。

これらの技術革新により、レクサスならではの走りの味わいを深化させることに成功しました。実際に運転すると、その違いは明らかに感じられるでしょう。

レクサスの走りの哲学は、単に速いだけではなく、ドライバーとクルマが一体となる感覚を重視しています。加速、減速、コーナリングのすべてにおいて、ドライバーの意図に忠実に応える特性は、まさにプレミアムブランドならではの価値といえるでしょう。

次世代デザイン哲学の具現化

レクサスNXのインテリアデザイン

新型NXのデザインは、運動性能や機能に寄与するプロポーションの"独自性"とテクノロジーに根差した"シンプリシティ"を追求した、次世代レクサスのデザイン哲学を体現しています。

エクステリアは、プラットフォームの変更によりダイナミックさを増した骨格に、大きな面単位の艶やかな造形を表現しています。SUVらしい強さを表現した印象的なフロントデザインと、レクサスシグネチャーを強化・深化させたリヤデザインが特徴です。

インテリアでは、ドライバーがクルマと直感的につながり、より運転操作に集中できるコックピット思想「Tazuna Concept」を初めて取り入れました。「Tazuna」とは日本語で「手綱」を意味し、馬を操る際の手綱のように、最小限の動きで直感的に操作できることを目指しています。

レクサスらしいおもてなしが感じられる空間と、直感的に車とつながり運転操作に集中できるコックピットが採用されています。センターディスプレイがドライバー側に向けられた、ドライバーオリエンテッドなコックピットデザインは、まさに次世代レクサスの方向性を示すものです。

カラーバリエーションも豊富で、エクステリアはソニッククォーツ、ソニックチタニウム、ソニッククロム、ブラック、グラファイトブラックガラスフレーク、マダーレッド、ソニックカッパー、テレーンカーキマイカメタリック、セレスティアルブルーガラスフレークなど多彩な選択肢があります。

インテリアもソリスホワイト、ブラック、ダークローズ、ヘーゼル、"F SPORT"フレアレッド、"F SPORT"ホワイト、"F SPORT"ブラック、"F SPORT"ヘーゼル、"OVERTRAIL"モノリスなど、グレードに応じた多様なカラーが用意されています。

アウトドアライフスタイルを支える「OVERTRAIL」

レクサスNX OVERTRAILの外観

2025年6月現在、レクサスNXには「version L」、「F SPORT」に加えて「OVERTRAIL」というグレード設定があります。特に「OVERTRAIL」は、アウトドアライフスタイルに対応した仕様として注目を集めています。

OVERTRAILパッケージは悪路走破性を高めたボディにブラックパーツを配したエクステリアが特徴です。また、ブラック基調にカーキのアクセントカラーとステッチを配色した上質なオフロード空間を提供しています。

多様なアウトドアライフスタイルとクルマの楽しさに寄り添う「OVERTRAIL PACKAGE」は、大自然と共生しながら上質なアウトドア体験を楽しめる選択肢を提供しています。

レクサスは「OVERTRAILプロジェクト」を通じて、ヒトと自然とモビリティの共生を考え続けるとしています。これは単なる商品戦略を超えた、ブランドの社会的責任や環境への取り組みを示すものといえるでしょう。

あなたも大自然の中でプレミアムなドライビング体験をしてみたいと思いませんか?

OVERTRAILは、NX450h+、NX350h、NX350の各モデルに設定されており、それぞれのパワートレインの特性を活かしながら、アウトドアシーンでの使用に適した仕様となっています。特にハイブリッドモデルであれば、自然環境への負荷を抑えながらアウトドア活動を楽しむことができるでしょう。

先進安全技術の進化

レクサスNXの安全技術

レクサスNXは、人間中心の考え方に基づいた最新の予防安全技術と利便性を高める先進技術を採用しています。ドライバーの感性に寄り添い、人とクルマの協調を目指した最新の「Lexus Safety System +」が搭載されています。

具体的には、Lexus Teammate、Advanced Park、Lexus Safety System+(プリクラッシュセーフティ)、プロアクティブドライビングアシスト、安心降車アシスト(ドアオープン制御付)などが装備されています。

特に注目すべきは、ドアのラッチ/アンラッチを電子制御で行うe-ラッチシステムです。これにより、ドアの開閉がスムーズになるだけでなく、安全性も向上しています。

安心降車アシスト(ドアオープン制御付)は、後方から接近する車両や自転車を検知した場合に、ドアの開放を抑制する機能です。乗員の安全を守るための革新的な技術といえるでしょう。

プロアクティブドライビングアシストは、運転操作を支援するシステムで、ドライバーの負担を軽減しながら安全性を高めます。カーブ前での自動減速や、前方の歩行者や自転車との距離を適切に保つよう支援します。

これらの先進安全技術は、単に事故を防ぐだけでなく、ドライバーの運転の楽しさを損なわないよう設計されています。レクサスの安全哲学は、クルマとドライバーの協調を重視し、テクノロジーによってドライバーの能力を拡張することを目指しているのです。

エンジニアが明かす開発秘話と未来への展望

レクサスNXの開発風景

レクサスNXの開発において、エンジニアたちは多くの挑戦に直面しました。特に初のプラグインハイブリッドモデルの開発は、新たな技術的課題の連続だったといいます。

加藤チーフエンジニアは、「電動化を進める中で、レクサスらしい走りをどう実現するかが最大の課題でした」と振り返ります。電気モーターの特性を活かしながら、レクサス特有の走行フィールを実現するために、細部にわたる調整が行われたのです。

また、「Tazuna Concept」の実現においても、多くの試行錯誤があったといいます。ドライバーの視線移動を最小限に抑えながら、必要な情報をどう提示するか。その最適解を見つけるために、数多くのプロトタイプが作られ、テストが繰り返されました。

未来への展望として、加藤さんは「電動化はもちろん進めていきますが、それだけではなく、人とクルマの新しい関係性を模索していきたい」と語ります。自動運転技術が進化する中で、「運転する楽しさ」をどう進化させるか。それがレクサスの次なる挑戦だといいます。

2021年に発表されたEVコンセプト「LF-Z Electrified」が示す方向性は、単なる電動化ではなく、クルマと人、そして社会との新しい関係性の構築です。レクサスNXはその第一歩として、従来の価値観を超えた新しいプレミアムの形を提示しているのです。

まとめ:次世代レクサスの幕開けを象徴するNX

レクサスNXは、次世代レクサスの幕開けを象徴する車種として、ブランドの未来を示す重要なモデルです。電動化ビジョン「Lexus Electrified」に基づくプラグインハイブリッドモデルの導入、「Lexus Driving Signature」の深化、「Tazuna Concept」に基づく新しいコックピット設計など、多くの革新的要素が詰め込まれています。

多様なパワートレインラインアップとグレード設定により、お客様の多様なニーズやライフスタイルに応える選択肢を提供しています。特にアウトドアライフスタイルに対応した「OVERTRAIL」の追加は、レクサスの新たな挑戦を示すものといえるでしょう。

先進安全技術の充実も見逃せないポイントです。人間中心の考え方に基づいた最新の予防安全技術と利便性を高める先進技術の採用により、安全性と快適性を高いレベルで両立しています。

レクサスNXは、カーボンニュートラル社会の実現と、多様化するお客様のニーズやライフスタイルに寄り添うクルマづくりを推進させる次世代レクサスの方向性を体現しています。その革新的な技術と洗練されたデザインは、プレミアムブランドとしてのレクサスの新たな一歩を示すものといえるでしょう。

レクサスNXは単なる新型車ではなく、レクサスブランドの未来を切り開く重要な存在なのです。

詳細については、LEXUS 次世代LEXUSの幕開けを 象徴するNXの公式サイトでご確認いただけます。

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