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教員のAI環境、2026年6月版──Claude Code・Codex・Cursor・Obsidianで組み直した4点セット

【10秒で分かる】この記事の結論

✅ 2026年6月、AIの景色は「Claude Code か Codex のどちらか1本+Cursor+Obsidian」の4点セットで組むのが有力な構成になりつつある(Gemini派はAntigravityも視野)
✅ 初心者は2段階で挫折する。第1段はインストールと習慣化、第2段はファイルが見えない壁。後者はCursorで一気に解決できる
✅ ChatGPT・Claude・Geminiの3社全部が、表計算・文書作成アプリの中で使えるAIを揃えた。教員は「主に使う会話AIに合わせて1社だけ入れる」が鉄則
✅ AIとの会話・壁打ち・調べものをObsidianに溜めると、Karpathy氏のLLM Wikiから広まった「育てる第二の脳」が現実になる
✅ 音声入力はAqua Voice/Superwhisper/Typelessの3強時代。タイピング不要で「片言メモ」が積み上がるようになる


冒頭:5ヶ月で景色が完全に変わった

この記事は、AIを使って校務や授業準備を効率化したい現場の先生に向けて書いています。「AIって何?」という方には少し前提知識が必要かもしれません。

2026年1月に「教員のAIツール選び方完全ガイド──ChatGPT・Claude・Gemini、どれを選ぶ?」を書きました。

あれから5ヶ月。
正直、もう「どれを選ぶか」の話ではなくなっています。

5ヶ月前は、ChatGPTのページを開いて、プロンプトを書いて、出てきた文章をコピペしてWordに貼る──そういう「AIに往復で出張する」使い方が中心でした。

いまは違います。

  • AIが自分のフォルダの中に住むようになった(Claude Code、Codex、Antigravity)

  • AIがExcelやWordの中に直接降りてくるようになった(Claude/ChatGPT/Geminiの3社全部が公式アドイン提供)

  • AIがGoogle Docs・スライド・Gmail・Driveに横断で入った(2026年3月10日 Gemini大規模アップデート)

  • スマホからPCに仕事を投げて、外出中に終わらせておいてもらえるようになった(Claude CodeのリモートコントロールやCodexのiOSアプリ、Claude CoworkのDispatch機能など、各社が同時期に整えてきた)

景色が変わったのは、AI側というよりAIと自分の作業環境の境目です。

この記事では、2026年6月時点で、教員(と非エンジニアのビジネスパーソン)が実際に毎日回せるセットを、4つの道具に絞って整理します。
ChatGPT・Gemini、各種アドイン、音声入力なども出てきますが、主役はあくまでClaude Code・Codex・Cursor・Obsidianの4つ。残りは毎日を回しやすくするための補助輪として扱います。

ビジネスパーソンの方へ:
本記事は教員の業務(学年通信・所見・生活指導記録など)を例にして書いていますが、フォルダで仕事を整理する非エンジニアのビジネスパーソンにも同じ構図がそのまま当てはまります。 学年通信→社内文書、所見→評価コメント、保護者対応記録→顧客対応ログ、研究授業の指導案→提案資料、のように自分の業務に置き換えながら読んでみてください。 道具の選び方・組み合わせ方の考え方は同じです。

この記事を読む前に:
所属する学校・教育委員会がAIの校務利用を認めているか、必ず事前に確認してください。
文部科学省も生成AIの教育利用に関するガイドラインを公表しています。
校内のルールを最優先にしたうえで、この記事をご活用ください。

この記事で得られること

  • Claude Code・Codex・Cursor・Obsidian、それぞれの役割と「なぜこの4つなのか」の理屈

  • 初心者がつまずく「ファイルが見えない壁」をCursorでどう超えるか

  • Excel/スプレッドシートで使えるClaude・Geminiのアドインの位置づけ

  • 月3〜5千円で組める、教員向けスターターパス


第1章:2026年6月の地図──「往復で出張するAI」から「中に住むAI」へ

まず景色を整理します。

1-1. 大きく3つの層に分かれた

2026年6月時点で、教員が触れる生成AIは、大きく3つの層に分かれました。

  • 会話層:ChatGPT、Claude、Gemini(ブラウザでチャットする普段使い)

  • 作業層:Claude Code、Codex、Antigravity(自分のフォルダの中で動く。文書の作成・編集・整理を任せられる)

  • アプリ内蔵層:ChatGPT for Excel/Sheets、Claude for Excel/Word、Gemini in Workspace(ExcelやGoogle Docsの中から直接呼び出せる)

5ヶ月前は、ほぼ会話層しか選択肢がありませんでした。
いまは、3つの層を使い分ける話になっています。

1-2. 教員にとっての結論

先に結論を書きます。

  • 会話層:とりあえずChatGPT(無料 or Plus月20ドル)で始めてOK。慣れたらClaudeも併用

  • 作業層:Claude Code か Codex のどちらか1本を選ぶ(両方を常時走らせる必要はない。Gemini派ならAntigravityも候補)。ただしいつでも入れ替えられる作り方にしておく

  • アプリ内蔵層:自分が一番使っている会話AIの公式アドインを1社だけ入れる(複数入れない)

そして、これらを回すための土台として、CursorとObsidianを置く。

つまり、2026年6月の教員向けスターターは、

Claude Code または Codex(どちらか1本)+ Cursor + Obsidian + 会話用にChatGPTかClaude

の4点セットになります。

1-3. 費用の目安──全部一度に契約しない

最初から全部に課金する必要はありません。段階を分けます。

🟢 最小スタート(約3,000円〜/まず試したい人)

  • 会話AI 1社(ChatGPT Plus か Claude Pro)+Obsidian+Cursor 無料版

  • ※会話AIの料金に Codex か Claude Code が含まれる

🟡 標準(約4,500円〜/毎日使いたい人)

  • 上記+音声入力を1つ

🔵 仕上げ(約6,000円〜/AI作業を本格化したい人)

  • 上記+Cursor Pro

初心者は、まず会話AIを1社だけ有料化し、Cursor無料版とObsidianで「作業場」を作る。
作業層(Codex か Claude Code)はそこに含まれるので、最初は1本で十分です。
(為替やプラン改定で変わります。2026年6月時点の目安としてお読みください。)


第2章:Claude CodeとCodex──「どちらか1本+入れ替え可能な作り方」が現実解

教員がAIを始めるなら、ChatGPT 5.5+Codexアプリで十分」(2026年5月)で、Codexアプリ単独でも十分だと書きました。
これはいまも変わっていません。最初の1本はCodexで十分です。Claude派ならClaude Codeから入ればいい。

この章で伝えたいのは、どちらか1本を選んだ上で、いつでももう片方に入れ替えられるようにフォルダ・プロンプト・運用を組んでおくこと。
両方を常時走らせる話ではありません。

2-1. Codexの位置づけ:ChatGPTからの地続き感

Codex(OpenAIのコーディング/作業エージェント)は、ChatGPT Plus 月20ドルに含まれて使えます。Web・CLI・IDE拡張・iOSアプリのどこからでも入れる、入り口の広い作業エージェントです。

  • 既にChatGPTを使っている人にとっては、追加契約なしでそのまま「作業エージェント」を試せる

  • 「30分で1本(プリント・通信・表の整形)」のような日々の作業に投げて、「使ったらすぐ便利」が分かりやすい

  • フォルダ全体を読む・プロジェクト記憶ファイル(`AGENTS.md`)で文脈を持たせる・MCPで外部連携、といった作業層エージェントの基本機能はひと通りそろっている

教員の日常業務は、こうした短いサイクルの作業が大量にある仕事です。ChatGPT Plus契約者にとって最初の1本目に選びやすいのがCodex、というのが2026年6月時点の実感です。
非エンジニア向けの研修プログラムも各所で組まれ始めており、この層への展開は早く進んでいます。

2-2. Claude Codeの位置づけ:本当の差は「エンジン」の1点

ここは正直に書きます。
Claude CodeとCodexは、基本機能と料金の入口がよく似ています(使用量上限・対応IDE・モバイル/リモートの作り込みなど、細かな仕様はそれぞれ違います)。

機能のおおまかな共通点:

  • フォルダを読む・過去ファイルを踏まえて書く・スマホから投げる

  • プロジェクト記憶ファイル(Claude Codeは `CLAUDE.md`、Codexは `AGENTS.md`)

  • カスタムスキル/コマンドの仕組み(どちらもスキルディレクトリを持ち、「/コマンド名」で自作ワークフローを呼べる)

  • 別エージェントを並列に走らせる運用(Claude Codeはサブエージェント機構、Codexは複数CLIプロセスで同じことができる)

  • 外部ツール連携(MCP)

料金体系の対称性:

基本プラン(コーディングエージェント込み)

  • Codex(OpenAI)── ChatGPT Plus 月20ドル

  • Claude Code(Anthropic)── Claude Pro 月20ドル

上位プラン(使用上限を緩和)

  • Codex ── ChatGPT Pro 月100〜200ドル(2026年4月に月100ドル枠が追加。Anthropic の Claude Max 月100ドルへの対抗)

  • Claude Code ── Claude Max 月100〜200ドル

つまり月20ドルの基本プランに、そのベンダーのコーディングエージェントが含まれる点まで同じです。新規に始めるなら、ChatGPT派でもClaude派でも金額は変わりません。

細部の出来栄え・最新機能の到着順は時期によって入れ替わります。どちらかが機能で明らかに上、という状態ではありません。

では、なぜ2本目としてClaude Codeを推すのか。 突き詰めると、残る差は1つだけです。

エンジン(モデル)の素性が違う。 Codexの中身はGPT系、Claude Codeの中身はClaude系。同じ依頼を投げても、文体・推論・指摘の出方が違う出力が出ます。

この1点が、次の節(2-3)で効いてきます。

2-3. なぜ「入れ替え可能」にしておくのか──Fable 5が示したこと

機能も料金もほぼ同じなら、選択は単純です。
既に契約している会話AI側から、含まれているコーディングエージェントを使う。ChatGPT Plusを払っているならCodex、Claude Proを払っているならClaude Code。これだけです。

ただし、選んだ1本がいつでも入れ替えられる状態にしておく必要があります。
理由はシンプルで、AIサービスは、ある日突然使えなくなることがあるからです。

実例を1つ。
2026年6月9日にAnthropicが「Claude Fable 5」を一般公開しました(同時に名前が挙がった上位版「Claude Mythos 5」は、承認された顧客向けの限定提供です)。
ところがその直後、輸出規制対応の動きを受けてFable 5などへのアクセスは制限がかかり、本記事執筆時点でも完全には解除されていません。いずれ解除される可能性は高いとはいえ、公開から数日で使えなくなる状態が、現に一定期間続いているわけです。

これはAnthropicに限った話ではありません。
OpenAIのCodex、GoogleのGeminiでも、似た事態がいつ起きてもおかしくないのが今の状況です。料金改定・モデル変更・輸出規制・各国の政府方針・学校側の利用方針の変更によって、AIサービスはある日突然使い方が変わります。

自分の校務ワークフローが「Claude Codeでしか動かない」「Codexでしか動かない」状態だったら、その日に作業も止まります。
だから、複数のエンジンの中から自分が今使えるものを選び、いつでも別のエンジンに乗り換えられる状態にしておく。これが必要なのです。

2-4. 入れ替え可能にするための3つの作法

「入れ替え可能」と言っても、特別な仕掛けはいりません。次の3つだけです。

  1. フォルダ構成をAIに依存させない

    • 「授業/」「校務/」「生活指導/」のように、人間が見て意味のある構造で揃えておく

    • 「Codexの作業ディレクトリ」「Claude Codeの作業ディレクトリ」のように分けない

  2. プロンプトをどちらでも通る粒度で書く

    • 「Claude Code限定の機能を前提にした書き方」をしない

    • 「過去6本の通信を読んで、今月版を作って」レベルの指示なら、どちらに投げても動く

  3. AIへの指示書を、両方のAIで読める形にしておく

    • 各AIにはフォルダ内の指示書を読ませる仕組みがあります(Claude Codeは `CLAUDE.md`、Codexは `AGENTS.md` という名前のファイル)

    • 内容が難しければ深く考えなくてOK。使っているAIに「この内容、Codexでも使えるようにして」「Claude Codeでも動くようにして」と頼めば、AI自身が整えてくれます

この3点を最初から意識しておけば、Fable 5のような事件が起きた日にも、別エンジンに乗り換えて作業を続けられます。
2本同時に使うのではなく、1本選んでいつでももう片方に逃げられる作り方をしておく。 これが2026年6月時点の現実解です。

2-5. Gemini派ならAntigravityも視野に入る

Google派の人向けに、もう1つ選択肢を出しておきます。

2025年11月にGoogleが発表した「Antigravity」は、Gemini 3 Proを搭載したエージェント駆動IDEです。

特徴を一言で言うと、Claude Code・Codexよりもう一段抽象的なゴール提示で動くことを目指しています。
「チャットアプリを作って」みたいな指示で、複数のエージェントが並列で作業する──そういう非エンジニア向けの新パラダイムとして位置付けられています。

ただし、教員の日常業務(通信・所見・授業準備)には、現時点ではClaude CodeやCodexのほうが粒度がちょうど合います。
Antigravityは「もう少しスケールの大きな仕組みを作りたい」フェーズで効くツールです。

判断の目安

  • 普段から Gemini を会話AIとして使っている、もしくは Google Workspace 中心で動いている人は、最初のうちはCodex/Claude Codeで始めて、慣れたらAntigravityを試す──くらいの順番でちょうどいい

  • 「AIにエージェントを束ねさせて、もっと大きな仕事を任せてみたい」と思ったタイミングで覗いてみる

詳細はこの記事の範囲を超えるので、まずは存在を覚えておけば十分です。


第3章:CursorとObsidianが「初心者を救う」理由

ここがこの記事で一番伝えたい部分です。

3-1. 一番の挫折ポイントは「インストールして慣れるまで」

Claude CodeやCodexを勧めると、ほとんどの教員は「ファイル操作の前」で離脱します。

  • ターミナルが黒くて怖い

  • インストール手順の途中で英語が出てきて、もう分からなくなる

  • 1週間さわらないと、起動方法すら忘れる

「AIが便利」以前に、ふつうにアプリを起動する習慣が3日で消えるのが現実です。

そして、ようやく起動できた教員が次にぶつかるのが、もう1つの壁です。

3-2. 次の壁──Claude Code・Codex単体だと「ファイルが見えない」

起動できた人から、最初の数日で同じ質問が来ます。

「いま何が起きたの?」「ファイル、どこに作られた?」「前の文章どこ行ったの?」

これは初心者の理解力の問題ではなく、AIごとに「見る場所」がバラバラという構造的な問題です。

Codex(OpenAI製。Web版・CLI・IDE拡張・iOSアプリなど)にも、Claude Code(Anthropic製。CLI・IDE拡張・Desktopアプリ・Webブラウザ版など)にも、ファイルを開いて中身を見たり編集したりする機能はそれぞれ付いています。つまり、それぞれのAIアプリ単体でもファイルがまったく見えないわけではないのです。

ただし、画面は別物です。

  • Codexで作業した結果は、Codexの画面で見る

  • Claude Codeで作業した結果は、Claude Codeの画面で見る

  • 第2章で書いた通り、これからは1本選んで入れ替え可能にしておくのが現実解。乗り換えれば、結果を見る場所もそのたびに変わる

  • 両方契約して同じフォルダを並行で触る人にとっては、画面が2つに分散してしまう

つまり初心者にとっては「いま何が起きたの?」が起こりやすく、両方使いの人にとっては「どの画面に最新版があるの?」が起こりやすい。
AIに依存しない、共通の「見る場所」が1つあると、この問題はまるごと消えます。

3-3. Cursorは「AIを問わない共通の見る場所」と「細かい編集」を兼ねる

ここで効くのがCursorです。

Cursorはファイル編集用のAIエディタですが、教員にとっての価値は2層あります。

第1の価値:どのAIで作業していても、同じ画面で結果を見られる

Cursorで自分のフォルダ(Obsidianで管理しているフォルダと同じ場所)を開いておくと、

  • Codexが書き換えたファイルも

  • Claude Codeが書き換えたファイルも

  • 自分が手で直したファイルも

ぜんぶ同じCursorの画面に反映されます。何行目をどう書き換えたか、差分も色で出ます。マークダウン・テキスト・CSVは中身もそのまま見えます(PDFは拡張機能でプレビュー可。Excel・Word・PowerPointの手編集は元のアプリが前提)。

たとえば、Claude Codeに「学年通信の今月版を書いて」と頼む → 裏でClaude Codeがファイルを書き換える → Cursorの画面では、そのファイルが書き換わっていく様子が見える。
これだけで、「AIに任せた感じ」から「AIと一緒に作業している感じ」に変わります。

両方契約している場合は、もう一段強く効きます。たとえばCodexで通信を書きながら、同時にClaude Codeで所見を整理するといった並走でも、CursorとObsidianを立ち上げっぱなしにしておけば、それぞれの修正がリアルタイムで同じ画面に重なって見える。「いまどこを直したのか」が一目で分かります。

そして第2章で書いた「乗り換えても困らない作り方」とも、ここでつながります。CursorとObsidianはAIに依存しない「見る場所」なので、CodexからClaude Codeに乗り換えても、Cursorの画面は変わりません。変わるのは奥で動くエンジンだけです。

第2の価値:Cursor自体に内蔵LLMが付いてくる(Pro月20ドル)

Cursor Pro(月20ドル)を契約すると、Cursor内に Claude・GPT・Gemini を含む複数の内蔵LLMが選べるようになります。

これが何に効くかというと、「ここの一文だけ言い回し変えて」「この段落の語尾を揃えて」のような細かい修正です。

Claude CodeやCodexは、ターミナル越しに「フォルダ全体を相手にする重い仕事」が得意。
一方Cursorの内蔵LLMは、エディタ内で範囲を選択して、その場で言い回しを直すみたいな軽い仕事が得意。

実例:

  • Claude Codeに「学年通信を書いて」とお願いして大枠を作る

  • Cursorで開いて、「ここの導入だけ少し優しいトーンに」とCursor内蔵LLMに頼む

  • 終わり

重い仕事はClaude Code・Codex、文章の細かな仕上げはCursorの中で完結
これが分かると、ターミナルとエディタの行き来が一気に減ります。

3-4. ObsidianはテキストベースのGitHub──教員・ビジネスマンに効く理由

次にObsidianです。

エンジニアにとって、コードを蓄積する場所は GitHub です。
教員やビジネスマンが扱うのはコードではなくテキスト
だから、テキストの蓄積場所=Obsidianになります。

Obsidianの特徴は、

  • マークダウン形式で、軽量・高速

  • すべてローカルファイルとして扱える(クラウド連携も選択可能だが、特定のAI会社に縛られない)

  • メモ同士を `[[リンク]]` でつなげられる(後述)

  • コミュニティプラグインやCLI連携で、AIエージェントからも操作しやすい

「リンクを作るのが大変そう」と感じた方へ:
Obsidianは `[[リンク]]` でメモ同士をつなげる機能が有名ですが、最初からリンクを作る必要はありません。フォルダにメモを放り込んでいくだけでも十分価値があります。慣れてきたら、AIに「このVaultのメモを読んで、関連するメモ同士に `[[リンク]]` を貼って」と頼めば、リンクづけ自体もAI任せにできます。「リンクは後回しで、まずは溜める」 でOKです。

普段の仕事が「コードを書く」ではなく「テキストで考える」職種──教員・ビジネスパーソン・ライター・研究者──にとって、視認性が高くて構造化しやすいObsidianは、有力な選択肢になっています。

教員の場合、ObsidianのVault(フォルダ)を1つ作って、

  • 「授業/」に教科別のノート

  • 「校務/」に学年・分掌のノート

  • 「生活指導/」に指導記録のフォーマット

  • 「壁打ち/」にAIとの会話ログ(後述)

──こういう構造で全部入れておきます。

そして、そのObsidianのフォルダをCursorでも開く
そのフォルダの上で、Claude CodeとCodexを動かす

これで「メモは全部Obsidian、編集とAI作業はCursor+Claude Code+Codex」というワークフローが成立します。
AIに作らせた下書き(マークダウンやテキスト)の差分をCursorで確認しながら直す──このサイクルが、ターミナルだけだと成立しにくいのです。

AIに触らせる前の2つの約束
① 原本を直接触らせない。「AI作業用/2026-06_学年通信/」のようにコピーしたフォルダを作り、その中だけでAIを動かす。慣れるまでは削除・上書き・一括変換をさせない。最終版だけ人間がWordやExcelの原本に反映する。
② 個人情報を含むVaultを、個人クラウドや個人PCに置かない。「ローカル保存だから安全」ではありません。AIに読ませるのは、原則として匿名化済み・教材作成用・自分の思考メモに限ります。

3-5. AIとの会話を全部Obsidianに溜める──「育てる第二の脳」

そして、Obsidianを置く本当の意味はここからです。

2026年4月、AI界の有名人 Andrej Karpathy 氏が「LLM Wiki」という短いメモをGitHubで公開し、AIコミュニティで広く読まれました。

要点だけ言うと、

AIとの会話・調べもの・壁打ちの結果を、全部マークダウンファイルにしてObsidianに溜める。そのフォルダにClaude CodeやCodexを向ける。AIが必要なメモを検索・参照しながら、自分の過去の思考を踏まえた答えを出しやすくなる。

Karpathy氏自身は単に「LLM Wiki」と呼んでいますが、その後コミュニティ側がこのパターンに「Second Brain(第二の脳)」という古くからある概念を重ねて広めたのが、いま日本語圏で「育てる第二の脳」と呼ばれているものの正体です。

教員にとっての具体的な使い方はこうです。

  • ChatGPTやClaudeで、いいやりとりができた → 最後に「この会話を1つのマークダウンにまとめてObsidianに保存できる形にして」と頼んでコピペで保存

  • Codex/Claude Codeでの壁打ちは、最初から「MyVault/壁打ち/2026-06-18_保護者対応.md」のように書き出しを指示

  • 領域別にフォルダを分ける(「壁打ち/授業/」「壁打ち/校務/」「壁打ち/生活指導/」)

これを3か月続けると、Obsidian内で次のような頼みごとが成立するようになります。

  • 生活指導フォルダの中から、今までの保護者対応の壁打ちを全部踏まえて、今回のケースの初動案を出して

  • 授業フォルダにある社会科の壁打ちログから、自分が繰り返し悩んでいる発問パターンを抜き出して

  • この3か月の校務メモから、自分の働き方の変化を要約して

ネットの一般情報ではなく、自分が積み上げた経験と思考の中から答えを引き出す──これが「育てる第二の脳」が言わんとしていることです。

ただし、これを実現する条件が2つあります。

  1. ローカル保存される場所が必要(=Obsidian)

  2. そのフォルダ全体を読めるAIエージェントが必要(=Claude Code or Codex)

つまりCursor+Obsidian+Claude Code/Codexの4点セットは、単なる便利ツールの寄せ集めではなく、「個人の経験を、AIと一緒に育てるためのインフラ」として組まれています。
ここまで分かれば、何のためにこの4つを揃えるのかが腑に落ちるはずです。

3-6. なぜObsidian単体ではダメか

最後に、よくある誤解を1つ。
「Obsidianだけでもいいのでは?」と聞かれることがあります。

Obsidianは強いですが、教員の現実には足りない部分があります。

  • PDFはObsidian標準で開けますが、Excel・Word・PowerPointは標準だと中身が見えません(プラグインで対応はできますが、学校のPCで自由にプラグインを入れにくい現実があります)

  • 学校から配られるファイルの多くは、結局Excel・Word・PowerPoint

  • AIに「過去6本の通信を踏まえてWordで書いて」と頼んでも、Obsidian単体では最終形のWordを開いて確認するのが難しい

Cursorをかぶせると、

  • マークダウン・テキスト・CSV → Obsidianでもいいし、Cursorでもいい

  • PDF → Obsidianで標準閲覧。Cursorでも拡張機能を入れればプレビューできる

  • Excel・Word・PowerPoint → 最終編集は元アプリ。中身のテキストはClaude Code/Codexが読み書きできる

  • AIの編集結果(テキスト・マークダウン) → Cursorで差分が見える

  • 細かな修正 → Cursor内蔵LLMで完結

になります。
Obsidianは自分の知の本拠地、Cursorは外から来るあらゆるファイルの窓+細かい仕上げ場。 これが2つの分担です。



第4章:3社のアドインが揃った──Excel/Google系の中に降りてきたAI

2026年春〜初夏の大きな動きは、ChatGPT・Claude・Geminiの3社全部が、表計算・文書作成アプリの中で使えるAIを揃えてきたことです(Geminiはワークスペース内蔵、ChatGPTはExcel/Sheetsアドイン、ClaudeはMicrosoft 365アドイン、と形は違いますが)。
5ヶ月前は、まだAnthropicやOpenAIが「ブラウザのチャット」を中心に動いていました。
いまはもう、Excel・Googleスプレッドシート・Google Docsの中で直接動きます。

順に見ていきます。

4-1. ChatGPT for Excel / Google Sheets(2026年5月 GA・OpenAI公式)

2026年5月5日、OpenAIがExcel版とGoogle Sheets版の公式アドインを一般提供しました(ChatGPT for Excel and Google Sheets — OpenAI Help Center)。

公式版を見分けるポイントは2つだけです。

  • Google Workspace Marketplace:アプリ名「ChatGPT」、開発者が「OpenAI」

  • Microsoft Marketplace:アプリ名「ChatGPT」、作成者が「OpenAI, LLC」

「ChatGPT for Google Workspace」「GPT for Sheets and Docs」など似た名前の第三者製アドオンが並びますが、開発者名で識別してください。

できること

  • 自然言語で表を一から作る/既存表を読み取って要約する

  • 複数タブ・複数シートにまたがるデータを分析する

  • 数式を作る、数式の意味を説明する、壊れた数式を直す

  • 重複・表記ゆれを整理する、提出物の集計をする

  • ルーブリック表・予算表・進度管理表のたたき台を出す

料金:Free / Go / Plus / Pro / Business / Enterprise / ChatGPT Edu / K-12 のすべてのプランで利用可能(FreeとGoは利用量に上限あり)。Business・Edu・K-12は2026年6月2日まで無料プレビュー

ChatGPT Plus(月20ドル)を既に持っている教員にとっては、追加料金なしで一番自然に使い始められる選択肢です。

4-2. Claude for Excel / Word / PowerPoint(2026年春 正式公開)

Anthropicは2026年5月7日、Excel・Word・PowerPointから直接Claudeを呼び出せるアドイン「Claude for Microsoft 365」を正式公開しました(Outlook向けはベータ提供)。

ChatGPT版がGoogle Sheetsも対象にしているのに対し、Claude版はMicrosoft 365系(Excel・Word・PowerPoint+OutlookはBeta)に集中しているのが特徴です。
長文の読みやすさ・推敲の精度ではClaudeのほうが強いという定評もあり、

  • 学年通信のWordを開いて「過去3本の文体に揃えて推敲して」

  • 校外学習のPowerPointで「保護者説明用の補足スライドを3枚作って」

  • 評価所見のWordで「主体性・思考・知識の3観点で書き分けて」

──こうした「長めの日本語をきれいに整える仕事」では、Claude版が一段強く出ます。

4-3. Gemini in Workspace(2026年3月10日 大規模アップデート)

そして、Googleが2026年3月10日にGoogle ドキュメント・スプレッドシート・スライド・ドライブ統合のGeminiを大規模アップデートしました(Education Plus / Teaching and Learning ライセンスについては、2026年2月の別ロールアウトで対象化されています)。

ここが今回の景色変化のうち一番大きい部分かもしれません。

追加された主な機能

  • Gmail や既存のファイルを参照して、ユーザーの文体に合わせた文書を自動作成

  • プロンプトの指示だけでスプレッドシートの表組み・スライドを構築

  • Google ドライブ内のファイルを横断して必要な情報を要約・回答

教員にとっての使いどころは多岐にわたります。

  • Google Docs:過去の学年通信を参照させて、今月版の下書きを作る。Gmailの文体を学習させて保護者連絡文の「文面の型」を整える(個人名や個別の事情を含む文面は、学校・自治体が承認した環境でのみ扱う

  • スプレッドシート:「Fill with Gemini」で空セルを文脈から一括補完できる。月別の欠席トレンド、クラス別の得点傾向、相関する項目の特定を自然言語で頼める

  • スライド:参観日のプレゼンを「先月の学級だよりベースで6枚構成で作って」と頼む

  • Gmail:保護者連絡の下書きを「丁寧めの敬語で3案」出させる

  • Drive横断:「学年フォルダの中から、不登校対応に関係するメモを集めて要約して」と頼む

教員の日常で言うと、

  • 成績分析:素点の表を見せて「単元別の弱点、学級内の二極化、男女差で出ている傾向」を自然言語で聞く

  • 時間割組み直し:行事の影響で進度がズレた時、「今の進度から来週月曜の特別時間割を組み直して」

  • 自由記述の分類:授業アンケートを「困っている子・伸ばしたい子・不満を持っている子の3層に分けて」

  • 校外学習の準備:行程・会計・持ち物リスト・班別チェック表を一括生成

料金・対象:Education Plus または Teaching and Learning アドオン ライセンス対象。学生向けの無料アップグレード等は時期・地域で変動するため、最新の対象条件は各国のGoogle公式ページで確認してください。

学校・自治体がGoogle Workspace for Education を採用していて、自分が日常的にGoogleクラスルームを使っているなら、Gemini in Workspace が第一候補になります。
ただし、いきなり全機能を生徒に開放するのではなく、まず教員が下書きと検証に使い、安全運用が固まってから生徒に開放する順番が安全です。

4-4. 教員にとっての判断基準(更新版)

迷ったら次の2問を順に自問してください。

Q1:自分が普段一番話しかけているAIはどれ?

  • ChatGPT → ChatGPT for Excel / Sheets

  • Claude → Claude for Excel / Word

  • Gemini → Gemini in Workspace

Q2:勤務校はExcel派? それともGoogle系?

  • Excel派 → ChatGPT版 or Claude版

  • Google系(Workspace for Education) → Gemini in Workspace or ChatGPT版(Sheets対応)

鉄則:1社だけ入れる。複数入れない。
校務効率化は「どれだけ多く契約するか」ではなく、「どれだけ使い倒すか」で決まります。
最初の1〜2か月は1社で徹底的に使い倒し、限界を感じてから2社目を検討する。これが現実解です。

4-5. アドインは「1ファイルの中」、Claude Code・Codexは「フォルダ全体」

注意点を1つ。
アドインはとても便利ですが、Claude CodeやCodexの代わりにはなりません

役割の違いは、シンプルに距離感で考えると分かりやすいです。

  • アドインいま開いている1ファイルの中で動く秘書。目の前の出席簿、目の前の通信Wordをその場で直してくれる

  • Claude Code/Codexフォルダ全体を見渡す相棒。「過去6本の通信を読んでから今月版を書く」「学年フォルダ全体から欠席対応に関係する記録を集めて要約する」みたいに、ファイルをまたいだ仕事ができる

例で言えば、

  • 「目の前の出席簿のExcel、欠席カウントを集計して」 → アドインで完結

  • 「今月の学年通信を、過去3か月の通信を踏まえて、写真の位置も指定しながら書いて」 → Claude Code/Codexの仕事

目の前の1ファイル=アドイン
複数ファイルをまたぐ仕事=Claude Code/Codex

この線引きが分かると、毎回どちらに頼めばいいかで迷わなくなります。

4-6. 個人情報の扱いだけは絶対に妥協しない

アドインがいくら便利でも、児童生徒の氏名・成績・出欠・家庭状況・健康情報・支援情報を安易に入れてはいけません。
公式アドインであっても、ExcelやSheetsの中身を読み取って処理する以上、扱い方は慎重であるべきです。

ここでの線引きは、文部科学省の「初等中等教育段階における生成AIの利活用に関するガイドライン Ver.2.0」、「教育データの利活用に係る留意事項」、各教育委員会の運用ルール(東京都「都立学校生成AI利活用ガイドライン」など)を踏まえた、安全側の目安です。
最終判断は、必ず勤務校・自治体のルールに従ってください。

✅ 比較的扱いやすいもの

  • 教科書範囲、公開教材、一般的な授業案、ダミーデータ

⚠️ 条件付きで扱うもの

  • 個人情報を含まない行事の持ち物表、匿名化したアンケート、教材作成用の集計表

❌ 承認された環境以外では扱わないもの

  • 児童生徒の氏名・成績・出欠・家庭状況・個別の指導記録

❌ 特に慎重に扱うもの

  • 健康・障害・支援・いじめ・不登校・家庭の経済状況など、プライバシー性の高い情報

最初は次の順で慣れるのが安全です。

  1. 教材作成(単元別の問題作成、ルーブリック)

  2. 匿名化したアンケート集計(自由記述の分類)

  3. 行事の準備物・会計表(個人情報を含みにくいもの)

  4. ダミーデータでの集計表テンプレート作成

実データを入れるのは、勤務校・自治体の運用ルールと、利用できるAI環境が確認できてから。
何が使えるかより、どこまで任せて、どこから人間が確認するかの線引き。 これが、学校現場でAIを使う上で最も重要です。



第5章:音声入力という「共通の入口」

ここまで道具を並べてきましたが、全部の道具に共通する入口があります。

音声入力です。

5-1. 2026年6月時点、有力な音声入力ツールは3つ

教員にとって、AIの一番のボトルネックは「AIに渡す文章を、自分で打つのが面倒」です。
授業の合間、休み時間、放課後の10分。机に座ってじっくりプロンプトを書く時間は、ほぼありません。

2026年6月時点で、AI音声入力のトップ集団は3つに絞られています。少し前まではAqua VoiceとSuperwhisperの2強でしたが、2025年11月リリースのTypelessが加わって3強になりました。

  • Aqua Voice:起動が速くテキスト挿入も速い。Proは月8ドル〜(年払い)。Mac・iPhoneに対応(iOS版は2026年4月にリリース)。「Instructions」機能でAIが自動整形してくれる

  • Superwhisper:Apple Silicon(M1/M2/M3)のNeural Engineを使ったオフライン処理にも対応。Lifetime ライセンス$249.99で買い切り 。プライバシー重視・ランニングコスト嫌いに向く

  • TypelessMac/Windows/iOS/Androidを横断できる広対応が強み(YC出資のSimply CA LLCが2025年11月にリリース)。無料枠は週8,000語、Proは年払いで月約12ドル。クラウド処理で、フィラー除去・自己訂正検出が得意

使い分けの目安は次の通りです。

  • 日本語業務中心・Apple中心なら Aqua Voice か Superwhisper

  • Windows併用や複数デバイス横断で使いたいなら Typeless

  • 個人で1つだけ選ぶならAqua Voice Pro(月8ドル〜) が2026年6月時点でいちばん勧めやすい線

5-2. 音声入力は「タイピングの4倍速」ではなく「思考の言語化が4倍楽」

音声入力の本当の価値は速度ではなく、口述で頭の中身を出せることにあります。

タイピングだと、書きながら推敲が入って、文章が硬くなる。
音声だと、推敲が入る前の「生のままの考え」が出てくる。
AIはむしろ、整っていない口語のほうが文脈を読み取りやすい。

ChatGPT研究所が指摘する通り、3〜5分ほど音声で背景・要望を詳しく話してからAIに投げると、AIの出力品質が格段に上がる
これが「プロンプトを書く労力ではなく、考えを出す労力」に変わった瞬間の変化です。

大事なのは、きれいに話そうとしないこと。「そうだな」「えーと」「あ、ちょっと違うな」みたいな考えながら出てくる言葉も、全部そのまま喋り続けてOKです。AIが後ろで揃えてくれます。出てきた結果がイマイチなら、「いや、こういうことだった」ともう一度言い直せばいい。それだけです。

5-3. 「片言の記録でいい」が前提

5ヶ月前の世界では、「メモはちゃんと文章で書きましょう」が前提でした。
いまは違います。

AIが文字起こし・要約・構造化してくれるから、片言の記録でいい。

  • スマホに音声で「次の社会、世界遺産の導入は写真クイズで入りたい。あと、今日の終わりの会、説明を急ぎすぎた。明日の朝もう一度補足する」

  • 帰宅後にClaude Codeへ「今日の音声メモから、授業改善メモと、明日の朝の段取りに分けて整理して」

  • 翌朝には、出勤前に1分で目を通せる「今日の段取りメモ」ができている

最初は個人情報を含まない領域から始めるのが安全です。授業の振り返り、教材アイデア、行事の段取り、自分の研修ノート──これらが一番気軽に試せる入口になります。

児童生徒の実名・成績・家庭状況・健康・支援に関する情報は、学校や自治体が認めた環境以外では音声入力にも残さない。録音データに個人情報がそのまま残る点にも注意してください。

「Notionで日報を書く」みたいな高ハードルの提案ではなく、音声 → スマートウォッチ録音 → 自分宛てLINE → メモアプリ──このどれでも入口になります。

ハードルを上げないことが、続けるための最大のコツです。


まとめ

  • 2026年6月、AIの景色は「ChatGPT・Claude・Geminiどれを選ぶ」段階を完全に過ぎた

  • 教員のスターターは (Claude Code か Codex のどちらか1本)+Cursor+Obsidian+(会話用1本)。Gemini派はAntigravityも視野に

  • 初心者は2段階で挫折する。第1段はインストールと習慣化、第2段はファイルが見えない壁。後者をCursorが解決する

  • Cursorは「AIの作業を見せるモニター」と「細かな編集をする内蔵LLM」の2役で効く

  • Obsidianはテキスト版GitHub。教員・ビジネスマンのテキスト中心の仕事ほど効く

  • AIとの会話・壁打ち・調べものをObsidianに溜めると、Karpathy氏のLLM Wikiから広まった育てる第二の脳が現実になる

  • Claude Code と Codex は機能・料金もほぼ対称。両方を常時使うのではなく、片方を選んで「いつでも入れ替え可能な作り方」にしておくのが現実解(Fable 5の件のように、ある日突然使えなくなる可能性は常にある)

  • Excel・Google系のアドインは、ChatGPT・Claude・Geminiの3社全部が出した。自分が一番使っているAIの公式版を1社だけ入れる

  • 音声入力は Aqua Voice(個人推奨)/Superwhisper(買い切り)/Typeless(マルチOS) の3強時代

AIは判断の代替じゃない。迷わない仕組みの支えです。

道具を増やすのが目的ではありません。
自分の経験を、AIと一緒に育てることが目的です。



明日やること(3つ)

  1. AI作業用フォルダを1つ作る。原本ではなくコピーした資料だけを入れる。そのフォルダをObsidianの `MyVault` にし、Cursor(無料 or Pro月20ドル)でも同じフォルダを開く

  2. 今までChatGPTやClaudeでやった印象的な会話を1本だけマークダウンで保存する(「この会話をObsidianに保存できるマークダウン形式でまとめて」と頼めばいい)

  3. 既に払っている方の会話AIに含まれているコーディングエージェントを今夜起動する。ChatGPT Plus(月20ドル)を払っていればCodex、Claude Pro(月20ドル)を払っていればClaude Code。どちらも払っていなければ、まず会話AIを1社だけ契約。最初に任せるのは個人情報を含まない作業(授業プリント案、行事の持ち物表、匿名アンケートの分類)から。あわせて、使っている会話AIのExcel/Sheets公式アドインを1つだけ入れる

慣れてきたら、音声入力(Aqua Voice/Superwhisper/Typeless から1つ)を足すと、AIに渡す文章を打つ手間が一気に消えます。


本記事で紹介しているAIサービスの利用規約・プライバシーポリシーは
各社により異なります。学校・自治体のガイドラインを優先し、
個人情報の取り扱いには十分ご注意ください。
記載した料金・機能は2026年6月時点のものです。


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