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noriyukikawanaka
現代詩|スター
認められたい
認められたいひとに認められたい
認められたくないひとは関係ない
認められたいひとは俺だ
俺は俺に認められたい
俺はなかなか俺を認めない
だから俺はとまれない
俺はいつも俺に見られている
認められたいひとが
常に点数を付けてくる
ダンスミュージックが鳴ると
認められたい俺も認める俺も
楽しい気分になって
それぞれの俺がばらばらになる
そのとき俺は
自然に振る舞えている
もちろん
不自然な俺も立派な俺だ
元々そういう区別はなくて
実は全ての俺は俺だ
ダンスミュージックは鳴りつづける
俺と俺がばらばらになりつづける
足首が左右に揺れながら
前に進んでいる
首もそれに連動して揺れる
正方形の木の板を
いつの間にか持たされていて
その上で転がる
透明のビー玉みたいなやつを
落とさないよう水平に保つ
その間だけ
マリオのスターを取ったときみたいに
ほんとうの文章が書ける
認めるとか認めないとか
その間だけ関係ない
(終わり)
