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最後の借金

ええもちろん私は貸す側ですけど。
仕事決まってもね、働いた分の給料は翌月の25日まで入らないわけで。
貯金もねえ、手持ちもねえ、おらこんな奴嫌だああああな彼氏をいまさら見捨てるわけにもいかず。
給料が入るまでの家賃生活費約2か月分、それに新しい仕事の準備でいくつか用意しなければならないもの(経費精算できるが支払いは給料と同じタイミングとなる)、それらを併せて追加で45万円ほど貸すことにした。
馬鹿だ馬鹿だって、もうほんとわかってるから。
美術館に「馬鹿の肖像」って絵があるとしたら、きっと私の顔してるから。
なんかね、ここまで助けたんだし最後まで助ける、ていう謎の達成欲がわいてきてたのかな。
理性と感性が全く違う答えを出すことってたまにあるけど、これはその最たるもの。
そして理性を無視して感性が出した悪い結果がこれ。(成功パターンもあるとは思う)

でも今回、ちょっと厳しい条件を付けてみることにした。
彼奴のお父さんの連絡先と住所・名前をいただき、借用書に緊急連絡先として書かせた。
そして、借金の支払いが遅れたとき、2日以上連絡がつかなくなったときは緊急連絡先に連絡する、
という内容を借用書に盛り込んだ。
返さなきゃ、という意思がより強固になるようにとの思いを込めて。
裏を返せば、無条件で貸せないくらいには信頼が揺らいでたのかもしれないけど。
こいつ、返さない恐れあるな、と本能で察知してたような気がする。(そしてそのとおりになる)
とにもかくにも大きな金額を再度貸して、トータル百万弱を貸した。

ただすでにこのとき、最初に貸した30万の返済期限が、3か月後に迫っていた。

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