見出し画像

【住宅ローン】「とりあえず変動」の終焉。金利1%上昇で増える返済額プラス「700万円」を家計で吸収できますか?

最近、銀行で増えている相談があります。

『金利、上がりますか?』


はい。残念ながら、殆どの銀行で上がっています。
(もしくは現段階では据置)

2026年4月現在、住宅ローン金利は
日銀の政策金利引き上げ
(2025年12月に0.75%へ)の影響を受け、
上昇傾向が続いています。


30代銀行員ママとして、
借金3,000万円の住宅ローン債務者として、
私も他人事ではありません。


なので、銀行員として『大丈夫ですよ』と
気休めを言うことはできません。



2026年、私たちは『金利のない30年』だった
ぬるま湯から、強制的に
引きずり出されようとしています。


現実を直視するのは怖いですよね。

でも何も知らないままでいると、
家族が路頭に迷うリスクを秘めています。

あなたと、あなたの家族を守るアクションを
一緒に起こしましょう!


1.突きつけられる数字の暴力

中2病なタイトルですみません。

金利1%の衝撃

あなたは住宅ローンの金利について、
借入を始めた当初以来、
考えたことはありますか?

固定金利を選択した人は
固定期間満了の度に選択を迫られていて、
金利についても勉強しているかもそれませんね。

でも、実は多くの人が
借りたら借りっぱなし。

特に、はじめに変動金利を選んだ人のほとんどが
「金利はずっと上がらないものだ」と言う

誤った幻想を抱いています。

もちろん、契約の時に変動金利は
その名の通り「変動」するリスクを説明されて
選択しているはずなのですが。

なぜそんな誤解が広まっているのか。

それは1999年から
日本で「ゼロ金利政策」が初めて導入され、
その後マイナス金利が解除された2024年までを合わせると、
実質的に約25年間にわたって
超低金利状態が続いていたからです。

だから私たちが住宅ローンを借りた時は、
「とりあえず変動金利」を選べば
金利も安くて良かったのです。



しかし転換期を迎えました。

日銀は政策金利の引き上げに舵を切ったことで、
私たちの住宅ローン金利も
上昇トレンドにあり、
今まさに、夢から覚める時が来たのです。


さて問題です。

Q:もしも3,500万円・35年ローンで
 金利が1%上がると、
 総支払額はいくら増加するでしょうか?




答えはなんと約700万円。💸

こんなに増えたとしても、
あなたのお家の家計は耐えられますか?


私は心配になりました。




つい最近までは、

変動金利が1%切っていることは
スタンダードとなっていました。


しかし歴史を遡れば、
1990年代前半、バブルの余韻で
変動金利は8%超でした。

今、株式市場では日経平均株価が
バブル期の最高値を
大きく上回っています。


一般的に、「景気が良くなって株が上がると、
金利も上がる
」という傾向にあります。


今景気が良いか……はさておき、
今後も金利が上がる可能性を
否定できません。


返済額が変わらないから安心?

「5年・125%ルール」は副作用のある痛み止め

変動金利の5年ルールとは、
ざっくり説明すると
「金利がどんなに上昇した場合でも、
5年間は返済額が変わりません。
そして、5年後に返済額を見直します。」
というルール。

125%ルールは、
返済額見直しのタイミングで
どんなに金利が上昇していたとしても
元々の返済額の125%を超える返済額には
しないという
約束。


急激な金利上昇局面でも、
返済額の急上昇を抑制できる点では
痛み止めの役割を果たすルールです。


しかし、実は副作用もあります。


たとえ返済額が変わらなくても
もちろん金利が上がれば、
返済額のうち元金と利息の割合は変わります。

また125%ルールで、返済額に上限があっても、
本来の金利上昇がそれ以上になってしまうと
「未払利息」が発生してしまいます。

そうなると、いくら返済しているつもりでも
元金がなかなか減りません。

また、払いきれなかった未払利息は
最後にまとめて支払う必要が出てきます。


つまり、返しているのに
借金の総支払額が増え続ける
恐ろしいシナリオも……。


今から住宅ローンを組もうと考えている人にも
伝えたいです。

ハウスメーカーに言われるがまま、
審査が通るギリギリいっぱいまで借金をするのは
危険だと言うことを。

今の状況で「返せる額」だけを見るのは
不十分です。


私を含め、夫婦ペアローンの人も要注意⚠️
2本建収入が1本になっても
完済まで無理なく返済を続けられますか?


夢のマイホームに夢を詰め込みすぎて
その後の収入の変化で、
返せない借金を背負い
夢の塊を手放した不幸な家族を知っています。


たとえ金利が上がっても
家族が病気になって働けなくなっても
子どもに教育費や仕送りが必要になっても
会社が倒産してしまっても

借りたらその分返さなければならない。

その覚悟を持って備えていなければ、
有事の際に途方に暮れるしかないのです。


2.「金利が上がったら借り換えればいい」という甘い罠

借り換えに立ちはだかる「1%の壁」

「住宅ローン金利が上がったら借り換えればいい」
――そう思っていませんか?

実は、借り換えには『1%の壁』という
ハードルが存在します。

借り換えとは、
金利の低い住宅ローンを新しく借りて
今の住宅ローンを完済することです。

10年前なら、住宅ローンを借り換えると、

残高が1,000万円以上あり
元々金利1.8%〜5%で借りていた人では、

金利が0.7%〜1%に下がると
月々の返済額が下がるのはもちろん、

返済総額が数十万〜数百万円も
下がることも
よくありました。


新人の頃はよく借り換えの勧誘をしたものです。

ここで重要なのは、

一般的に
借り換え後の金利差が1%以上ないと
メリットが出ないと言うこと。

借り換えは無料ではありません。


❎一括返済手数料: 今の銀行に払う「さよなら料」
❎新規事務手数料: 新しい銀行に払う
「よろしく料」(借入額の2.2%など意外と高い!)
❎保証料:
万が一のための保険(一括前払いだと数十万単位)
❎登録免許税・司法書士報酬:
抵当権を設定し直すための「国と専門家への実費」
❎印紙代: 契約書に貼る税金※電子契約ならゼロ


返済条件や審査結果によっては、諸費用が
ざっと100万円かかるケースも珍しくありません。


保証料、手数料、印紙代…
その「さよなら料」を払ってでも
お釣りが来るのかがとっても大事です。


現在の金利からさらに1%下げられる銀行
今、日本にありますか?


……答えはノーです。

「1%の壁」はあくまで目安。以下の条件に1つでも当てはまるなら、金利差が0.5%〜0.8%程度でも検討の余地はあります。

ローン残高が2,000万円以上ある(残高が多いほど金利差の効果大)

残りの返済期間が20年以上ある(期間が長いほど累積メリット大)

最新の「団体信用生命保険(ガン保障など)」に魅力を感じる(※ここ重要!お金以外のメリット)

ここまで
「金利が上がる」「700万円も増える」……

そんな恐怖を煽るようなことを言って
ごめんなさい。


でも、安心してください。



現状を知って、正しく怖がることができれば、
対策は必ずあります。

この記事を読んでくださった皆さんには、

この先の未来も、
現実をしっかり見つめて
崩れない家計設計をしていただきたいです。


3.解決:銀行員ママが教える「生存バッファ」

「物価高で、金利上昇で、
なにかと出ていくお金が増えたから、
なんとなく節約しよう!」

みたいな漠然とした不安対策
やり過ごしてほしくない。


節約。
もちろんした方が良いです。


ただ、明確な目標なしに、
闇雲に節約を続けるのは苦しくありませんか?



家計の荒波を乗り越える防衛方法を
ここで共有します。


■「損得」だけで選ぶのはもう終わり。今すぐ確認すべき「家計の耐性」

住宅ローンて、「結局、どの銀行が一番得なの?」
という損得勘定のステージ
もう終わりです。


これからは、
あなたの家計に
どれだけの「生存バッファ(ゆとり)」があるか
を確認するステージです。

バッファの定義:大事なのは借り換えではなく、
今の家計にどれだけの『耐性』があるか
知ることです。

住宅ローンは、完済してはじめて「勝ち」です。


借りた当初は「金利が低いから」という理由で
変動金利を選んだはずでも、

結果的に返済が苦しくなり、
せっかくのマイホームを手放すことになっては
本末転倒



今すぐ確認していただきたいのは、

「金利が2%になっても、今の生活レベル
(子供の習い事や年1回の旅行など)を
維持できるか?」


という一点です。


これが「家計の耐性」です。


◼️【セルフチェック】金利上昇に耐えられる家計、壊れる家計の境界線

手元の返済予定表を見ながら、以下の3つをチェックしてみてください。

①返済比率の壁: 住居費は、手取り月収の
25%以内に収まっているか?

計算方法:毎月の返済額÷手取り月収×100

【例】返済額7万円÷月収30万円=23.3%🟢
  返済額10万円÷月収30万円=30%⚠️

②貯蓄の壁: ローン返済とは別に
半年分の生活費(生活防衛資金)が、
確保されているか?
【例】月の生活費20万円の場合
  20万円×6=120万円

③増額の壁: 毎月の返済が「プラス1.5万円」になっても、家計が赤字にならないか?
🟢生活費+返済額+1.5万円<月収
🔴生活費+返済額+1.5万円>月収⚠️

【例】現在の毎月の7万円の返済額
 8.5万円になっても、月収に収まりますか?

すべてにチェックがつかない場合は、今すぐ
次の「防衛策」に切り替える必要があります。


今日からできる唯一の防衛策
「差額積立」と「守りの借り換え」

家計の不安を解消するために、
今日からできる3つのステップ
具体的にお伝えします。

STEP 1:メンタル最強の「差額積立」

もし現在、変動金利を選んでいるなら、
今日から「固定金利を選んだつもり」で生活しましょう。

やり方: 今の返済額と、固定金利を選んだ場合の差額(例:月1.5万円)を、「住宅ローン専用口座」に、自動積立します。

👉積立定期預金口座を利用するか、
今メインで使っていない普通預金口座があれば、
そちらを「住宅ローン専用口座」として
口座振替等で先取り貯蓄するのが便利です。

🟢メリット: 金利が上がっても、その積立金から補填できるため、生活水準を変えずに済みます。
🔴デメリット: 今使えるお金が減ること。
でも、これは将来の自分への「保険料」です。

STEP 2:他行への「借り換え」デッドラインを決める

「金利上がってから考える」では遅すぎます。
👉具体的な数字を持っておきましょう。

基準:
今の銀行の金利が「0.3%〜0.5%」上昇し、かつ他行との金利差が「0.7%〜1.0%以上」開いた時
⏩100万円の諸費用を払ってでも動くべきデッドラインです。

⚠️注意点:
健康状態が悪化すると、新しい銀行の「団信」に通らず、借り換えができなくなるリスクがあります。
👉動くなら「健康なうち」が大原則です。

STEP 3:資産運用(新NISA等)で金利を相殺する

もしも「繰上返済」に回すお金があるなら、
今は新NISA等での運用も検討の余地があります。

考え方: ローン金利が1.5%でも、運用利回りが3%あれば、実質的な負担はマイナスです。

⚠️注意点: 投資は自己責任です。 元本割れのリスクがあるため、必ず「10年以上の長期」で運用できる余剰資金で行ってください。


■ 副業で「収入の柱」を増やす(攻めの防衛)

これが、今の時代に最も有効な
リスクヘッジかもしれません。


金利が上がって月1万円返済が増えるなら、
副業で月1万円稼げば、
金利上昇は無効化できます。


銀行員として多くの家計を見てきましたが、
節約には限界があります


でも、収入を増やすことには夢があります。


ポイ活、メルカリ、
得意を活かしたココナラ、note……
何でも構いません。

「ローンの金利分を稼ぐ」という目標は、
家計を守る大きな力になります。


■ 余裕がある人限定:先手の繰上返済

もし手元に大きな余剰資金があるなら、
繰上返済も有効です。

ただし、注意が必要です!

住宅ローンには
「団体信用生命保険(団信)」があります。 

返済中にもし万が一のことがあった時、
保険がおりて
住宅ローンはゼロになったり
半分になったりします。

言い方が悪いかもしれませんが、

そのお金、急いで返済に回さなくても
チャラになる可能性がある

のに、返しちゃうの?
と言う考えです。


もちろん、利息の支払いは
住宅ローン残高×金利で計算しますから、

繰上げ返済して残高を減らせば
利息の支払いは減る
ので有効な手段です。


判断基準
「直近の健康診断の結果」がオールAで、
当面病気のリスクが低いなら、
繰上返済して利息を削るのは賢い選択です。

逆に、健康に不安があるなら、
手元に現金を残しておく方が
家族を守れるケースもあります。


さいごに

住宅ローンは、
あなたを苦しめるためのものではありません。


家族の笑顔を守る「器」を買うための手段です。


まずは銀行のマイページにログインして、

今の正確な金利と残高を確認することから
始めてみませんか?


あなたの家計に合った「正解」は、
あなたの中にしかありません。


一緒に、賢く
この時代を乗り越えていきましょう! 

ローンの数字に怯えて、
今の生活の幸せを捨てないで

まずは「返済予定表」を広げることから始めよう!

いいなと思ったら応援しよう!

とりっぴ先生@AI副業note|お金と学び よろしければ応援お願いします! いただいたチップはクリエイターとしてのAI課金やnote記事代、副業軍資金に使わせていただきます!

この記事は noteマネー にピックアップされました

noteマネーのバナー