中国の南の農村の春節
今年の春節は厦門の友人夫婦の実家でとても春節らしい春節を過ごした。
農村の春節1
最初の二日は奥さんの実家。
近くに川があり、のんびりしたところだ







十二支が並んでいる村自慢の寺があり、奥さんのお父さんはこの寺建立のために尽力したとか。

なんか村人から寺建立のためにかき集めたお金を組織が管理して悪用とか。それに対してお父さんがんばったとかで、賄賂も受け取らなかったとか。確かに村の名士顔してるお父さんだなと思った。
寺は村の面子がかかってるとかで、どこも派手。
お父さんに寺はどうかと聞かれ、私は「派手ですね」と言ったが、友だちは「綺麗だと言ってる」と通訳していた笑

他の村も面子をかけてるだけあって中国の寺は派手だ。

友だち曰く、奥さんの家は温かい家庭で、義父母どちらも尊敬できるし、好きなようだ。ただお母さんは普段料理をしないので、今回の春節で「燃え尽きてしまった」らしい笑
手料理ではないんだろうが、この魚のつまみみたいなのは美味しくて、お粥によく合って美味しかった。


奥さんの新婚妹夫婦と河原で花火もした。

花火は環境汚染になるから、田舎でも近年は禁止とされているが、けっこう関係なくみんな朝から晩までやってる。
なんかそれ素人花火じゃないだろってのまでやるし。終わった後の花火とか河原にそのまま放置が気になったが、聞いたら政府が片付けるとか。

この辺が日本とちがうから、日本でゴミ放置の観光客もいるのかなと思ったり。
農村の春節2
奥さんの実家のあとは、旦那さん(私の友人)の実家。
奥さんのお母さんは温かい人だが料理は下手で、友人のお母さんは口は悪いが料理はうまいと聞いていたが、料理が本当に上手い! ※方言だし口の悪さは知らん笑
なんか実家の改装のことで姑に口出しされ嫁怒るみたいな事態も発生してたが、とにかくお母さんの料理がおいしくて感激した。

この左上のがとにかく美味しい! 卵と粉のなんか。ほんのりコーンの味もするけど入ってないらしい。友人の大好物でもある。しかもこの田舎でしか食べれないとかで、名称も方言だから中国人でもわからないとか。



村の親戚大集合
奥さんの妹夫婦が親戚20人を招いての食事会まで参加。
若いながらも親戚付き合いをしようと涙ぐましい努力をしているらしい。
妹夫婦も廈門に家があるらしく、まずは村のみんなで新居見学。その後海が見たいという親戚全員大移動。


二、三年前から台湾領の金門島に向けて廈門から橋を作ってるらしい。
本当に近い台湾の島。
誰も店の場所を知らなくて集団迷子になり、40分歩いてやっと店に到着。
めっちゃぎゅうぎゅうで円卓に座る。
もうみんなお腹空きすぎて、乾杯もそこそこにひたすら飯にがっつく。

これがまたどれも美味しいが、最初の頃私も写真も忘れて食べ続けるほど空腹。




ワインが美味しくてもっと飲みたいが、中国ルールで主賓が乾杯の音頭をとったら飲める。

ひたすら名士顔のお父さんに念を送るが、隣のお父さんたちも察して乾杯。しまいには私も自ら乾杯の音頭を取り始める。※「新年快乐」と「新婚快乐」ぐらいしか言えないが。
あと親戚の中でも声が大きくてガハハ笑いの姉さん(奥さんの叔母さん)にシンパシーをお互い感じて仲良くなり、その姉さんと乾杯!
夜の海を彷徨う謎の親戚大移動もいい思い出となった。
同級生新年会にも参加
さらに奥さんの同級生が集まるホームパーティーにも参加させてもらったが、これがまあ料理がプロ並み!


好物のカキもたくさん食べれて、本当に食べ過ぎた。



ちなみに友人実家で与えてもらった部屋がなんか妙に落ち着いた。

「ベッドはないし、物置になってる部屋」と言われたが、なんか日本人には妙に落ち着くんだよなー。
夫婦の実家は福建省の漳州市にあり、そこの南靖は世界遺産の福建土楼で有名なところだ。去年の夏に訪ねて気に入ったので、今回、冬にも訪ねたが、やっぱりいいところだった。
そしてここから車で1時間半、夫婦が普段暮らす厦門の家へ。
春節も一週間ほど過ぎ、都会には人が戻ってきている。


夫婦も仕事始めというので、私も一人でぶらぶらする予定だった……が、この後とんでもない事態になる。
夜半の嘔吐
その夜は、出前の羊麺を食べた。

そして早々に寝たが、なんだかやけに気持ち悪い。
そして0時から一回目の嘔吐。ゲロなんて吐くのは本当に久しぶりである。しかもその後朝6時まで計四回の嘔吐。一時間半起きぐらいに吐くので眠れないし、本当につらかった。肉をまるごと吐き出したし、明らかに原因は肉だった。
幸い、私は全部吐き出したせいか、熱は出なかったが、同じものを食べた奥さんは発熱。知らなかったが、夜中に3時からやはり三回吐いたらしい。
その日は奥さんは仕事を休み、私と共に寝込んでいた。
そして夜に友人に連れられ、奥さんと共に病院へ。

幸い、その頃には私はだいぶ元気だったが、翌日のフライトがあるので、脱水症状になってたら困るから点滴しようと思った。
しかし点滴は不要。薬だけもらった。
愛妻が苦しんだ友人は激怒。店に電話するも、証拠がないととぼけられる。
病院の帰りに派出所に行ったが、やはりここでも証拠がないと。
しかもウイグル人の店なので、あまり大事にできないらしい。さらには出前のため住所が知られているので報復の危険もあると。
まあ、何にしてもひどいめにあった。病院代は3000円ぐらいだったが、この後のマレーシアでおいしいもの食べれなかったらどうしてくれるんじゃ!
でも若い奥さんより驚くほど回復が速い私は、やはり健康で元気なんだな……。
何にしても、胃がよくなって食べれたお粥のありがたさよ。

こういうこともあったからこそ、春節のごちそうをおいしく食べれたこと、健康のありがたみもよくわかったというわけである。
最後は友人数年ぶりの男の料理。

奥さんのリクエストのチャーハン。奥さん大喜び。
終わりはやはり夫婦円満、何はともあれ一家団欒の中国の春節を満喫させてもらったのであった。
