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「勝つこと」と「負けないこと」

私は、もともと勝ち気ではない。

人と比べられるのも苦手だし、競い合うことにもあまり魅力を感じない。
「なぜ、そこまでして勝ち負けにエネルギーを使うのだろう?」
そんなふうに、一歩引いたところから見てしまうことが多い。

でも、不思議なことに「負ける」のは好きではない。
ここでいう負けるとは、人に負けることではない。
昨日の自分に負けること。 諦めること。 「もういいや」と、自分の可能性を閉じてしまうこと。
それは悔しい。

だから私は、誰かに勝ちたいのではなく、自分が折れないことを大切にしている。
私が好きなのは、そんな物語だ。
昔の映画では『ロッキー』、特に『ロッキー4』が好きだ。
もちろん『プリティ・ウーマン』や『摩天楼はバラ色に』のような逆転劇にも心を動かされる。
最初から強い主人公ではなく、何度も壁にぶつかりながら、それでも立ち上がる姿に惹かれる。

勝つことよりも、負けないこと。
人生は、誰かとの勝負より、自分との対話のほうがずっと長い。

だから今日も、自分にだけは負けないでいたい。
それが、私の思う「強さ」なのかもしれない。

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