わたしと子どもをつないだ音楽とピアノの物語
こんにちは!
毎日暑いですが、体調はいかがですか?
今日は、私にとって大切な
「音楽」の話を。
あなたにとって、音楽とはどんな存在ですか?
私は幼稚園の年中から高校生まで
ずっとピアノを習っていました。
その経験は思いがけない形で
教員という仕事に大きく影響したのです。
小さな自慢と忘れられない伴奏
自分の小中学校時代の音楽会では
毎年ピアノ伴奏を担当してきました。
不思議なことに「必死に練習した」という記憶はあまりなく
自然と弾けることが多かったのです。
きっと、少しだけ向いていたのだと思います。
特に印象に残っているのは
小5で弾いた「君をのせて」と
中2で弾いた「時の旅人」。
特に時の旅人は今では弾けないくらい難しい曲だっただけに
心に強く残っています。
(これはめっちゃ練習して仕上がりも本番ギリギリだった…)
教員として音楽を届ける
初任校では低学年の音楽専科がいなかったため
担任が授業を担当しました。
私は絶対にラジカセを使わず
オルガンを弾きながら授業を進めていました。
「ホール・ニュー・ワールド」を奏でると
子どもたちは自然と鍵盤ハーモニカを取り出す。
また同じ曲を弾くと
今度はしまい始める。
指示なんてしなくても
音に合わせて子どもたちが動き出すのです。
これは学級経営の一つでした。
2年生で「人形の夢と目覚め」を扱ったとき
試しにピアノで演奏して聴かせたことがあります。
すると、ある男の子が一言。
「先生、これ“お風呂がわきました”の曲じゃない?」
私一人が大爆笑。
他の子たちはぽかーんとしていました。
あのときのほんわかした空気感は今でも忘れられません。
ピアノがつなぐ特別な瞬間
音楽は学校生活のあらゆる場面に登場しました。
人形劇の劇中歌を耳コピで演奏したり、
PTA合唱祭、学芸会、職員合奏…。
弾けると知れれば、自然と仕事はまわってきます。
そして、忘れられないのが。
担任と子どもたちだけで行った卒業式の練習で
「旅立ちの日に」を弾いたとき。
子どもたちが全力で歌い上げる姿に
ピアノを通して心が伝わってきました。
「あ、今日は力を抜いてるな」
「今日は心を入れ替えてきたな」
子どもたちの思いは声にのせて私のメロディーに重なり合い
直接の言葉にしなくても
一瞬で伝わってくるのです。
弱音の裏にある努力
ただ、ここで伝えておきたいことがあります。
私は決して天才型ではなく、どちらかと言えば努力型。
行事前は早朝に学校へ行き
体育館のピアノで練習。
夫が休みの日は、夜遅くまで鍵盤に向かうこともありました。
そんな姿は
子どもたちも同僚もほとんど知らないまま。
仕事は「楽してできるもの」ではない。
一生懸命やって結果を出すからこそ
周囲の信用を得られる。
音楽を通して、そのことを改めて実感してきました。
最後に
人にはそれぞれ「得意なこと」があります。
できないことに悩むのではなく
できることをコツコツ積み重ねていく。
私にとってそれが「ピアノ」であり、音楽だった。
そして
その音楽が子どもたちと私を深くつなぎ
数え切れない感動や空間を運んできてくれたのです。
あなたにとっての「得意なこと」は何ですか?
それを大切に育てていけば
きっと人生のどこかで大きな力になるはずです。
