巨大海蛇に会いに。Huang Yong Ping (黄永砅)《Serpent d’Océan》 / Saint-Brévin-les-Pins・フランス
こんにちは。
パリを後にし、ナント(Nantes)へ向かいます。

その前にちょっと足を伸ばしてサン=ブルヴァン=レ=パン(Saint-Brévin-les-Pins)へ。

地図にピンを立ててから何年経っただろう。
中国出身の現代美術家、ホワン・ヨンピン(Huang Yong Ping ・黄永砅)の海蛇《Serpent d’Océan》 がロワール川にいるのだ。

機嫌よくN171を走ってたら、ん?視線を感じる。
ベルーガちゃん!!!!!!!飛行中のベルーガに偶然会えるなんて!ベルーガはエアバス製航空機のパーツを輸送するシロイルカな貨物機。

目の前でグルリと旋回してくれて、サン=ナゼール・モントワール空港に着陸していった。

(記事「世界最大のボーイング社エバレット工場 とエアフォースワンが見られる航空博物館/ シアトル①」)
あっ、確かサン=ナゼールにエアバスの工場あったよな!エアバス=トゥールーズしか頭になかった…うわーん迂闊。工場見学したい!「こうなったらフランス語で頼み込んでもらおう」と思い、ホテル帰ってお願いしたけど予約できず。そうよね…また来るわ!絶対。

ベルーガちゃーん、とブツブツ呟きながらサン=ナゼール橋を渡り、今度は海蛇ちゃーん。

ホワン・ヨンピンの海蛇《Serpent d’Océan》。

やっと会えた。

ホワン・ヨンピン:1954年中国の厦門に生まれる。文化的多様性を主張しダダイズムに触発され、中国人アーティスト集団「Xiamen Dada」を設立。1989年の天安門事件後中国を離れフランスへ。1999年にはフランス国籍を取得。2019年10月21日他界。

頭は満潮限界に、尻尾は干潮限界に位置するアルミニウム製の巨大海蛇。
大西洋に注ぐロワール川の河口で、サン=ナゼール橋を見つめ

尻尾は大西洋を想い、

潮と戯れ、風と話し、

無邪気にワンコと遊んでいました。

時と共に少しづつ海の生き物たちと同化していくんだろうな。

強くしなやかなエネルギーを感じました。でもちょっと寂しそうだった。

ホワン・ヨンピンは、2012年オーストラリアのQueensland Art Galleryへ、

そして2016年のパリのグラン・パレでのインスタレーションでも巨大蛇を制作しています。

ああ、2010年にモナコ海洋博物館のために制作した、タコとイカのハイブリッド 《Wu Zei》も思い出されます。


海蛇は2012年からロワール川にいます。
全長130mの海蛇は静かにゆったりと在りました。

