宇宙人みしまの観察日記03「あいまい」って、テキトーじゃないんかい。
🛸やほ〜!観察日記へようこそ。
感覚ズレてんの?
それ、仕様です(宇宙的センサー標準装備)。
ここは、宇宙人みしまが地球で出くわした
「もやっ」と「なにそれ!?」を、
ちょっと斜め上からツッコんだり、
かみしめたりする記録帳📡
さてさて。
地球の暮らし、
だいぶ慣れてきたつもりだったんだけど…
**“あいまい”**って言葉、いまだによくわからんね。
昔ね、ある地球人にこう言われたんよ。
「みしまって、システマチックだよね~」
ん? ほめてんの?え? ありがと?
って一瞬浮かれかけたら、
あとからジワる空気感で察する。
ようするに、
「考えすぎじゃない?」「もっと肩の力抜きなよ〜」
ってことらしい。
いや、それならそう言って!?
で、また別の日。
地球人Rと話してたときに、
またその系のワードが出てくるわけ。
地球人R:
「もっと、あいまいでいいと思うよ〜」
みしま:
「それってさ、“どっちでもいい”ってこと?」
(←やや警戒)
だってさ、みしまの母星じゃ
「あいまい」って言ったら、
たいてい「スルー」「関心なし」「放置のお知らせ」
なんだよね。
つまり、けっこう冷たい印象。
けど地球人Rは、それを否定して
いい声でこう言った。
「“あいまい”って、
“どうでもいい”って意味じゃないんだよ。
きっちり決めすぎると
疲れちゃうことってあるでしょ?
だから“余白”があるとラクなんだよ〜。」
“余白”。
なんて地球っぽいワード…!
みしまの星にも一応あるけど、
あくまで計算されたゆとりの話。
「ここには3.6秒の沈黙スペースを配置」
みたいな、そんなやつ。
でも地球の“余白”は、なんかもっとフワッとしてて、
感覚的で、ちょっとあったかくて、
なにより「信頼」ってニュアンスもあるらしい。
まじか。
みしま:
「でもさ、“また連絡するね”って…
いつ? 明日? 来週? 来ないかもじゃん?」
地球人R:
「“またね”って言葉はさ、
“ここで終わりたくない”って気持ちの
サインでもあるんだよ。
“いつかまた会える”って、余韻残す言葉なんだ。」
──焼き魚の余韻みたいな言い方すな。
でもまぁ、言いたいことはなんとなく伝わった。
**“あいまい=いい加減”**じゃなくて、
**“あいまい=ちゃんと信じてるから、
今は決めない”**ってこともあるんだね。
📓《観察ログまとめ》
・みしま的には「決める」=安心の仕組み
・地球人R的には「あいまい」=信頼と余白のしるし
・「あいまい」と「無責任」は、
似てるけど、全然ちがう
で、話の最後に地球人Rがふっとつぶやいた。
「みしまが“仕組み”を求めるのは、
ちゃんと考えてるからだと思う。
でも“わからないまま”が楽な人もいる。
違いはするけど、どっちも大事なんだよ。」
──やだ、今日のR、やけにイケメン。
📡《通信ログ:はなまるこ宛》
はなまるこへ報告。
「あいまい」って、放置じゃなかったわ。
この星の“余白文化”、思ってたより悪くない。
むしろちょっと、やさしさ入ってる説ある。
…って思った矢先にさ。
こないだの窓のリフォームの件。
「また連絡しますね〜」って言われて、
ちゃんと待ってたんだよ、みしま。
連絡帳にもメモした。
スマホのカレンダーにも打った。
──結果。
ほんとに忘れられてた。
それが“あいまいの落とし穴”ってやつかーーーッ!
あなどれんな、地球人…。
みしまより。
