自分の人生は自分で選択できる | ビジネススクール振り返り①
ビジネススクールの2年間を振り返って、もし「いちばん心に刺さった言葉は?」と聞かれたら、迷わずこれを挙げる。
一般社団法人ハッシャダイソーシャルの三浦宗一郎さんが、授業の中でさらっと投げかけた一言
「自分の人生は、自分で選択できるから頑張ろうぜ」
一見すると、ビジネスのフレームワークでも、経営理論でもない。でも、これまでの自分の人生、そしてこれからの人生を考えるうえで、すごく響く言葉だった。
だからこの気持ちを、noteにも残しておきたいと思った。
三浦さんは、ハッシャダイソーシャルで「Choose Your Life」を掲げ、すべての若者が、自分の人生を自分で選択できる社会を目指している。
向き合っているのは「選択格差」という課題だ。
生まれ育った家庭環境や周囲の状況によって、そもそも選べる選択肢の数や質が大きく変わってしまう現実。
やりたいこと以前に、そんな選択肢があることすら知らないそんな選べなさと、真正面から向き合っている。
話を聞きながら、自然と自分自身の過去に思いが重なった。
私は大学卒業後、自衛隊に入った。
当時の自分にとって、自衛隊はほぼ唯一の選択肢だった。他の道を知らなかったし、知ろうともしていなかった。
どこか閉ざされた世界にいるような感覚。
その中にいることが当たり前で、疑問すら持たなかった。
でも、自衛隊を出てはじめて気づいた。
自衛隊も、数ある選択肢のひとつだったんだということに。
組織を離れたことで、人生の選択肢が一気に広がった感覚があった。
それは不安と同時に、確かな自由でもあった。
授業を聞きながら、こんなことを考えていた。
選択肢があることを知ったうえで、自分で考えて、自分で決めて、その道を選ぶ。
そのプロセスそのものが、人の幸福感につながるのではないか、と。
そしてもう一つ。
自分が歩んできた経験を人に伝えることで、こういう道もあるという選択肢を、誰かに手渡すこともできるのではないか。
そんなことも、自分にはできるかもしれない、と。
授業の中で、三浦さんはこんな言葉も口にしていた。
「まずはやってみる。身銭を切らなきゃ始まらない」
「始める理由は、非合理的でいい」
とても、かっこよかった。
世の中には、こんな言葉を、こんなに自然体で語れる人がいるのか、と。
高校、大学、そして社会人生活。
気づけば20年以上が経っていて、物事をきれいにまとめることに慣れてしまった自分がいた。
今いる世界が当たり前だと思い、やる前から無意識でリスクを考え、ブレーキをかけてしまう。
三浦さんの話は、そんな自分の姿を、静かに照らし出してくれた。
授業後、三浦さんたちの活動を記録した『人生は選べる Choose Your Life——「ハッシャダイソーシャル」1500日の記録』という本を手に取って読んだ。
読み終えた頃には、この人たちのことが、すっかり好きになっていた。
そして同時に、
自分自身の人生は、もっと自ら切り開いていきたい
その過程で、何かを自分なりの言葉で、誰かに伝えていきたい
そんな思いが、以前よりもはっきりと胸の中に残った。
自分の人生は、自分で選べる。
だからこそ、頑張ろうぜ。
今の自分にとって、この言葉は、
これから先の選択に迷ったとき、何度も立ち返る原点になりそうだ。
ビジネススクールで話を聞くことができて、本当によかった。
