夢はまだ君の想像の外側「舞いあがれ!」感想
とても良かった朝ドラが最終回となりました。
俳優さんたちの演技はもちろん良かったのですが、感動ポイントについてぜひ言いたくなってPCに向かいました。主人公の「夢」の叶え方についてです。
「舞いあがれ」の詳細は下記リンクをご参照ください。
主人公の舞は、「パイロットになりたい」という夢を叶えるため大学を途中でやめてまで航空学校に入学、そこで多くの試練を仲間と共に乗り越える話、と思いきや……。
パイロットの資格取得後、リーマンショックと父の急逝。親の経営していた「ネジ工場」を手伝い始めるという展開。それは一時的なものかと思いきや……。
「自社のネジを飛行機の部品に」という父の夢も叶えかけ、仕事で独立したりもします。でも、「パイロットになるという夢はどこへ?」とずっと思いながら見ていました。
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3月に入ってからの急展開でしょうか。
大学時の先輩が開発する「飛ぶクルマ」事業に参画し、多くの工場や企業をつなぎ、その「飛ぶクルマ」の部品に自社製品のネジを使い、最初のフライトで自分がパイロットになるという、「父の夢」と「自分の夢」をどちらも叶えた最終回となりました。(設定は2026年)
朝ドラは、女性が未知の世界の開拓をするとか、夢に向かって一直線という話が王道のように感じます。
でも私は「普通の人」が主人公の話が大好きです。
「女性がジャンボ機のパイロットになる」という話でも、もちろん面白かったはず。でもそれでは「所詮ドラマだもん」という目で見てしまい、ごく普通の人間である自分と重ね合わせて見ることが、私にはできなかったと思います。
主人公の舞は、「ほんの僅か未来」に、なんかちょっと届きそうな夢を叶えてくれました。(そして、それはまだ最初の目的地と名言している)
舞が子供の頃、あるいはパイロットになりたいと思っていた大学生の頃、「飛ぶクルマ」を操縦したいなんて夢を言う一般の若者はいたでしょうか。
今の若い方や、子供に、大声で言いたい。
「あなたの夢は、まだあなたの想像の外にあるよ!」
子供のころから〇〇になりたいと願って、努力して叶える人はもちろん素晴らしいです。
でも憧れの職業に実際就けるのは「一握りの人だけ」と思う時もあります。
たとえば、大谷選手に憧れてどんなに努力しても、多くの人は同じようにはいきません。だから「野球は趣味として続けよう」「野球に関する他の仕事をしよう」と考える人は多いだろうし、その道が「現実的」です。
でもその「現実」という言葉は「夢を諦めた」ようにも聞こえてしまいます。
ところが、その「現実」=「夢の実現」であったという最終回に胸が熱くなりました。
「今、憧れている職業」に就けたかどうかではなく、その「今はない職業」で夢を叶えた、のです。
想像の外側にも夢は果てしなく広がっていることを気づかせてくれるドラマだったと思っています。
今ある仕事のほとんどがAIに取って代わられて、という話は何年も前から言われています。今の子供たちが将来就く仕事は、今ない仕事なのだと言われています。(数年前の本ですが、以下のような本が好きです)
私は「先が長い」という年齢ではありませんが、子供たちには「選択肢は想像の外に山ほどあるよ」と言い続けていきたいです。
そんな風に思えた朝ドラでした。
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