仕事ができる人が見えないところで必ずしていること
一掛け二掛け三掛けて、仕掛けて○して日が暮れて、橋の欄干腰下ろし、遥か向こうを眺むれば、この世はつらい事ばかり、片手に線香、花を持ち、おっさん、おっさん何処行くの?アタシは必殺仕事人・中村主水と申します。
さて、今日は、仕事ができる人って、どんなことをしているんだろう?そんな疑問を抱えながら、安達裕哉さんの著書「仕事ができる人が見えないところで必ずしていること」を読んでみました。安達さんは元々コンサルタントとして、これまでに1万人以上のビジネスパーソンと向き合ってきた方だそうです。この本には、仕事ができる人が共通して「見えないところで必ずしていること」がまとめられています。
仕事ができない人の悩み
まず、仕事仲間や部下を見てきて一番思っていることは、仕事ができない人は「(考えてばかりいて)やってみない」です。確かに、新卒で会社に入ったばかりの人は、「仕事頑張りたい!」「できる人になりたい!」と強く思っていても、日々の業務をこなすだけで精一杯になっているので仕方ない部分もあります。しかし、それでも「やってみたい」と思うだけで終わってしまう人と、「やってみた」という行動を起こしている人の間に、大きな違いがあるのですね。
「仕事ができる」の定義
この本を読んで、「仕事ができる人」と、一見仕事ができそうに見える「できる風な人」は違うんだと知りました。本当に仕事ができる人というのは、一時的な成果を出すだけでなく、継続的に成果を出し続け、周りから信頼を得ている人です。彼らは、表面からは見えないところで、実は特別なことを必ずしているんです。それは、小手先のテクニックではなく、その人の根本的な考え方や行動の仕方の違いから生まれていると書かれていました。具体的には、実行力、決断力、コミュニケーション力、考え抜く力、働きかけ力という5つの力が重要です。
仕事が速い人になるには
仕事が速い人になるためには、まず「とりあえずやってみる」という姿勢が非常に大切です。完璧な計画を立ててから動き出すのではなく、まずは行動を起こしてデータを集めることが、成長への近道です。これは、知識をインプットする前に、まずアウトプットから始める「アウトプット中心のスキルアップ」という考え方にも通じます。例えば、英語を話せるようになりたいなら、「英会話教室に入会してみた」とか「アプリを入れて単語を覚え始めた」といった「やってみた」という事実が、具体的なデータとなって次に進む道を示してくれます。会議でも、誰よりも早く自分の案や意見を出す人は、それだけ事前に一生懸命勉強し、準備をしているからこそ、勇気を持って最初に行動できるのです。
信頼される人になるには
信頼される人になるためには、「様々な評価基準がある」という現実を理解することが重要です。会社の中には、成果だけでなく、人間関係や相性といった目に見えない評価基準も存在し、多くの人に認められる人は、そうした多様な基準に幅広く合致しています。だからこそ、「社内営業」も軽視してはいけないのです。また、部下が同じミスを3回繰り返したら、それは上司の責任であるという話には、とても考えさせられます。本来、ミスは仕組みで防ぐべきものであり、それができない上司は「無能」であるとまで書かれています。(先日書いた記事の「とにかく仕組み化」の本にも同様のことが書かれてました。)このことから、仕事ができる人は、他人へ働きかける力の重要性を理解し、ただ指示するだけでなく、再発防止策を講じるなど、根本的な仕組みを考えることが重要なのです。
交渉上手な人になるには
交渉上手になる、つまり自分の意見を効果的に伝え、相手に動いてもらうためには、「相手の価値観に合った要求を作り出す」ことが肝心です。私が説明したつもりでも、相手が内容を理解できなかったり、誤解してしまったり、あるいは理解はできても「やりたくない」と思ってしまうことがあります。特に相手が「やりたくない」と思っている場合、その人の価値観を否定するのではなく、相手の価値観に合致するような頼み方や要求をすることが大切ですね。例えば、子供にサッカーの練習をさせたい時、「これをやればもっと試合で点が取れるようになるよ」と、相手が「やりたい」と思うような目標と結びつけて伝えることで、自ら進んで行動するようになるという例は、私にとって大きなヒントになりました。これは、単なる話術ではなく、相手の状況や関心事を深く考慮する「受け手思考」というコミュニケーションの本質なのです。
まとめ
今回この本を読んで、「仕事ができる人」になるためのヒントは、決して手の届かない特別な能力ではなく、日々の行動や考え方の積み重ねにあると実感しました。まず行動してデータを集める「実行力」、多様な評価基準を理解し、周囲との信頼関係を築く「働きかけ力」、そして相手の価値観を尊重し、効果的に伝える「コミュニケーション力」。これらはどれも、自分自身の意識と努力で変えていけることばかりです。私も、今日からこれらの「見えないところで必ずしていること」を実践し、一歩ずつ成長していきたいと思います。
