AI自動翻訳による多言語対応、への対応 【小説記事編】
5つの記事が翻訳対象になっていました。
翻訳精度は、2つだけ大変残念な点がありました。
でも個人的には悪くないな、という印象です。
翻訳の問題点と対応策
現時点での対象記事は以下の5つ。
いずれも、小説「間宮真の機能的ロココ探偵事務所」シリーズから。
※ロココ様式の探偵事務所で繰り広げられる、優雅でハードボイルドな日常系ミステリーです。
第1話ポンパドゥール夫人の微笑み:ここは板橋元町、EVなし雑居ビル6階
第2話ジャルダンの指輪 前編:開業初日、史上最低の依頼人
第3話メゾン・ヴァルベリィの花:海底宮殿の朝、ロココモダンな1DK
第4話サファイアガラスの腕時計 後編:28年越しの完全計画、貴方の為の人生だから
ショート番外:黒尽くめの男、クリスマスカラー戦略
そう残念な点の一つ目は、前後編、前中後編なのに、前編だけ、後編だけが翻訳された記事があること。
悲しみ。まあ、現時点では翻訳記事が作成されただけで、誰に届いたわけでもないのですが。
それはそれとして「残念だな」という気持ちもまた、致し方ない。
とはいえ、ここは私にコントロールできる領域ではないので、一旦忘れることとしました。
もう一つ残念なこと。
それは主人公「間宮 真(まみや まこと)」の、名前の翻訳揺れです。アチコチで、MakotoとShinが混在しているのです。
そのうえ、同一人物からの同一シーン内での呼び掛けでMakotoと呼び捨てられていたり、Makoto-sanとなっていたり、も混在。
「真」という字が人名で使われる場合、どちらもありえるので、半分は仕方ないのですが……。
小説という媒体で、これはいただけない。
読んでいて名前が違えば、当然、別人と判断する。読み手からすれば、大変混乱し、読書体験を著しく削ぐ。
しかし現時点では、AI自動翻訳をユーザーが弄ることは出来ない。
なので次善の対応策を講じることに、いたしました。
Please note: Due to AI translation, the protagonist's name may inconsistently appear as 'Shin' or 'Makoto'. Please be assured that they refer to the same character, Makoto Mamiya.
ご注意:AI翻訳の都合上、主人公の名前が「シン」または「マコト」と表記される場合がありますが、どちらも同一人物である間宮真(まみや まこと)を指していますのでご安心ください。
「コントロール出来ることはなにか」
私の座右の銘です。
自分にコントロール出来ることと、出来ないことを、早め早めに仕分ける。コントロール出来ないことは、スパッと一旦諦める。出来ることだけやる。とても大事です。
楽しくなったので、ついでにコチラも入れてみました。
Note: This English version is automatically generated by AI. It may not perfectly capture all the subtle nuances of the original Japanese text, but I hope you enjoy the world of the Rococo Detective Agency.
注:この英語版はAIによって自動生成されたものです。日本語原文の微妙なニュアンスを完全に再現できていない可能性がありますが、ロココ探偵社の世界観をお楽しみいただければ幸いです。
だって私が翻訳したわけでもないのに、翻訳ミスを指摘されたら、不快ではないですか。
意外な発見:AI翻訳が輝くハードボイルド文体
さて、それはそれとして。
翻訳、なにやら私の文体との相性が良いのです。
イイ感じなのです。とてもハードボイルド。
一例を提示。
Why was the Rococo Detective born?Makoto Mamiya. Occupation: Detective.
In July 2025, five years after retiring from the Metropolitan Police Department and working at a major investigation firm, I went independent and opened the "Mamiya Detective Agency.
Last September, I reached my target savings for independence.I searched for a property to serve as both my home and office based on "certain conditions.
After the new year, I finalized a lump-sum purchase to lower the running costs of the detective business.Over about half a year, I completed insulation and soundproofing for windows and walls, floor reinforcement, and the installation of a bath, toilet, and wireless LAN.
Everything went according to plan.
……Except for the fact that the office had been renovated into a functional Pompadour style.
ロココ探偵は何故生まれた?
間宮真。職業、探偵。
2025年7月、警視庁を退官してから5年勤めた大手調査事務所から独立し「間宮探偵事務所」を開業する。
目標としていた独立資金が貯まった去年9月。
「とある条件」で探した自宅兼事務所となる物件。
探偵業のランニングコストを下げる為に一括購入する商談が年明けに成立。
約半年かけて、窓及び壁の断熱防音の工事、床補強の工事、風呂トイレ無線LANの設置。
すべて予定通り。
……事務所が、機能的なポンパドゥール様式に改装されたことを除けば。
まあ、だいたい同じですね。
しかし、英語は主語(I)が明確にされるのが特徴。
結果、「自分の足で歩んできた」という主体性が強調されています。
プロセスを、淡々とした事実として述べる印象が強くなる。感情を排したビジネスライクな語り口で、探偵としての「スキのなさ」が表現されます。
要するに何が違うのか。それは、「客観視の強さ」です。
英語は構造上、どうしても「(状況を)観察している私」という視点が入ります。そのため、日本語の「呆然とする感じ」よりも、「不可解な状況を分析している探偵の冷徹な目」が強く出ます。
⇒英語版では間宮のハードボイルド感が増す!
元の日本語が持っていた「計画を完璧に遂行しようとする探偵の姿」が、英語に翻訳されたことで、「無駄な言葉を省き、事実だけで語るハードボイルドな探偵の独白」へと昇華されています。
I went independent
I searched for...
I finalized a lump-sum purchase...
このように、淡々と「自分が何をしたか」という行動の事実を積み重ねる語り口。日本語で省略されていた主語が発生し、リズムを整えていた語順が変化しています。
元々の文章が、そもそも「事実(Fact)の積み重ね」によって状況を描写しているため、英語になると、より硬派な印象に!
⇒間宮は「感情に流されない、計算高い探偵」となり、文章は、ハードボイルド小説(レイモンド・チャンドラーなど)の文体に近づく。
『Functional Rococo』という概念の美学
もう一つ素晴らしい点。
「間宮真の機能的ロココ探偵事務所」
英語に翻訳されると、こうなる。
[Makoto Mamiya's Functional Rococo Detective Agency]
ファンクショナル、ロココ。
さきほどの文章での「機能的ポンパドール様式」は、
ファンクショナル、ポンパドール、スタイル。
響き、とても素敵ではありませんか……!
Functional Rococo:
FとRの音の並びが非常にスムーズです。
何より、「F-R」の頭韻(Alliteration)に近い響きがあり、口に出した時の収まりが抜群です。
Functional Pompadour Style:
「ポンパドール(Pompadour)」という単語自体、フランス語由来の語感で、Pの破裂音(Plosive)が心地よいアクセントになっています。
とても気に入りました!
そして「Functional」です。
現代のプロダクトデザインにおいて「Functional design」と言えば、それはほぼ間違いなく「モダニズム的で、装飾を排したデザイン」を指します。
つまり現在の英語圏の人間は、「機能的(Functional)」という言葉を聞いた瞬間に、頭の中で「グレーや黒の、プラスチックや金属の塊」を想像してしまう呪いにかかっています。
Functional Rococo(機能的ロココ)は、Functional(工業的・無骨・冷徹)という単語を、Rococo(身体的・装飾・情熱)という対極にある単語で「形容」している、「新しい概念」となるのです。
まあ、機能的と装飾(ロココ)は、本来は並列可能です。
機能的とは、「対象が目的を達成するためにいかに適しているか」という効率性だからです。
ロココは、モダニズムデザインでないだけだから。
そもそもの話をするなら、ロココは装飾そのものが機能。
儀礼と寛ぎの機能:社交の場としての最適化(曲面を用いた会話の弾みやすさ、座り心地、視覚的な優雅さが生む余裕)。
人間工学への最適化:あの複雑な曲線は、身体のラインに沿うための当時の「最適解」でした。
しかし、現代のfunctionalにはロココは内包されない。
現代の狭い意味での機能性、モダニズムの定義からは、「ロココの装飾=無駄」と断定されてしまいます。ここが「矛盾が強い」と感じられる最大のポイント。
正直、モダニズムなプロダクトは、人間工学からすると、必ずしも機能的ではないような?と個人的には思っています。モノにはよりますが。
視覚的に緊張を強いる、物理的に硬いから窮屈。
モダニズムなインテリアは、収納とお掃除の効率が上がり、クリーンさもあります。
しかし、それは管理コストの視点であり、お家の居心地には寄与しない要素ではないか、とも思うのです。
モダニズムには、工場のピッキング効率がインテリアに持ち込まれている。
英語版↓
①https://note.com/lucky_marten8203/n/n977c7bc676a2?hl=en-US
②https://note.com/lucky_marten8203/n/na176adc5c2e9?hl=en-US
③https://note.com/lucky_marten8203/n/n4c0442680da0?hl=en-US
④https://note.com/lucky_marten8203/n/n39073742c48c?hl=en-US
⑤https://note.com/lucky_marten8203/n/ncc50cb5500cd?hl=en-US
いいなと思ったら応援しよう!
いつもありがとうございます。読んでいただけて、とても嬉しいです。