「かっちゃんが言うの。助けてあげてって──6歳の次女の中にいる“神さま”の話」
スーパーで買い物中、6歳の次女がぽつりと言った。
「わたしの中には、神さまがいるんだよ」
一瞬、目が点になった。
でもそのあと、じんわりとあたたかいものが広がった。
どうやら“倫理”とか“道徳”とはまだ呼べない、でも確かにそういう何かが、彼女の中にあるらしい。
神様は娘の頭の中に住んでいて、姿は娘と少し似てるけど、もっとやさしい声をしていて、いつも目をつぶって手を合わせているらしい。
その名前は「かっちゃん」。
神様だから、かっちゃん😂名前まであるんか…と正直びっくりした。かっちゃんは、お姉ちゃんがママに叱られている時にはいつも、味方になってあげるように次女に声をかけるらしい。
うちは普段から「自分の頭で考えなさい」と言っている。
親や友達の言うことも参考にしつつ、最後は「自分の中にもし神様がいたらどうする?」と。きっと、そんなふうに伝えてきたからかな。
もし神様が本当にいるとしたら、それはそれぞれの心の中だろうなぁと、私はずっと思っている。そしてもし、悪魔がいるとしたら──それはきっと、人間の“弱さ”のことなんだと思う。子どもたちは、時々、大人が見失った純粋さを思い出させてくれる。“それ”の名前が「かっちゃん」だなんて、愛しすぎる。
宗教も人種も関係ない。
でも、神様はいる気がしてる。
その一部が、娘の中にもある気がした。
それが、ちょっと嬉しかった。
そして──私より宗教っぽくて、ちょっと笑った。
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